ジャンル「せつない」の検索結果
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疾風の国の王子・青嵐は、国の密命を受け、幻の国といわれる華蜜の国へと旅立った。辿り着いた華蜜の国で、青嵐は人目を避けるように幽閉されていた一人の佳人と出会う。イリスと名乗るその青年は他人と交わる事を禁じられていた。世間知らずで純真無垢なイリスを愛おしく思う青嵐。秘めた逢瀬を重ねるうちに、イリスもまた闊達な青嵐に惹かれていく。だが、疾風の国からの帰還命令やイリスに課せられた過酷な運命が二人の前に立ちはだかって――。壮大な世界で繰り広げられるデスティニーロマン!
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老舗和菓子メーカーの工場で菓子職人見習いとして働く陸。人と話をすることが苦手な陸にとって、必要以上に周りと関わらずにすむ今の職場は最適だった。しかし、ある日そんな陸がCFモデルに抜擢されてしまう。なんとか断ろうと画策するも、敏腕プロデューサー・武庫川は諦めてくれない。「会社の為」という説得もあり、CF制作の手伝いという形でしばらく武庫川と行動を共にすることになってしまう。初めこそ反発していたものの、性格も境遇も正反対な武庫川に陸は次第に惹かれていき──?
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「俺のものになってよ」トランペット奏者として海外で活躍中の奏が帰国した。幼い頃から大好きで憧れの「お隣のお兄ちゃん」との再会を無邪気に喜ぶ波留。しかし、奏は波留が成長するのを待っていたかのように告白、そして口づけてきた。戸惑いながらも奏を受け入れた波留だったが、奏が音楽家として活躍の場が広がっていくにつれすれ違うようになり……?憧れの幼なじみから恋人へ、純情で一途な恋物語。
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取材で新進脚本家を訪問した編集者の笹色。その脚本家は笹色が恋愛に臆病になった原因の男・弓削だった。―高校時代、好奇心にかられた情事の現場を、憧れていた先輩の弓削に踏み込まれ罵倒されて以来、笹色は自らの恋愛を封印してしまった。嫌悪に歪んだ彼の眼差しが忘れられない…。―しかし、数年後、弓削との再会で彼が笹色に嫌悪感を抱いていないことを知る。寡黙な彼が時折見せる微笑みや優しさが嬉しくて、笹色は封印したはずの恋心を抑えられなくなり…。
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憧れていたあの人が想うのは兄。弟の自分は疎まれていた――死を願われるほどに。その哀しい記憶から十三年、航希は兄の采登が失踪したことで焦がれていた男・莉一と再会する。采登の借金を肩代わりするという莉一は、その代償として自分が愛した采登の代用品になることを航希に求めた。甘い言葉も優しい愛撫も、自分へのものじゃない。抱かれるたび傷つきながらも、莉一への想いは今なお降り積もる…。狂おしくて甘い、危うい愛。
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人気美容院に勤める新米美容師の朝陽は、必死で仕事をこなす忙しい毎日を送っていた。ある日、朝陽はなじみの飲食店でエリートサラリーマンの重森と出会う。優しく誠実な好意を朝陽に寄せてくる重森。だが、朝陽には、かつての恋人に振り回された辛くて苦い過去があった…。それでも、周囲の仲間の助けもあって、重森との恋を育む決意をした矢先、朝陽の前に元彼が現れて…!?
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「完璧な男」「人を虜にする天才」「王子様」――彼・渡辺森江を彩る称賛はいくらでもあった。そんな森江が離婚してから一年。雨の夜に出会った喪服の男は、転職先の社長秘書・椿佳道だった。そつのないストイックな秘書ぶりと私生活を一切明かさない頑なさに森江の興味は惹かれる。「友人……から始められないだろうか」ところが、気持ちはすぐに言葉を超えて加速した。性別、過去…すべてを超越する、なりふり構わない情熱。初めてともいえる想いに森江は溺れるが…。
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幼い頃に国を滅ぼされ、後宮に連れ去られた清寿。宗主の寵愛を受けて特別な地位にあることで寂しさと悲しみを美貌の下に秘め、プライドを保って生きていた。だが、公国の君主に下げ渡されることになり…!?
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バーテンダーの佐々木京一が、新宿三丁目にあるオカマバー「物の怪小町」に無理やり連れてこられて三カ月。ある晩、高校時代に憧れていた光橋航洋が来店する。大好きでたまらなかった航洋が目の前にいるのに、つい昔のように好きとは言えずそっけないフリをしてしまう京一。ところが、成り行きで女装して航洋の相手をすることに。服装が変わっただけで素直になれるのは何故?「押し倒してみろよ」なんて大胆に誘えば、あろうことか下半身を弄られて…?
