ジャンル「ファンタジー」の検索結果
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漆黒の翼を持つ自称・悪魔な吾聞が切り盛りする「純喫茶あくま」。かつて聖職者を志していた澄哉は、そこで吾聞と契約し住み込み店員となった。おそらく恋人関係でもある。そんなある日のこと、吾聞の双子だと言う客が訪れた。純白の翼を持つ彼はプリンアラモードを頬張り、“恋のやり方”を聞く。問い詰められた澄哉は恋心を告白するが、無反応な吾聞の気持ちはわからなくて……。
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復讐に燃える化け狐の秋野は、怪我で蹲っていた所を建設会社の若社長・北斗に拾われた。仇とライバルだという彼を利用し復讐を遂げようとするが、北斗のおおらか過ぎる言動に振り回される。どんなに高飛車な態度で我儘をしても、「最高に可愛い」と撫で回してきて、動揺のあまり耳と尻尾が出てしまう始末。その上、世話をさせてやっている北斗の温もりが心地良くなってきて……。
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元モデルの凛大は、冴えない容姿ながら長身の隣人・黒枝にコンプレックスを刺激されていた。けれど、木訥な彼と過ごす時間は心地良く、徐々に親しみを感じ始める。そんな時、黒枝がまるで別人のような雄の魅力に溢れた顔で男に奉仕するのを見てしまう。実は黒枝は吸血鬼で、栄養補給に精液が必要なのだと言う。まったく信じない凛大だったが、飢えた黒枝に“補給”を求められ!?
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思いきり甘やかされるがよい神さまから見放され没落した松末家。進学費用を自分で工面する破目になった跡取り息子の桂衛は、消えた白蛇さまを探しに裏山の祠へ…。そうして、しきたりに則って土蔵に監禁したのは、赤い髪に緋色の着物…獣じみた、だがとても男前の神、尽壽だった。桂衛だけの神さま――人恋しがりの尽壽に身も心もゆるゆるにされてしまう桂衛。ところがひょっこり白蛇さまが戻ってきて……。
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ある施設で生み出された、人と猫の遺伝子を持つリュリュ。葬るべき対象だったが、殲滅計画を率いたユーリは、密かに彼を連れ出した。健気な仔猫のリュリュが可愛くてならなかった。成長しユーリより逞しくなっても変わらず可愛く、愛しく思っていた。けれど──「ねえ、ご主人さま。俺、もう子供じゃないんだよ?」いつしか、ユーリに注がれる視線に熱が孕むようになって……。
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幼馴染みの槇人と五夏は、普通の学生として学校に通いながらも、術者として仕事を受けている。五夏は穢れを祓い、カミを降ろす。だが槇人は、カミをその身の裡から顕現させる。槇人はオニとも称されるカミ憑きなのだ。そして、そんな彼と並び立ち、鎮められるのは五夏だけ。「喰らい尽くして、誰にも渡したくない」と飢えに衝き動かされ、首筋に歯を立てる槇人を宥めて──。
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遠縁だという東吾に惹かれる理也。彼の役に立ちたいと、謎の修行にも耐えてきた。そんな中、東吾は狐使いで、理也は彼に拾われた狐だと知る。記憶を失った理也を、東吾はずっと見守っていてくれたのだ。いっそう東吾を慕う理也は、狐の力を顕現させて彼と契約したいと願う。なのに、接吻けで東吾から力を分けてもらっても体が熱くなるだけ。こんなにも恋しくて、泣きたくなるほど東吾のものになりたいのに、なかなか契約の徴は現れず……。
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吸血鬼の王に捧げられる花嫁となるはずだった、ヴァンピールのシグルド。しかし宿命に抗い、男として生まれ祓魔師となった。教会の犬として死地に送られ諦観の中で戦っていたある日、ついに吸血鬼の王であるグラーフと出会う。甘美なくちづけで“力”を分け与えられ助けられるも、屈辱だった。シグルドはグラーフを滅しようと追う。そのためだけに生き続けて──!
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花人の花凛は、愛されるとその身に花を咲かせる。皇子・慧英の寵姫となるが、彼は父皇帝によって双子の弟とそれぞれの花人に花を咲かせることを競わされ、勝った方は王位を、負けた方は死を賜ることになっていた。苦悩する慧英に花凛は一途に寄り添う。だが、ふたりが想いを通わせ花凛が蕾を付けた頃、残酷な事実を知らされる。花を咲かせた花人は、やがて枯れ消えるのだと──!
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世界征服を目論む秘密結社のボスを襲名した光煌は、宿敵であり、初恋の相手である魔女っ子戦隊のピンク・雅と対峙するのが楽しみだった。ところが初対戦の日、現れたのは逞しく成長した体をピンクの衣装に包んだ漢!! 光輝は夢破れ激昂する。そして悪の秘密結社と魔女っ娘戦隊との戦いの火蓋は切られた──はずだが、光輝の企みはことごとく失敗し、その度に雅に宥められて!?
