小説一覧
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善臣と幸彦はやっとお互いの気持ちを伝え合い、恋人となった。しかし、幸彦は、ダサくて鈍くさくて、ただのファンだった自分が善臣の隣にいてもいいのだろうか、といつも不安をかかえている。バンド「GNOSIS」のメンバーとして活動している間、二人の関係は秘密。恋人として過ごせるのはわずかな間だけなのに、幸彦は自分に自信がなくて想いを言葉にできない。――引き止めたい、夜を一緒にすごしたいのに…。――天にとどく樹シリーズ3
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善臣と幸彦は、幸せの真っ只中にいる。結婚式を終え、善臣の家の離れでふたりだけの生活をはじめることに。朝の目覚めから隣に大事な人がいるということに戸惑いつつも、言いようのない幸福に満たされている幸彦は、善臣と一生をともに生きていくことを改めて決意し……。一方「GNOSIS」の他のメンバー――光、瀬戸、そして博記は……? それぞれを主人公にした短編も読める、待望の書き下ろし新作! ─────天にとどく樹シリーズ5
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「お前を俺の犬にしてやる」高校に進学した虎次は、代々政治家を輩出している家系のお坊ちゃま。自分に仕え、心も身体も通じ合える“犬”を従えることを夢に見ていた虎次は、目の前に現れたスーツ姿の若い男、つまり担任教師・奥菜雄大を見初め、いきなり宣言した! しかし、当然ながらまったく取り合わない雄大に焦れ、「既成事実」作戦を思い立つ。雄大を薬で眠らせて、保健室のベッドに縛りつけ、いざカラダの関係を……と、雄大のアレを自分のおシリにあてがうが……!?
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世間知らずの天才学者・絢の元にある日、セックス奉仕を仕事とするお世話係の男性が派遣されてきた! 何も知らない絢は、大好きな大型犬の理想にそっくりな和成に感激して、ペットごっこにつきあってほしいと告げる。絢の望みどおりペットになる約束をしてくれる和成。だけれどデートに行ったりHなことをされたりと、まるで恋人のように振るまわれて絢は戸惑う……。ご主人様とペットの関係なのにこんなことするの、おかしいよね?
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若くして天才パティシエとして名高く、しかもその美貌でも人気を集めている青葉。ある日、スイーツの甘い香り漂う青葉の店には似合わない客がやってきた。スーツをびしっと着こなす大男が一人。大企業の社長秘書だという彼・凜太郎は、なぜか青葉を気に入り、ことあるごとに口説いてくる。甘く愛の言葉をつむぐ凜太郎に、はじめは嫌悪感を抱いていたが、不思議とほだされかけてきてしまい……。でも急に押し倒してくる強引な凜太郎のアプローチに青葉は……!?
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石黒家次男の善臣は、苦い失恋のあと荒んだ生活を送っていたが、心の中ではただ一人、自分だけを特別に愛してくれる人を探していた。自らがリーダーをしているバンド「GNOSIS」がいよいよメジャーデビュー! というそんなとき、メンバー募集で入ってきたのは、失恋をした相手・忍に似た柴田幸彦。忍のように優しい面立ちなのに、なぜか善臣にだけ反抗的で、善臣はそれが少し気になっている。しかし、その態度とうらはらな幸彦の一途な想いを徐々に実感してくる善臣は……。 ――――天にとどく樹シリーズ2
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古泉翔太(こいずみしょうた)のお仕事は都議会一格好良い議員・藤崎祐一(ふじさきゆういち)の末席秘書。古泉の朝は先生を起こすことから始まる。そして、毎日一生懸命に雑事をこなす自分をからかって遊ぶのが、藤崎先生のささやかな癒しらしい……。確かに先生のことは尊敬しているけど、古泉はなでなで子犬扱いされることに納得いかないのだ! さらにはキスやらお触りまで……。「僕はペットじゃありません――!!」しかし選挙準備が着々と進む中、平穏(?)だった二人に緊急事態が発生して……!?
