小説一覧
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勤め先が倒産して社員寮を出ることになった千寛は、最後の給料が未払いになったうえに全財産を紛失した。度重なる不幸に落ち込んでいるなか、仕事と住む場所を紹介してくれるという男と知り合った。誘われるままに職場を見学に行った千寛が見たのは、女性用の下着を身に着けた男性キャストが同性客相手に性的な接待をする光景だ。戸惑う千寛を見初めた廉道という男から、自分の専属キャストになるよう命じられて──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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ウサギ族のコウタにはコンプレックスがある。ピンと立った耳が特徴の仲間の中、自分だけ垂れ耳で、毛色が白く目が赤いのも他者とは違うからだ。その代わり、特別な能力を授かったコウタは、村人から神子と呼ばれ大切にされている。だけど、異端ゆえの孤独を常に感じずにはいられない。しかしある日、コウタの前に創造主が現れたことで孤独な日々は一変して―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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下町の商店街で老舗の万華鏡店を経営する佳月は、再開発計画のために立ち退きを迫られる。しかし、祖父から受け継いだ店を手放すつもりはなく、周囲の店が次々に閉店しても、佳月だけは売却を拒否して店を続けていた。けれど、店の存続を脅かす出来事が相次いだことで、佳月に残された道はひとつとなった。都市開発事業本部のトップである男に躰を差し出し好きにさせれば、店を守ってやると言われていて──。 ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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元子役の未紀哉は、過去の経験から人間嫌いになっていて友人もいない。そんな彼を心配した祖母は家政夫・狩谷を雇う。狩谷は非常に有能な家政夫だがオレ様で、決まった仕事以外は一切せず、互いにギクシャクした関係が続く。ある日、文句を言おうと狩谷の自宅に向かった未紀哉だが、友人としてもてなされ、気がつくと裸になることを命じられていた。なんと狩谷はS? 未紀哉はそのまま…!!
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料理が大の苦手で料理上手な彼女が欲しい冬真は、弟たちに応援されて次々にお見合いパーティーに参加するが、なかなか出会いに恵まれない。そんな彼が十回目に参加したパーティーで偶然にも再会したのは、幼なじみの駿弥だ。泣き虫で可愛くて、いつも冬真が守ってあげていた駿弥。なのに彼は、長身の美形に育っていたうえに、パーティーを主催した会社の社長になっていて──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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脚本家の雪弘がふとしたきっかけで知り合った、トップアイドルの一路と人気俳優の史数。彼らは双子で、見わけがつかないほどそっくりだと言われている。けれど、雪弘はなぜかふたりを見わけることができた。そのせいか、彼らに妙に気に入られたらしい。仕事がら彼らと何度も顔を合わせるうちに、押しの強い双子は、それぞれのやり方でどんどん雪弘との距離を縮めてきて……。 ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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豪商の跡継ぎレオンと伯爵のクロードは親友だ。しかし、クロードに縁談が舞い込み、その友情は終わりに近づいた。爵位のある者にとって身分の低い者との親交は不名誉でしかなく、今のままの関係を続けるのは難しくなるからだ。結婚に対して迷いをみせるクロードに、レオンは縁談を受けるよう説得する。それはすべて、クロードを想う心からで―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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満員電車の中で、高良は人生初の痴漢に遭ってしまう。身動きできない高良を助けてくれたのは、長身のカッコイイ人だ。その人がどうしても気になって、彼の経営するベーカリーに足繁く通うようになる。しかし、売上不振で店を閉めてしまうかもしれないと知り、なんとかしたい高良は神頼みとばかりに神社に行く。でも、そこは恋結びのご利益のあるところで―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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九歳年下の聡介を大事に育ててきた湊。ふたりに血の繋がりはないけれど、聡介は大事な弟だ。なんだか最近、その弟の様子がおかしい。昔からスキンシップが激しかったが、ここ一年は以前にも増して激しくなった。二十歳になったというのに、一緒に風呂に入りたがったり同じベッドで眠りたがる。それだけではない。湊の職場の部下に対する態度が悪すぎる。ここは一度、聡介と腹を割って話そうと思い―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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昼は宝飾店の販売員、夜は女装をしてニューハーフバーで働く瑞貴は、ある日突然、虜囚の身になった。