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犯した罪を悔い、聖職者としての道を捨てた澄哉は、街を彷徨い不思議な喫茶店に辿り着く。そこで悪魔を自称する店主・吾聞に気に入られ、彼を満足させる“契約”で住み込み店員となった。悲壮な覚悟で犯した罪を告白しても、吾聞は不遜な態度で澄哉を受け止めてくれた。居場所をもらったようで嬉しい澄哉だったが、「いい拾いものをした」とご満悦な吾聞にキスされて……!?
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祖父が遺した邸を訪れた教師の智孝。クローゼットを開けると、そこには可愛い少年・卯太が蹲っていた。彼は座敷童子だと言う。さらに突如現れた美貌の男・桂は、桂男だと言う。なにやら邸とそこに住む者には特殊な役割があり、智孝に継いでほしいらしい。けれど──「俺の花婿さんになって」「私の花嫁にしてやる」と、智孝との婚礼を望むふたりが、あの手この手で迫ってきて!?
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パン屋のホルガーは、毎晩やって来る客の魔法使い・ロテールが気になっていた。無表情で無感情な彼に戸惑うものの、その惨憺たる食生活を聞いて、放っておけなくなる。拒絶するロテールを「親切の押し売りだ!」と説き伏せ食事をさせ、頑固で面倒な奴と思いつつも、せっせと世話を焼いた。そして酔ったロテールが露わにした脆い素顔に、たまらない気持ちになって抱き締め……。
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拉致された皇帝シエラは、両性具有である体を晒されたあげく、館に幽閉されていた。守護者であるはずの神の助けもない。だが神の代わりに、館を襲撃した双子の盗賊ラドとエドに助けられる。権力ではなくシエラ自身を望まれ、二人がかりで愛されて知った悦楽と人の温もり。やがてシエラは、二人を従えて帰還し──!
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攻め入った隣国の兵を退け御武王と名乗った銀狼は、褒美として皇族の花嫁を求めた。異国の神だというものの、狼と契りを交わすことに皇族達は怯えた。そんな中、皇族の末端に連なる瑞宝は、自ら嫁ぐ決意をする。そしてこまやかな気遣いを見せる御武王と、徐々に心を通わせていく。だが夜に現れる彼の影だという男に、獣形である御武王を受け入れるためと、淫らに体を開かれて……。
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異界の杜に迷い込み、美しい白銀の獣と出会った志藤は、突如襲われ、獣を庇って捕らわれてしまう。監禁生活の末に救出され、獣と再会を果たした志藤だったが、仰天することになる。なんとその獣は魔物で、発情し人の姿を取ったのだ。冷たい美貌ながら、志藤にだけは甘えて無邪気な笑顔を見せてくる魔物・シーカリー。そんな彼が好みで、押し倒されるがまま、つがいとなったが……。
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十二年ぶりに帰郷した潮は、初恋の相手・慧と再会する。白狐信仰のある村で、銀髪ゆえに狐神の子と噂されていた潮に慧は屈託なく接してくれた。かつて潮はそんな彼に恋し、拒絶されたのだ。再会した慧を前に潮は、なおも色褪せない恋を自覚する。けれど神子を務める彼は素っ気なく、諦めずに会いに行く潮に、自分を忘れて村を去るなら、一晩だけ好きにしていいとまで言って……。
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善神の眷属クルースニク──淫猥な両性具有で、男の精で飢えを満たす杏理は、悪神の眷属が狙う黒諏三兄弟を守るため、彼らの家に居候していた。杏理を守り、精を捧げる騎士のクリサリスとソリストスもやって来て、共に使命を果たそうとする。けれど、恋着を隠さないソリストスとは対照的に、密かに将来を誓い合ったはずのクリサリスの気持ちが分からず、杏理は不安に陥り……。
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夜ごと仲間を探して啼いていた鵺は、人間に足を射られてしまう。ところがその人間は、痛みと怯えで泣く鵺を連れ帰り、手当てをしてくれた。その人間、寛慶は鵺を厭わなかった。傍に置いて、頭を撫でたりしてくれる。ずっと欲しかった温もりが嬉しくて、鵺は彼の傍にいたいと思い始める。そして、寛慶もまた癒えない寂しさを抱いていると知った鵺は、思わず彼を抱きしめて……。
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六年前に突如体が男でもあり女でもあるものへと変異し、祟りを噂され生まれ育った島を出た白兎。帰郷後、幼なじみの道郎との淫夢に罪悪感を感じていたが、彼に求められ夢中になった。だが、妖しい青年・黒兎に同胞と呼ばれ、快楽に耽る夢を見て不安に苛まれる。やがて白兎は、黒兎が多情多淫の神で自分の中に封じられていると知った。その黒兎が目覚めようとしているらしく……!?
