小説一覧
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行哉とミケーレは、いまだキスにさえ胸が高鳴る甘い恋人同士。地中海のオデリアント王国出身のミケーレは、一年前、行哉が通う大学に留学生としてやってきた。尊大・わがまま・甘えたがり…というやっかいすぎる性格も、世話好きの行哉とはこの上なく相性がいい。…とはいえ甘やかし過ぎたのか、行哉への独占欲は日に日に強くなっている。見境なしのスキンシップはまだしも、『結婚してくれ』だって!?――なんの冗談だ?
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勇魚は母親とともに、横暴な父親に耐えながらの幸薄い人生を送ってきた。やっと父親から解放されて数年後、母親がとびきり優しい男性と再婚することになった。これから本当に幸せになれるんだ!…と、勇魚たちは希望あふれる新生活にすっかり夢見心地。――ところがその甘い夢が、義弟の光貞によって壊されそうになる。苦労ばかりだった母親がようやく得た幸せを守るため、勇魚は光貞の言いなりになることを選ぶが…!?
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自分が花嫁に選ばれなければ、両親が殺されてちゃう!? 大金持ちの小早川俊寛のもとに、花嫁候補として悲愴な決意でやってきた夢空。俊寛は、これまでに数多の花嫁候補をいたぶり、あげく気に入らないと切り捨ててきた悪魔のような男らしい。けれど、夢空はどうしても花嫁に選んでもらわなくてはならないのだ。けなげに意気込む夢空だったが、第一関門の『体の相性診断』で早くもピンチに──!!
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カフェ店員の南波司は元御曹司だ。幼い頃はわがまま放題の暴君だったが、両親の死後は屋敷を追い出され、四畳半のアパートで一人つつましく暮らしている。そんなある日、バイト先のカフェでドラマの撮影が行われた。司は準備中の主演俳優にコーヒーを持っていくことになるが、なんとそこにいたのはかつての下僕・恩田雅也だった。昔と変わらず華やかな美貌の雅也は、過去の鬱憤をはらすかのように司に取り引きを要求して…。下剋上ラブv
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板前修行中の隼人は、料亭の奥座敷にいるアメリカ人のVIP客から名指しで呼びつけられる。何か粗相をしてしまったのかと慌てて駆けつけると、金髪の美青年から「花嫁を迎えにきた」と意味不明なことを言われる。さらに子供の筆跡で書かれた『せいやくしょ』を見せられて、ようやく幼い頃にかわいらしい少年と結婚の約束をしたことを思い出す。けれど、目の前の威風堂々とした美丈夫と記憶の少年は似ても似つかなくて──!?
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長谷部夏樹の、この一週間は最低だった。彼氏にフラれ、勤め始めたばかりの会社が倒産した。恋も仕事も失い、ヤケ酒をあおった翌日、なぜか夏樹はゴージャスなホテルの一室で目覚めた。隣に眠る見知らぬ男に驚きホテルから逃げ出すが、ひょんなことからその男・片山彰悟と再会してしまう。さんざん酔っぱらいの夏樹に絡まれたという彰悟は、尊大な態度で、婚約者のフリをするなら昨夜の蛮行を許してやると言い放ち――!?
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双龍会大槻組三代目組長の妾腹の息子・智哉は、子供のころから折にふれ面倒をみてくれていた父の懐刀の朝倉に、密かに想いを寄せている。そんなある日、以前から体調を崩していた父の訃報を知らされた智哉は、ひとり赴いた斎場で正妻の息子である兄の罠にかかり、組員たちの目の前で朝倉に抱かれることになってしまう。更には組の借金のかたに遊廓へ売られ、男娼にされると聞かされて…!?
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パプリカは、魔法学校で勉強中の落ちこぼれ魔法使い。そんなパプリカが人間界での実習中に出会った友喜は、『魔法』の存在を徹底的に否定する頑固な人間。今回与えられた課題は、彼に魔法を信じさせることらしい。さっそく魔法で"相手を意のままに操れる"『チャームポーション』を作ってみたものの、友喜にハメられてパプリカが飲まされる。すると、友喜からのどんな恥ずかしい命令にも逆らえない体になってしまって…v
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就職浪人中の渚は、まずは内気な性格を直そうとスカウトされたランパブに入店してみる。いざ初日、制服であるランジェリーの露出度にドキドキもじもじしていると、前のバイト先でお世話になった国遠が来店する。ランジェリー会社の御曹司で商品リサーチに来たという国遠は、なぜか渚を個人秘書として雇いたいと熱烈に口説いてくる。応じた渚を待っていたのは、『セクシーランジェリーの効果検証』というエッチな業務で──!?
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学費を自分で稼いで大学に通う水騎は、時間をやりくりして劇団にも参加している。ある日の稽古中、うっかり小道具の大きな絵皿を割ってしまうが、なんとそれは本物の骨董品でしかも借り物だった! 意気消沈して謝罪に出向いた水騎は、この世のものとは思われないほど麗しい美青年・飛竜に迎えられる。そして、絵皿は弁償できないくらい高価な品なので、金ではなく『身体』で払うのはどうかと優しげな様子で提案されて──!?
