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「色がないのは私だけだ」
民俗学を専攻する大学院生・葛宗人は、関係を持ってしまった教授から逃げるようにクロード島の町レトへ調査に訪れた。宗人の調査対象は、その土地を護る土地神について。レトを護るのは、ハグロトンボの化身であるトリーテという美しき神だった。トリーテが交わっているところを目にしてしまった宗人は、ひょんなことからトリーテの家に住み、世話役を務めることとなった。銀髪と透けるような白い翅を持つトリーテだが、それには訳があり――。
「白き翅を黒に彩るは」レビュー
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