まったく身に覚えがないのに、バーのママが作った借金の連帯保証人になっていたからだ。返済額など持ち合わせない彼は、債権を買い取ったという天堂に躰を使って返済額を稼げと迫られ、まずは品定めさせろと言われてしまう。でも瑞貴には人に知られたくない秘密があり、人前で肌を晒すなんて無理で──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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ホストの玲弥が飢えた野良犬に餌をやった数日後、突然怪しい男が自宅に押しかけてきた。頭の上にふたつの尖った耳、尻には三つ股にわかれたしっぽがはえているその男は、礼をしにきてやった、と偉そうに言った。先日犬だと思い込んで助けたのは、稲荷明神の使いの狐だったのだ。信じられず混乱する玲弥は、いきなり狐に押し倒されてしまい―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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大企業社長の三男悠真は、父親の会社で働きつつ、彼の地位目当ての女性と適当に付き合うような生活をしていた。あるとき突然、父の秘書である新見にマンションの一室に連れていかれた。新事業の責任者に任命され、監視役の新見と同居することになったというのだ。以前から密かに新見のことが好きな悠真は、想いに気づかれたくなくて逃げようとしたけれど…。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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刑事の成吾が事件がらみで知り合った弁護士の姫宮は、美形だけど初対面から馴れ馴れしい、変わった男だ。どこか一線を引いていて、人を寄せつけないところがあるくせに、成吾にはやたらつきまとって好意をぶつけてくる。もう近づくなと突き放そうとした成吾に、姫宮は「会いにくるのをやめる代わりに、一日一回電話をしてほしい」などと言い出して…。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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元ホストの敦史は、家族を支えるために家事と金策と職探しの日々を送っている。弱音を吐ける相手もいなくつらいとき、かつての職場の後輩たちと再会する。自分たちで商売を始めた後輩三人は、敦史を雇ってくれるという。だがそれは、前の職場で裏切り行為を働いた敦史に対する復讐でしかなかった。仕事内容とは、彼らを体で慰め癒すことで……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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七年ぶりに、年下の幼なじみの征司と再会した有。見つめていると赤くなってしまいそうなほど、大人になったスーツ姿の征司はいい男だ。かつて有は、征司から好かれていると思っていた。有が中学時代の征司を男同士の関係に引っ張り込んだとき、彼が応じてくれたからだ。しかしそれは有の独り善がりでしかなく、大学進学を機に征司には縁を切られていて──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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高校三年生の司流のクラスに、臨時の担任がやってきた。日本人とイギリス人のハーフだというカイルは、長身に加えて素晴らしく派手な顔立ちの美形だ。クラス中が美形教師を手放しで歓迎しているなか、学級委員の司流は超俺様男のカイルに翻弄される役回りになってしまう。でも、どことなく父親に似た雰囲気を持つカイルに対し、司流は警戒心を解いていき──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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妹との賭けに負けた歩は、ばっちりメイク、それにウィッグとワンピースで完璧に女装して、お見合いパーティーに参加することになった。会場では男だとバレず、それどころか多くの男性参加者からちやほやされるが、自分が男の姿なら彼らは見向きもしないだろうと次第に落ち込んでいく。歩が帰ろうとしたとき、偶然にも勤め先の社長と出くわしてしまう。彼に素性がバレないよう歩は祈るけれど……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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スランプ中の作家、篠森のもとに、ある日なぞの生き物がやってきた。黒い雨合羽のようなものを身につけ、背中にはミニチュアの箒を背負っている。どう見ても黒猫にしか見えない存在は、小説の続きを書いてほしいと篠森に訴える。そして、目の前で猫から人間へと姿を変え、腹をすかせた篠森のために食事の用意までしてくれた。自分は夢を見ているのだろうか……!?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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唯智は、大学時代に苦手だった軽薄な先輩、木野内と偶然再会した。酔っ払って、おまけに女装している状態で、男性を好きになれないという理由で彼女から婚約を破棄された唯智は、女装すれば婚約者と別れずにすむかもしれないと考えていたのだ。木野内にお持ち帰りされた唯智は、彼に「女の子にしてあげようか」と言われ、そのまま縋るように抱かれてしまい…。