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ステンドグラスからの光が美しい模様を描くチャペルに、拍手が響く。ホテルのチャペルで結婚式の伴奏をしている夕貴は、練習中に美しい男と出会う。フランスから仕事で来日したという財閥の御曹司・リュカは、夕貴にもっとピアノの勉強をしてみないかと勧めてきた。無名のピアニストである夕貴は戸惑うが、熱心に口説かれてフランス行きを決める。しかし待っていたのは、リュカとひとつ屋根の下のゴージャスな留学生活で――。
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カガヤ石油の御曹司である加賀谷隆明は、砂漠の小国・フサームの新油田を手に入れるため、単身で交渉に乗り込んでいた。しかしフサームの美しき第三王子・シャフィークにやりこめられてしまう。一筋縄ではいかない交渉に苦戦するが、王に気に入られた隆明は王宮への逗留を許される。その夜、昼間とはうってかわった態度で隆明の部屋を訪れたシャフィークは、「抱いてくれないか」と隆明に誘いをかけてきて――!?
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人間界で生活する人外をサポートする会社に入社したのは、幽霊や妖怪などが大の苦手な康太だ。もちろん彼は、自分の入った会社が人外のためのものだとは、夢にも思っていなかった。だけど、入社初日の歓迎会で、自分の上司や同僚の正体が人間ではないと知ってパニックに! 康太に冷たくあたる所長の藍晶だって、どこから見ても超美形な人間なのに、彼の正体も──?
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八尋はなじみのバーで「女王陛下」と呼ばれる程の美貌の持ち主だ。引く手あまたの八尋だが、今は海野という「しもべ」とつきあっている。海野はしもべというよりは王様のように堂々としたいい男で、なにより八尋の扱いを心得ていた。自由と巧いセックス。乾いた二人の関係に満足していた八尋だが、ある日海野に「一緒に暮らしたい」ときりだされ――…。束縛を厭う女王の恋の行方は…?
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五人兄弟の末っ子として生まれた桜子は、女子校に通う十七歳。だけど、彼女の正体は──男だった! 娘が欲しかった母親によって女の子として育てられてきた桜子だが、母親の暴挙はそれだけにとどまらなかった。なんと、ウエディングドレス姿を見たいがために、自分の親友の息子と桜子を結婚させることに!! 偽女子高生・桜子の新妻生活?!
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陽人は、プライベートジェットの新米フライトアテンダント。今回担当するのは、ルーゼンベルグ王国の王子が搭乗するオーナーフライトで、アテンダントは自分一人だけ! 初めて王子と接して緊張しまくりの陽人は、食事サービス中に転びかけ、あろうことか王子の膝の上にすっぽり座ってしまい──!? 空の上はフォーリンラブの聖地!? ドジっ子アテンダントと王子様のぶっ飛びロイヤルラブv
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ふんわり癒し系スマイルの片桐明純は新人コンシェルジュ。お客様の気持ちに寄り添いたいと一生懸命尽くす毎日だけれど、まだまだひよっこ。そんなある日、憧れてやまないVIP客・黒瀬に目をかけられた明純は、こっそり甘~い言葉やプレゼントをいただいてしまう。大人の男の色気たっぷりの黒瀬に、一喜一憂する明純だけれど…。胸が高鳴りっぱなしの、キラキラロマンチックラブv ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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天然でちょいニブの雪久は、サッカー部の後輩の行央にまんまとハメられて『ヴァージニティの誓い』をしてしまう。それは「大学を卒業するまでは誰ともエッチをしない」という、遊びたいさかりの男子にとって過酷な誓いで、「破ろうとしたらどんなバツでも受ける」なんて変なオプション付き。…そのせいで合コンに行くたび、「女の子に鼻の下を伸ばして神聖な誓いを破ろうとしていた」と、行央からおしおきされる羽目に陥って──!?
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栄英が蔵の掃除をしている最中、不思議なことが起きた。自称・百年後の未来から来たという、小説家の洋司が現れたのだ。蔵を取材していたときに洋司は過去に飛ばされたらしいが、そんな話を簡単に信じるわけにはいかない。けれど、鬱陶しいほど人の世話をするのが好きな栄英は洋司を放っておけず、彼をしばらく居候させてやることに。同居を始めた二人の前に、さまざまな問題が起きて──?!