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彼は優美な魚のように、テーブルと椅子の間を泳いでいく――。偶然訪れたレストランで和泉は「恋」に堕ちた。2年前から上司と望まない不倫関係を結ぶ、和泉は平凡なサラリーマン。恋が実ったこともない、もう幸せな夢なんて見ない…そう思っていたが、年下のウエイター・若月の姿にひとめ惚れをした。少しずつ、彼のことを知り、彼の情熱を知り、若月に心を奪われて、ついに告白した和泉。一度でいいから抱いて欲しい――意外にも願いが受け入れられ、和泉はおずおずと、初めて好きになった人と結ばれるが…。恋に臆病なサラリーマンの初恋。
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冴紗との婚礼の儀を済ませ、幸せなはずの羅剛王。しかし、想いが通じたからこその苦しみが羅剛を襲う。冴紗を常に自分のもとにおいておきたい、ひと時たりとも他人の目に触れさせたくない。手に入れた者だけの苦しみに羅剛は囚われる。そんな折、羅剛と冴紗は隣国・萋葩より招待を受け赴くことになった。冴紗の美貌に狂った萋葩王が催した宴に、羅剛は大いに怒り――。王と神官のファンタジックラブロマン、シリーズ第四弾。
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高校の音楽講師を務める元バイオリニストの和成。不慮の事故で弾けなくなった和成は教え子である真吾の類まれなる才能に惚れこんでしまう。ある日、和成は、父親からの虐待に苛立つ真吾を預かることになった。「先生の身体、触りたい」 教師として尊敬されているだけだと思っていた。突然無口な真吾に飢えた獣のように激しく求められて、和成は戸惑う。しかし愛を知ることによって、真吾の才能を更に伸ばせるからと偽りの愛情を与えてしまい…。
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綺麗だと思った。同性に対して初めてそう思った。あの時から、始まっていたのかもしれない――。大学生の隆之はアルバイト先の美人編集長・沖屋とセフレ関係にある。 「俺と寝てみませんか」 誘ったのは好奇心からのはずだった。クールで毒舌で奔放な彼の、違う顔が見てみたい――。いつしか沖屋に焦がれていた隆之。そんな隆之を沖屋は怜悧な笑みであしらう。身体は甘く許すのに、心を拒むのはなぜ…。何が欲しい? どうして欲しい?――あなたのすべてが知りたい。単行本未収録作も収録した完全版!
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「好きなのは、自分だけだと思っていた」 カフェバー「キャベンディッシュ」のオーナー・大海は、寡黙なシェフ・久仁彦に長い長い片思いをしている――。堅物シェフ×名物オーナーのハネムーンラブ(ハート) 前作「愛を教えて~カフェものがたり~」のメインカップル・高岡×衣音のらぶらぶ編も収録。
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「君は私のことが好きなんだよね」 前田衣音が、そう言われながらバーテンダーの高岡に抱かれたのは、バー『キャベンディッシュ』でバイトを始めてしばらく経ってから。そう、衣音は高岡に恋をしている。彼は、仕事をしている時はとても優しいのに閉店後になると、少し意地悪になる。二人だけの薄暗いバーで、繰り返し抱かれながら衣音は思う。自分は欲望の処理をされているだけ。だからこれは成就するはずのない恋だ――と。
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来栖薫は、憧れの大曽根麻薬取締官の元で仕事をすることになった。想像通り彼は仕事のできる紳士だった。そしていつしか二人は互いを意識し始める。しかしある日、薫の前に元恋人が現れて大曽根に誤解されてしまう。「薫を幸せにするのが私なら、もっと嬉しかったよ」 いつまでもこの人を見つめていたかった。けれどもう側にはいられない。ヤクに侵された元恋人が関わる事件に気がついた薫は、事件解決のためにある決意をするが…?