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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実家の旅館を立て直すために働く樹生のもとを、かつてニューヨークのホテルでインターンをしていたときに知り合った三人が訪れた。名門貴族、小国の王子、実業家と、まったく住む世界が違う三人だが、樹生をとても可愛がってくれていた。そんな彼らとの再会を喜ぶ気持ちとは裏腹に、多額の借金のせいで身売りしなければならないという悲しみも抱えていて……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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大学を卒業後、病気のために就職できなかった綾人。病気が治り二十八歳になったいま、職探しをする日々を送っている。そんな彼に、世界的に有名なホテルチェーンの求人情報が紹介された。諦め交じりにだめ元で送った書類が通って、なんと日本支社長との面接を受けられることに!しかし、その面接はとんでもないものだった。恋人の有無を聞かれたうえに、全裸になることまで強要されて―!?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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ある事情から広大な農地に囲まれた町に出向になった節は、都会暮らしの今までとはあまりにも違う環境に、引っ越し一日目にしてくじけそうになる。新しい人間関係に不安を抱きはじめたとき、社宅の母屋に人が住んでいるのに気づく。引っ越しの挨拶に母屋へ出向いた節の前に、風呂上がりで半裸の男が現れた。長身で筋肉質な男の身体から目が離せなくなり──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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水瀬は一大ホテルグループの御曹司である黒川の元秘書だ。才能豊かな黒川を水瀬は尊敬していたが、突然、理由も告げずに黒川は会社を辞めてしまった。会社へ戻ってくるよう説得するため、水瀬は黒川が暮らす灼熱の南国へとやってきた。しかし日本で働いていた時とは違い、享楽的な黒川に戸惑いを隠せない。そんな中、ホテルで行われていたパーティーで、水瀬は怪しげな地酒を口にしてしまい――!?
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音大生の志弦は旅先のウィーンから帰国後、いかつい男たちから拉致された。突然のことに怯える志弦だったが、耳に飛び込んできた魅惑的な美声に思わず状況を忘れて聞き惚れてしまう。その声の持ち主は、茂倉組組長の軍司。うっとりしている志弦に戸惑いつつも、軍司が告げたのは志弦が商品のダイヤモンドを盗んだという疑いだった。話をするうち、志弦の白い肌と潤んだ瞳に煽られた軍司に、強引に組み伏せられてーー?
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姉と第二王子の結婚式のために、王家の城に滞在することになったアリステア。そこで出会ったのは、王位継承権第一位のブラッドリー王子だ。銀色の髪とアイスブルーの瞳、見とれるほどに整った容姿の彼を見て、まるで恋に落ちたようにアリステアの胸はドキドキする。でも、自分も彼も男だし、彼はいずれ王になる人物だ。そう考え、自分の気持ちを否定しようとするけれど……。
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アルファウス王国の王子であるアウルは、庶子であり後ろ盾もない身のため王宮では肩身の狭い生活をしていた。そんな日々の心の支えは、秀麗な騎士・ギードとの交流だ。だが成人を迎える直前、アウルは兄である国王により捕らえられ、修道院に幽閉されてしまう。国王は監視役となったギードに、アウルが子をなさないように毎晩精を絞りとるよう命じる。「どうせするなら、愉しみましょう…」ギードはそう言うと、アウルを深い快楽に堕としーー。
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ようやくラスベガスの舞台に立てるようになってきていたマジシャンの尚。そんな時、突然所属プロダクションが倒産し、途方に暮れてしまう。尚に救いの手を差し伸べたのは、ホテルの敏腕経営者として知られるクライブ・カークランド。尚は新しく造る劇場の専属になって欲しいと請われ、研鑽のためとの名目で様々な催しに連れていかれたり高額な服飾品を与えられる一方、しばらくの間ショーに出ることを禁じられてしまい!?
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ローゼンシュタイン王国のローゼントゥルム校に留学中の由宇は、意地悪な養父の企みによって送金を止められてしまう。学費を払えなくなった由宇が学校に残る唯一の道は、『宮廷の薔薇』──王族や貴族たちを自らの体で癒やす宮廷専属の愛奴──として働くことだった。『宮廷の薔薇』になるためには3人の教官による『秘蜜の講義』を受けねばならず、まず最初に適正検査として3人から抱かれることになって……!?
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看護師の律は、担当する入院患者の孫を見てビックリ! 彼は街でストーカー男に絡まれていた律を助けてくれたヤンキー兄ちゃんで…。
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住む家と職を失ってしまった真尋だが、執事の湊だけは側に残ってくれるという。無職の主となってしまった真尋は、湊に出世払いできるのか……!?
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