ジャンル「せつない」の検索結果
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どうしても忘れられない恋──。四年余り経った今でも、京の心を甘苦しく締め付ける、三つ年下の男。駆け出しの建築家だった蓮児は情熱的に京を求めてきた。初めて知る恋の喜びに耽溺すればするほど、恋がもたらす恐怖は大きくなり、京は蓮児の前から逃げ出した。月日が傷を癒やすかと思っていたある日、京が長期出張から帰ってくると、勤める設計事務所は大きく様変わりしていた。そして、今や世界的な建築家になった蓮児がいた──。再会したばかりの社長室で京は再び残酷なほどの悦楽の渦に呑み込まれ…。
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とある理由から金が必要となった渉に、工面できるあてはまったくなかった。弟の修は仕事で成功しているものの、疎遠になっていて借金などできそうにない。困った渉は、一回のデートで五万円もらえるという話に引かれ、秘密のデートクラブへの登録を決めた。緊張しながら足を運んだ客との待ち合わせ場所で、渉は八年振りに修と再会する。なぜか修は、デートクラブのことを知っていて──。
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ある夜、獣医師の睦月のもとに、顔馴染みの営業マンである小鳥遊がやってきた。そして驚くことに、彼には犬耳と尻尾が生えていた! 原因不明だと言う小鳥遊をしばらく家に置くことにした睦月だが、徐々に同居はおかしな方向に。明るい性格だった小鳥遊が塞ぎ込み始めたと思ったら、いきなり襲いかかられてしまう。耳と尻尾が生えた彼には、獣のような性衝動が!? まさか発情期──???
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「んっ…」 生徒たちが作文に取り組む静かな教室──教壇上の心春の唇からかすかな喘ぎがこぼれた。そのおしりには、いやらしく動くピンクローターが入っている。ローターのスイッチは、教室の後ろで優雅に足を組んで授業見学(するふり)をしている理事長の手の中にある。じつは心春は、どんな命令にも絶対服従する契約を理事長と結んでいて──!? ドS理事長に魅入られた、新人教師の桃色ワーキングダイアリーv
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若き王・綜劉が治める旺璃国はようやく内乱が終息しようとしていた。熔雪は幼い頃から綜劉に仕え、その類まれなる才気に心酔している。しかし、熔雪の腹違いの弟が敵に寝返っため、内戦は終結せず、熔雪自身も裏切り者の一族としてこれまでの任を解かれてしまう。そのうえ、丞犬――主の側で物いわずただ侍る犬として仕える屈辱的な役目を命じられ、後宮に入ることになり……。
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ジャズピアニストの弘樹(ひろき)は、唯一の理解者であった姉を突然の事故で亡くした。悲しみにくれるある日、姉の死がマフィアによるものだと知る。復讐の炎を燃やす弘樹は、マフィアの巨大複合企業体(コングロマリット)・マルティーニグループの、冷酷で傲慢な若き総帥・リカルドがオーナーをつとめる豪華客船に乗り込む。しかし、すんでのところで捕らえられてしまった上、リカルドに淫らな尋問を仕掛けられて……。
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神獣・麒麟の一族である白遠には、もうずいぶん長い間、捜し続けているものがあった。それは、いとしい伴侶、蓮双の九つに砕けた魂の欠片だ。九つすべてを集められれば、ふたたび蓮双を抱きしめることができるのだ。八つの欠片を集め、ついに一つを捜すのみとなった白遠の前に現れたのは、声も姿も蓮双とまったく変わらぬ青年だった。しかし、彼は白遠のことをまったく覚えておらず……。
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新米海洋研究員の未緒。実験場にする予定だった南の島を、海運王・竜海に買い上げられてしまう。なんとか実験に使わせてほしいと、島でバカンス中のところへ直接交渉に向かうが、トラブルから未緒ひとりで島に乗り込むことになってしまう。急な未緒の来訪に竜海は怒りを露にした竜海は、セックスの相手をするなら、交渉に応じてもいいと傲慢に言い放って--!?
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朋也は、自分のことを「真面目なだけがとりえで、地味で冴えない」と思っている内気な大学生。そんな朋也が秘かに想いを寄せるのは、華やかな存在感を放つ先輩の黒江一眞。ある日、思いがけず一眞から弟の家庭教師を頼まれた朋也は、一眞に近づきたい一心でつい引き受けてしまう。 ところが初日から授業をすっぽかした弟の大翔は、傲慢な態度で「カテキョウなんていらない」と言い捨てて──!?