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荻原祥25歳、高校教師だ。祥はある日、居酒屋で高校時代の天文部の先輩・嘉山史織に再会した。何度もキスを交わした憧れの史織。ずっと続くものだと思っていたその関係は卒業と同時に途絶えた。だけどまた会えるなんて、まさに運命。赤い糸なんて信じてなかったけど、なんてロマンティック。相変わらずカッコいい史織は、昔みたいに可愛がってくれて、更には同居することに。だけどある日、史織が見合いをしたことを知って……!?
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「素直に好きだよって言えよ、刑事さん?」 偶然バーで出会った男・高倉と一夜を共にした新米刑事の藤枝。だが、高倉は藤枝の捜査対象=極鳳会の裏金を握るインテリ・ヤクザだった!! 高倉は警察の情報を入手するため、藤枝の痴態を映したビデオを盾に脅迫する。その上、なぜか……愛人関係まで強要されて!? 優しく愚痴を聞いてくれて、正直大人の魅力に惹かれてた……だけど、藤枝にだって刑事のプライドがある。身体は快楽に流されたとしても、ヤクザに好きなんて言える訳ないだろっ!!
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事故にあったときに励ましてくれていた「命の恩人」の声は、ゲームの主人公と同じ声! その声を頼りに、単なる高校生の俺・綾瀬颯が、人気声優・菅野天馬のもとにたどり着くけど、恩人だと思ってた彼は、実はキチク……!? エッチな乙女ゲーの台本読みの相手をしろなんて言って、うまく出来ない俺に実践でエロいことしてくる! しかもその様子を録音され、それをタテに言うこと聞けだなんて、そんなイイ声で言われたら、何でも言うこと聞いちゃうんですケド――!
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引っ越した先は、両隣が教会(with優しい神父さん)と寺院(with女装癖のお坊さん)という特殊な環境……!? 新しい学校では、早熟な同級生たちにまだ童貞なのかとからかわれてしまう。そんな俺・八神総太は、神父さんにドキドキしながら性欲について相談をしてみた。気に病むことはないと言いつつ、いきなりキスをしてくる神父さん! 『感じられる』カラダかどうか試してくれるというのだ……!! かと思ったら、お坊さんまで俺にちょっかいかけてくるんですケド! こんなヘンテコ環境で、俺の遅れた性は開発されちゃうの……!?
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「俺を、犬にしてください!」 高校生の哉太が片想いしてるのは、親友のボディーガードの風間。もと警視庁のSPで、180cmを超える長身ながら中性的で美しい顔の風間を、哉太は押し倒してエッチしたい! と思っているのだ。たぎる想いのまま、「つきあってください!」と告白するがあえなく玉砕。じゃあ対等な恋人関係じゃなくてもいいと“犬”に立候補! ご奉仕と称してエッチに持ち込むけれど、逆にいいようにイカされてしまい……。風間って、優しい顔してなんだかキチク!?
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丸の内に本社を構える建設会社営業一課の眞二は、社命でなんと男声合唱団に参加することになった!そこで出会った寒河は年も近く、料理も仕事もデキるイイ男で…。
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善臣と心も身体もつながりあい、幸彦はとても幸せな気分でいた。何のとりえも無い自分を、「GNOSIS」のドラマーとしてみんなが認めてくれ、何より善臣が自分のことを好きだと言ってくれる。しかし、いざ善臣に「ずっと一緒にいて。俺と結婚して」と言われると、俺なんかでいいのかと思ったり、うれしかったり、色んな気持ちがぐるぐるしてしまって――。どうしたらいいのか分からなくなり答えが出せない幸彦に……。──天にとどく樹シリーズ4
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堅実に人生を生きてきた冴えない独身四十男の大黒谷正広(だいこくやまさひろ)は、ふとした事から、ひとまわりも年下で天然のゲイ・西舘(にしだて)ステラの世話をあれこれ焼くハメに! 元モデルで超美形だけど、怠け者のステラの汚部屋を片付けたり、将来を考えろと助言したり……見るに見かねてする事一つ一つに感動するステラに振り回されっぱなしの大黒谷。だが、真面目一筋で生きてきた大黒谷は次第にステラの純真さに惹かれるようになっていって……四十年間生きていて、まさか男を好きになるなんて……!?