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ガイゼル帝国の圧倒的な武力を前に、制圧されていくラカン神国。兵士のセツは自決しようとしたところを、ガイゼルのヨルクに捕らわれてしまい――「神の人形」。捕虜となった軍医のキールは、武骨で純情なラカン軍の中将シンを誘惑し、籠絡しようとし――「神の愛人」。皇帝のアーシェイドは、神秘的なラカン神国の天子・ミコトを嬲り、蹂躙しようとするが――「神の囲い人」。
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天使長ルシフェルの養い子ノエルは、天使でありながら、黒髪に黒い翼を持って生まれてきた。忌み嫌われるノエルをルシフェルだけが守り、愛してくれる。ルシフェルもまた、無条件に信頼を寄せるノエルに癒されていたのだ。互いが唯一の存在として寄り添っていたが、天使長の権威を損ねるとしてノエルが天界を追われ、翼を折られてしまう。ルシフェルは激怒したあげく──!?
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黒諏家に居候することになった杏理は、善神の眷属クルースニク──両性具有で、生き血と男の精により飢えを癒す存在であった。悪神の眷属クドラクを征する使命をおび、狙われやすい特別な血脈である黒諏家の三兄弟を守るためにやって来たのだ。だが、月齢に影響される体は飢えを覚え始める。長男イシュトに体の秘密を知られてしまうと、貪婪な性欲は抑えきれず……。
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養父である魔法使いの師匠を亡くしたカレルは、ひとりぼっちの寂しさに耐えかね、傍にいてくれる使役を創ろうとする。しかし、現れたのは寝惚けたような全裸の男! 主従契約は交わしたものの、スヴェインと名乗った彼は使役らしからぬ態度でカレルに触れてくる。ご主人様であるカレルを「可愛い」と言い張るのには戸惑うけれど、その温もりに抱かれて眠るのは心地良くて……。
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人と交わり、変化する獣をテーマとするものばかり集めた図書館を手伝う千佳也は、無愛想な利用者の凱が気になって仕方がない。ある日、得体の知れない化け物に変貌した知人に襲われ凱に助けられた千佳也は、彼の異能を目の当たりにする。先祖が喰らった獣神のなれの果てが身の内にいると教えられるが、その「獣」は千佳也の匂いに惹かれ、凱の理性をも危うくさせるらしく……。
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猟奇犯罪専門チームの刑事・ソジュンは、マフィアの幹部であるユーリと愛人関係にあった。被虐的なソジュンとサディズムを隠しもつユーリは、互いの複雑な立場と感情を受け入れ、逢瀬を重ねていた。一方で繁華街で起きた凄惨な殺人事件の捜査に追われるソジュンは、ユーリの助言をもとに犯人に近づいていく。そして犯人の加虐性に気づいたソジュンはある人物と接触し――!?
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北斗サイエンス研究所主任の恭祐は、潔癖で融通のきかない性格。一方、部下の伊永は男前で実力もある人気者。妙に恭祐を慕ってくる彼だが、コンプレックスを刺激されるので気に入らない。ところが、社員旅行で行った神社で不思議な光を浴びてから、恭祐の体に異変が。なぜか、伊永を見ると発情してしまう!? いつの間にか彼を誘惑している自分に気づき、恭祐は愕然とするが――?
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新月の日、発情する体。奇妙な体質を持つ一族の当主・秀士は、自分が幼い頃から従者を務める透に、淡い想いを抱いていた。だが、彼が望む道を諦め、やむなく自分に仕えていること、そして「従者」とは発情した当主の体を慰める為の存在であることを知る。透の未来を奪った上、汚れた役割を押しつけるわけにはいかない。絶望の中、透を従者の任から解放するため、距離をおこうとするが…。
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気位の高いエリアス王太子は、ある時、反逆の濡れ衣を着せられ、塔に幽閉されてしまう。エリアスを陥れたのは――側仕えの騎士、アードルフだった。幼い頃、エリアスに拾われたアードルフは、命を賭けても彼を守ると忠誠を誓ったはずなのに…。鎖につながれたエリアスを待っていたのは、悦楽という名の辱めだった。「ずいぶん長い間、俺はあなたに狂っていたんですよ」仄暗い欲望をぶつけてくるアードルフの裏切りに、エリアスは――?豪華袋とじは、特製ピンナップ&書き下ろし短編小説入り!
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権力者の影武者となる「珠」として造られた葛は、本体の月室藩主の子息・藤爾に代わり、幼い頃より慕う上忍の珀とともに緋垣藩に人質として赴く。藩主の嫡男である緋垣彬匡は、周囲の者に禍を撒くと噂され、恐れられていた。諜報活動を行う葛は、体液から情報を読み取る特殊能力がうまく使えず、焦りを覚える一方、不幸をもたらす己を呪う彬匡の孤独に触れ、惹かれ始めるが……。
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