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男の芸者だけが所属するお茶屋・月乃茶ヤ。市弥はここで芸者として踊り始めてから三年になる。荒れていた時代、茶屋の主・杏一郎に偶然助けてもらったことから足を踏み入れた世界だが、根が真面目で負けん気の強い市弥には思いの外性に合っていた。しかし、困ったことが一つ。杏一郎が時折見せる、飄々とした、でも大人の男の色香が溢れる思わせぶりな仕草に、市弥はどうにも落ち着かない気持ちになってしまって…。
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メガネで消極的で地味。飯泉 奏は空気のようにひっそりと生きてきた。ある日、奏は出張先で、端正な顔立ちの外国人・ルカの道案内をする。意味深な視線を向けられるが、電車の時間が迫ってた奏は慌ただしくルカと別れることに。しかし、終業後、会社を出ると、なんとルカが待ち伏せしていた。奏に会いにききたというルカは、俺のモデルになれと言い出して…!? モノクロだった世界が色鮮やかに姿を変える――!
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ある日、姉宛に届いた王室晩餐会への招待状。差出し元のフロイデンベルクは、ペガサスに国を守られた伝説や、惚れ薬となる花が咲くという噂があり、おまけに3人の王子たちが超美形揃いだという、まるでお伽噺のような国。植物学を学ぶ葉澄は、噂の花をどうしても見てみたくて、女性しか許されていない付き添い役になりすます。女の子の振りをして王城に潜り込んだ葉澄は、夜の庭園で風変わりな庭師と出会うが──!?
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麦太郎は、小説家を夢見るフリーライター。とはいえ、30歳過ぎても花咲かない自分の才能に最近少し疑いが…。一方、大学からつるんでいる同居人の勲斗は、今売れに売れてる人気ミステリ作家。でもって、投稿作が落選して落ち込む麦太郎の前に、「どこでも紹介してやる」と編集部の名刺をずらっと並べるような無神経なヤツだ。ある日、うっかり酒(麦太郎はやけ酒…、勲斗は祝い酒☆)を飲み過ぎてしまった2人は──!?
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彼は印象的な客だった──モデルばりの容姿に洗練された圧倒的存在感。いつも来店しても真咲が作る野菜メニューしか注文しないので、店のウェイトレスからは秘かに「菜食主義王子」と呼ばれていた。 ところが、ある日を境にふっつりと姿を見せなくなる。真咲がそのことを寂しく思っていると、「カランディエラ」という遥か遠い王国から、真咲指名のケータリング依頼が舞い込んできて──!?
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どこか遠くへ行きたいな――。オープンカフェでぼんやりしていると望みに応えるかのように風変わりな男が現れ、気が付くと蒼は物語の中でしか見た事のない異世界に来ていた。空に浮かぶ島に、飛び交う竜たち。混乱する中闇色の獣に襲われた蒼は、この世のものとも思えない美貌の男に助けられる。その上、長身で美形ばかりの異世界の男たちに次々と愛を囁かれて……!?
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汀国の第三皇子・青嵐は、国を救うための大事な書簡を父王より託され、友好国の享国を訪れていた。ところがその内容は、援助に対する見返りとして、自分を享国の皇帝・龍雪に差し出すという信じがたいものだった。男でありながら後宮入りを命じられた青嵐は抗うも、祖国のため涙をのんで従う。そうして囚れの身となっても決して皇帝に靡こうとしない青嵐に対し、宦官たちは妃になるための屈辱的な調教を始めて──!?
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元名家の次男・東九条秋保は兄に命じられ、製糸機の購入に輸入会社を訪れた。しかし前金を持たない秋保は追い返されてしまう。このままでは実家の事業が立ち行かなくなると思案にくれていると豪華な馬車が秋保の前に停まった。現れた男はなんと生き別れになっていた、幼い頃の教育係の沙居だった。輸入会社の支社長を務める沙居は、秋保に自らを差し出すなら契約してもいいと持ちかけてきて――…。執愛がつくる復讐の檻の味は…?
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大見世千珠楼に住む斎は、美しい容姿をもちながら、その腕っぷしの強さと勝気な性格から、見世の用心棒を務めていた。だが、敬愛する義兄が行方不明となり、密偵の疑惑をかけられて、その汚名返上と真実を探るため、遊女として手がかりを持つ男・英国人将校の相手をすることに。しかもその男は斎が密かに想う相手で……!?
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勇魚は母親とともに、横暴な父親に耐えながらの幸薄い人生を送ってきた。やっと父親から解放されて数年後、母親がとびきり優しい男性と再婚することになった。これから本当に幸せになれるんだ!…と、勇魚たちは希望あふれる新生活にすっかり夢見心地。――ところがその甘い夢が、義弟の光貞によって壊されそうになる。苦労ばかりだった母親がようやく得た幸せを守るため、勇魚は光貞の言いなりになることを選ぶが…!?