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大学生の諒は、父親の借金が原因で家に帰れなくなった上に、貯金も持ち逃げされて踏んだり蹴ったり。とにかく高給バイトにありつこうと、スカウトされていたモデル事務所を訪ねてみる。内心モデルにはまったく興味がなかった諒だが、社長の面倒見の良さや男気に引き込まれ、気づけばモデルをやってみることに。その上、社長の超豪華マンションに居候!? フェロモン滴る渋メン社長を筆頭に、肉食メンズ百花繚乱のハレムラブv
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超常犯罪を担当する警視庁捜査4課長の能勢頼人は、すらりとした肢体に不似合いな大刀を携える美貌の退魔師。とある事件の捜査中、富士樹海の洞窟で、銀色の鱗に覆われた異形の生物と遭遇したことをきっかけに、捜査4課には矢口大介というルーキーが加わる。大介の今どき珍しいほどの初心さを気に入り、妖艶な手管で翻弄してはほくそ笑む頼人だったが、次第にその純粋さにペースを乱されていき──。
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「お前は私の花嫁だ」ファンドマネージャーの佑人は、大企業の買収阻止のため、100億ドルという巨額の金が必要になってしまう。断られることを承知で、佑人は留学時代からの親友・スレイマンに出資を持ちかけた。アラブの小国の王子である彼は、協力を約束してくれたが、代わりに熱砂の離宮に佑人を閉じ込めてーー。
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天涯孤独の刃太はヤクザが大っ嫌い。両親が闇金で苦労したからだ。世の中は金だ!と思い知った刃太は、自分のルックスを活かせるホストを目指す。ところが、入店早々ナンバーワンとトラブルに。そんな野心たっぷりの刃太に、ホストクラブのオーナー・明王は、「泣かせてやりたくなる」と月百万の愛人契約を持ちかけてきて!? 高額に心が揺れるけれど、実業家の顔をした明王の正体は――…。じゃじゃ馬調教ダイアリーv
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跡取りの座を異母弟に奪われた狩野家の長男・喬一は、腸が煮え返るような日々を送っていた。追い打ちをかけるように、成金の御園家の娘と会うことを祖父から命じられる。ところが、料亭で待っていたのは、嫉妬を感じるほど鮮やかな“王者の風格”を纏った若い男だった。見合いでなかったことに拍子抜けする喬一に男はやたら親しげに酒をすすめ、酔いが回った頃、「嫁となるのはあんたのほうだ」と喬一を奥座敷に連れ込み──…。
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北国ブランドル王国の第三王子・ニコルは、白薔薇を思わせる美貌の青年。最近の密かな悩みは、幼い頃から仕えてくれている側近のランスロットを無性に意識してしまうこと…。そんなある日、旅先の森で『乙女の乳首』という可憐な花を摘み取ったニコルは、魔女を怒らせ呪いをかけられてしまう。それは、夜ごと乳首が疼き、男性のあるものをかけてもらわなければ鎮まらないという破廉恥極まりない呪いで…v
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父親を亡くした槇は、親戚の貿易商の桂木家で育った。その桂木家の主人が昔、槇の母に思いを寄せていたことから、奥方の峰子につらくあたられるも、日々は平穏であった。ある日、桂木家の嫡男・哲が、来日していた独逸人貴族であるヴィクトールを家に招く。日本の文化に興味を持っているヴィクトールに頼まれ、あちこちを案内するうちに、二人の距離は縮まって―――。時代物スイートロマンスv
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村一番の美人を、山で暮らす鬼の花嫁として差し出すよう要求された村人たちは、旅の途中の剣士である紅葉に、花嫁の代わりとして鬼のもとへ行き、その鬼を殺してほしいと頼む。鬼のせいで忌まわしい過去のある紅葉は、村人の依頼をふたつ返事で引き受けた。純白の花嫁衣装に身を包み、シンと名乗る鬼のもとへ嫁いだ紅葉だが、なかなか相手を殺せなくて──。
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幸永が目覚めたのは、泉や神殿があるまったく知らない場所だった。おまけに目の前には巨大な虎! 幸永は虎に「神子」と呼ばれたけれど、いったいそれはなんのことで、自分はどこに来てしまったのだろう? その虎――レイモンドは、人虎族の王だという。そして、人の姿のときの彼は、幸永よりもずっと大きくてたくましいのに年下だ。年下の王様とともに謎の国で暮らすことになって!?
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垣原早馬は、ピザでアルバイトする勤労大学生。今日の配達先は立派な門構えの日本家屋で、注文主の国実はいつも和服でかなり浮世離れした人だ。取っつきにくそうに感じてほとんど話したこともなかったのに、突然『早馬』というのは好きな人と同じ名前だと嬉しそうに話しかけられる。親しくなってみると国実は懐っこくて、年上ながら可愛らしくさえある。そんなある日、配達に訪れた早馬は、部屋で倒れている国実を見つけ──!?
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仕事と家を突然失い困っていた天涯孤独の出海は、自分の母親に昔世話になったという兄弟の家に居候させてもらうことになる。ほぼ初対面で世話になることに気後れする出海に、その男・佳史はとことん優しい。けれど弟の武洋は敵意丸出しで、貧弱で冴えない出海の容姿ことをずけずけと貶してくる。悔しくて腹が立つのに、武洋の肉食獣のように靭やかで男っぽい容姿にどうしようもなく惹きつけられて──!?
見つかりませんでした。