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六本木の高級会員制ホストクラブ「プラチナ」。大学生の千晴は借金返済のため、そこで働くことになったが、オーナーでカリスマホストの深墨から「僕と恋をしてみませんか?」と言われ、深墨の恋人になってしまう。百戦錬磨の深墨から初心な身体にオトナの恋愛を教え込まれてゆき、戸惑いながらもその関係に溺れてゆく千晴だったが……。
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売れない俳優だった陽平は、大手映画会社社長の信敬と晴れて恋人同士になり、時代劇俳優として再スタートを切った。ある日陽平のもとに、大ヒット時代劇シリーズのリメイク映画の仕事が舞い込んでくる。思ってもいなかった主演依頼に喜んだ陽平。しかし同棲している信敬は、撮影のためにしばらく離れ離れになってしまうことに難色を示し……。
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19世紀、ウィーン。“優しき美貌の神父”と慕われているマクシミリアンは、凄惨な過去により心を凍らせて生きていた。ある日、郊外で全身の血が抜き取られた死体が見つかり、調査を命じられたマクシミリアンのもとにオズワルドという司教が派遣されてくる。彼の毅然とした優しさと厳しさに、心の檻を溶かされたマクシミリアン。知らず惹かれていくが、思わぬ出来事で彼が闇の眷属――ヴァンパイアであることを知り……。
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大学生の御厨智史は、いとこで保護者の同居人・聖也への恋心を自覚して以来、淫夢にうなされて苦しんでいる。這うような音が頭に響き、蛇のような触手の化け物に身体を弄ばれるのだ――。智史は欲求不満が夢になったのかと不安を覚える。しかし毎夜毎夜おぞましい悦楽に翻弄され続ける智史。ある日、聖也に淫猥な夢に高ぶり乱れた体躯を見られてしまう。その冷淡な瞳で見下されるかと思えば、普段とは違う熱っぽい表情で智史を抱いてくれたのだが……?
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新人アナウンサーの英俊は、料理番組のアシスタントに抜擢された。講師としてやってきたのは、料理学校に勤める花房亮一郎。華麗な身のこなしと少々気障な挨拶で奥様方を虜にする亮一郎だが、実はゲイ。過剰なスキンシップに眉をひそめつつ「俺に下心があるのか」と英俊が問うと、甘い言葉で口説いてくるのと同時に腰を抱かれ、唇を奪われた……! 新人アナウンサーは美形シェフに料理されてしまうのか?
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「───いやらしい身体だな」 なんでこんなことに……。逞しい男の下で巧みな愛撫に翻弄されながら、悠麻は困惑する。浪費がたたり生活に困った大学生の悠麻は、賭け事に手を出して大敗。借金に途方に暮れ、賭場の店長から出された条件は「高級クラブオーナー・伊勢崎を落とせたら支払いを待つ」。男に抱かれるなんて冗談じゃない! だが他に術もなく伊勢崎を訪ねると、不遜な彼になぜか気に入られて貞操の危機!? せめてバックは守りたい!!
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僕にはひみつがある。それはオトコの人が好きだという性癖。石黒(いしぐろ)家に居候することになった僕・高柳忍(たかやなぎしのぶ)が一緒に暮らすのは、美形の三兄弟、長男の和臣(かずおみ)さん・次男の善臣(よしおみ)くん・三男の直樹(なおき)。年下の直樹は、僕に突っかかってきたり、逆にやさしくなったり、僕は戸惑ってしまう……。僕は昔、直樹と何か大切な話をしたんだっけ……? しだいに露わになる石黒家の影と僕自身の過去に向き合いながら、僕は人生を左右する恋に出会い、そして彼とともに生きていく――。
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天狼を父に持つ桂珠は、完全に狼になれない落ちこぼれ。獣人が集まる名門校で、地味な学生生活を送っていた。花嫁探しも兼ねる学園で、いつか素敵な花嫁と出会うことを夢見て――。ある満月の夜、美しい銀狼と出会う。月の光を浴びて神々しく輝く銀狼に、桂珠は魅せられ密かに触れあった。夜が明けて学園がにわかに騒ぎはじめた。見知らぬ銀髪も麗しい美青年が訪れたのだ。「昨夜は失礼した。俺はセリオス。あなたの夫になる男だ」天狼を束ねる一族の御曹司セリオスに、桂珠は結婚を申し込まれて…!?