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カフェ店員の南波司は元御曹司だ。幼い頃はわがまま放題の暴君だったが、両親の死後は屋敷を追い出され、四畳半のアパートで一人つつましく暮らしている。そんなある日、バイト先のカフェでドラマの撮影が行われた。司は準備中の主演俳優にコーヒーを持っていくことになるが、なんとそこにいたのはかつての下僕・恩田雅也だった。昔と変わらず華やかな美貌の雅也は、過去の鬱憤をはらすかのように司に取り引きを要求して…。下剋上ラブv
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パプリカは、魔法学校で勉強中の落ちこぼれ魔法使い。そんなパプリカが人間界での実習中に出会った友喜は、『魔法』の存在を徹底的に否定する頑固な人間。今回与えられた課題は、彼に魔法を信じさせることらしい。さっそく魔法で"相手を意のままに操れる"『チャームポーション』を作ってみたものの、友喜にハメられてパプリカが飲まされる。すると、友喜からのどんな恥ずかしい命令にも逆らえない体になってしまって…v
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ステンドグラスからの光が美しい模様を描くチャペルに、拍手が響く。ホテルのチャペルで結婚式の伴奏をしている夕貴は、練習中に美しい男と出会う。フランスから仕事で来日したという財閥の御曹司・リュカは、夕貴にもっとピアノの勉強をしてみないかと勧めてきた。無名のピアニストである夕貴は戸惑うが、熱心に口説かれてフランス行きを決める。しかし待っていたのは、リュカとひとつ屋根の下のゴージャスな留学生活で――。
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八尋はなじみのバーで「女王陛下」と呼ばれる程の美貌の持ち主だ。引く手あまたの八尋だが、今は海野という「しもべ」とつきあっている。海野はしもべというよりは王様のように堂々としたいい男で、なにより八尋の扱いを心得ていた。自由と巧いセックス。乾いた二人の関係に満足していた八尋だが、ある日海野に「一緒に暮らしたい」ときりだされ――…。束縛を厭う女王の恋の行方は…?
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ふんわり癒し系スマイルの片桐明純は新人コンシェルジュ。お客様の気持ちに寄り添いたいと一生懸命尽くす毎日だけれど、まだまだひよっこ。そんなある日、憧れてやまないVIP客・黒瀬に目をかけられた明純は、こっそり甘~い言葉やプレゼントをいただいてしまう。大人の男の色気たっぷりの黒瀬に、一喜一憂する明純だけれど…。胸が高鳴りっぱなしの、キラキラロマンチックラブv ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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天然でちょいニブの雪久は、サッカー部の後輩の行央にまんまとハメられて『ヴァージニティの誓い』をしてしまう。それは「大学を卒業するまでは誰ともエッチをしない」という、遊びたいさかりの男子にとって過酷な誓いで、「破ろうとしたらどんなバツでも受ける」なんて変なオプション付き。…そのせいで合コンに行くたび、「女の子に鼻の下を伸ばして神聖な誓いを破ろうとしていた」と、行央からおしおきされる羽目に陥って──!?
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「お前は私の花嫁だ」ファンドマネージャーの佑人は、大企業の買収阻止のため、100億ドルという巨額の金が必要になってしまう。断られることを承知で、佑人は留学時代からの親友・スレイマンに出資を持ちかけた。アラブの小国の王子である彼は、協力を約束してくれたが、代わりに熱砂の離宮に佑人を閉じ込めてーー。
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跡取りの座を異母弟に奪われた狩野家の長男・喬一は、腸が煮え返るような日々を送っていた。追い打ちをかけるように、成金の御園家の娘と会うことを祖父から命じられる。ところが、料亭で待っていたのは、嫉妬を感じるほど鮮やかな“王者の風格”を纏った若い男だった。見合いでなかったことに拍子抜けする喬一に男はやたら親しげに酒をすすめ、酔いが回った頃、「嫁となるのはあんたのほうだ」と喬一を奥座敷に連れ込み──…。
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北国ブランドル王国の第三王子・ニコルは、白薔薇を思わせる美貌の青年。最近の密かな悩みは、幼い頃から仕えてくれている側近のランスロットを無性に意識してしまうこと…。そんなある日、旅先の森で『乙女の乳首』という可憐な花を摘み取ったニコルは、魔女を怒らせ呪いをかけられてしまう。それは、夜ごと乳首が疼き、男性のあるものをかけてもらわなければ鎮まらないという破廉恥極まりない呪いで…v
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父親を亡くした槇は、親戚の貿易商の桂木家で育った。その桂木家の主人が昔、槇の母に思いを寄せていたことから、奥方の峰子につらくあたられるも、日々は平穏であった。ある日、桂木家の嫡男・哲が、来日していた独逸人貴族であるヴィクトールを家に招く。日本の文化に興味を持っているヴィクトールに頼まれ、あちこちを案内するうちに、二人の距離は縮まって―――。時代物スイートロマンスv
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垣原早馬は、ピザでアルバイトする勤労大学生。今日の配達先は立派な門構えの日本家屋で、注文主の国実はいつも和服でかなり浮世離れした人だ。取っつきにくそうに感じてほとんど話したこともなかったのに、突然『早馬』というのは好きな人と同じ名前だと嬉しそうに話しかけられる。親しくなってみると国実は懐っこくて、年上ながら可愛らしくさえある。そんなある日、配達に訪れた早馬は、部屋で倒れている国実を見つけ──!?
見つかりませんでした。