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由緒正しいお家柄――木下家の禁忌。それは双子の男児が生まれると早死にするということ。それを避けるため女の子として育てられた香桜には、親が決めた婚約者ではない秘密の恋人がいる。香桜が男だと知っても好きになってくれた平凡なサラリーマンの八神は、とても優しくて、でも恥ずかしいこともいっぱい教えてくれた大好きな人。いずれ別れがくると解っていながら期間限定の恋を楽しもうとするけれど、婚約者との結婚式が迫り、悲嘆にくれた香桜は…?
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祝福の鐘が鳴り響く――。ここは教会。なぜか、ウェディングドレスを着たオレ。新郎は姉の会社の社長・西園孝也。オレが大っ嫌いな奴だった。唯一の肉親で、わがままだけど憎めない姉・真由奈の結婚を祝福するつもりでいた。なのに、姉の結婚式ドタキャンで、男のオレが花嫁の「身代わり」に!!? 交代するはずの空港にも姉は姿を見せず、新婚旅行まで連れていかれて…。姉ちゃん、どうにか「初夜」には間に合ってくれ…!! 不本意ながら、男と男で南国ハネムーンv
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性別を偽り、諸国を巡る舞踊団で舞姫として生きる遥華。謎めいた妖艶な美女と噂の遥華が男だという秘密を知るのは舞踊団の仲間のみ。ところが街中で興行していたところ、通りがかりに冷徹な独裁者と悪名高い昴国の王・凱真に見初められ、伽を命じられてしまう。閨で男と知られ死を覚悟したが、凱真は咎めることなく遥華を抱いた。以降、寵姫として王宮に留まることになったばかりか、凱真は遥華を后にすると宴で公言し…!?
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「寵妃として、おまえを後宮に囲う」―――王の愛妾でありながら、政敵のレオンハルトをひそかに想っていたカレル。レオンハルトの戦死を聞き、悲しみを抱え戦場に赴くが、戦のさなか薬で意識を奪われてしまう。敵国の皇子に成り代わっていたレオンハルトに攫われたのだ。囚われたカレルはドレスで着飾られ、憎しみと哀しみを瞳に宿すレオンハルトに、夜ごと抱かれるようになり…!? 男を駆りたてるのは愛か憎しみか―――魅惑のラブロマンス!
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由緒正しいお家柄――木下家の禁忌。それは双子の男の子が生まれると早死にするということ。それを回避するために女の子として育てられた一桃は嫁入り前に期間限定で、婚約者の高野と一緒に暮らすことに。だけど、完璧な女装をしていたにもかかわらず初対面で高野にイキナリ男だと見抜かれてしまう。家の為にもバレてはいけないと一桃は必死に隠そうとするが「むしろ好都合だ」と押し倒されそうになり…!?
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下町の穴子屋「太子屋」三代目の赤江以和(あかえいわ)には同い年の幼なじみがいる。東京中央テレビでアナウンサーを務める「地元の星」日高光至(ひだかこうし)だ。以和の26歳の誕生日が近づいたある日、突然光至が以和に告げた。「確かにおまえは言った。『25になったら俺と結婚する』ってな……期限はとっくに過ぎてる」――何ソレまったく覚えてない!! ……のに今日まで結婚をずっと待っていたという一途(?)な光至に迫られ、押し倒された以和は……!?
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操は悲しみに暮れていた。以前より密かに想いを寄せていた温厚で誠実な親友・小早川が結婚してしまうというのだ。そんな操の元に小早川がやってくる。「花嫁に逃げられてしまったのだが、結婚式を挙げねばならない。同名の操に花嫁の代わりになってほしい」と懇願された。どうかしていると思うものの操はそれを受け入れる。そして初夜、酔った小早川に抱かれてしまう。愛を囁かれても所詮身代わり。操は溢れる涙を止められず……? 愛と野望のドラマティック・ラブ。
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