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竹叡学院第37期生徒会長に就任した志野は、何かと噂の多い同級生・箕方を副会長に指名した。周囲が望む優等生でしかない自分と対象的な他者を意に介さない孤高の箕方に惹かれてやまず、1年間だけでも彼を近くに感じたかったから…。生徒会入りの代償として卒業まで箕方の言いなりになるという取引をした志野は、やがて身体をも奪われる。好きな男との時間に刹那の喜びと苦しさを募らせ――季節は巡り、迎えた卒業の日……。
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東京に憧れ上京して数年。フリーターの祐二は、同棲中の恋人の暴力に身も心も疲れ果てていた。そんな時、ふらりと入った書道展で関晃一という男性に出会う。50過ぎで都市銀行の支店長を務める彼は紳士で、素性を知らぬ祐二にとても優しくしてくれる。夕食に誘ったり、相談に乗ったり、歳の離れた友人ができたと喜ぶ晃一。胸が高鳴る祐二だったが、彼には妻子がいる。決して惹かれてはいけない…。祐二は晃一に別れを告げ、東京を離れる決意をするが…?
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会社から歩いて五分。足しげく通うカフェに、千里の好きな人がいる。舞川という名のウエイターだ。見てるだけでいい。成就することのない片想いだっていうのはちゃんと分かってる。だけどある日偶然、カフェの外で出会った舞川にご飯に誘われて、キスされて(!)、押し倒された(!!) 「だってお前、全身で俺が好きだって言ってるし。据え膳喰わぬは男の恥」――って、ぼく、告白なんてしてないよ?
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「手助けは必要か?」 モナコのカジノで厄介事に巻き込まれた達哉に、ふいに掛けられた男らしい声。金はないと告げると、竜崎と名乗る男は「なら、身体が欲しい」と返答した。――坂下組の若頭・流達哉は、欲望だけに支配されたモナコの熱い夜を忘れられない。けれど帰国した達哉の許に、竜崎はライバル組織・山本組の組長代行となって現れる。「俺たちの挨拶は、こんな上品なものじゃなかったろ」 初対面を装う達哉に、執着心を隠そうともしない竜崎は愛人関係を強要するが…!?
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捜査一課の鬼と恐れられている刑事の朝海は、4年前、親友だった同僚を事件で亡くした。失ってから気づいた親友への想い──以来、哀しみと後悔を胸に仕事に没頭する日々。そんな折、天才的な能力を持つ鑑識・飛高に出逢い、朝海は息を呑む。彼の面差しが親友に酷似していたからだ。それどころか、飛高にある秘密を握られた朝海は、脅されるように躰を許すことになる。一方、二人が現場を共にする事件を辿るうち、親友の死に警察内の陰謀が絡んでいる疑惑が浮上し…!? 天才的鑑識×毒舌敏腕刑事、疵を負う男たちのあやうい駆け引き。
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愛から逃げて、生きてきた――。トップアスリートトレーナーとして渡米していた朋彦は、恋人と別れて失意のまま帰国した。今は個人相手のスポーツジムに勤務している。ある日、大手酒造メーカーの御曹司・真之の担当トレーナーをつとめることになった。本気の恋はしない。そう決めていたはずが、駆け引きを知らない年下の真之からの遠慮のないアプローチに心を乱されてしまう。身体の奥深くまで抉られて、久しぶりの快感に酔いしれる朋彦。深入りしてはいけない。分かっていながらも、その心を止められず…?
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「今日からお前は帝王学を学ぶんだ」 数々のホテルを有する蘇芳(すおう)グループ社長の父親が病に倒れ、普通の大学生だった由比(ゆい)の生活は激変した。――突如、次期社長候補として教育を受けることになった由比は、家庭教師を任された謎の男・大津宗賀(おおつそうが)のマンションに住まわされていて、帝王学を詰め込まれる日々。次期社長を育てると言いながらも、無愛想で高飛車な大津の子供扱いに耐え切れず奮起した由比は、なぜか大津の逆鱗に触れ犯されてそうになってしまい…!? 狡猾な大人の愛の罠。
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ある日、省吾(しょうご)のカメラのレンズに映ったスーツの男・池上(いけがみ)。何故か彼に強烈に惹きつけられてしまった省吾は、彼の心が自分にないのは知りながら、身体だけの関係を結ぶ。けれど、池上の心を求める気持ちは日々大きくなっていく。そんな中、突然見知らぬ侵入者に襲われて負傷した省吾は、思いがけなく池上と一緒に暮らし始めるのだが…。傷つけられても抱かれたい、狂おしい片恋。
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幼いころから憧れていた、グレイに会いたい一心で彼の元にやってきたショア。男らしく精悍なグレイは、想像以上の優しさでショアを迎えてくれる。しかしある日、ショアは出身を偽ったことでグレイを騙したと誤解され、彼に冷たく突き放されてしまう…。だけど、どんなに嫌われても、好きな気持ちは変わらない―――。けなげなショアに訪れた最初で最後の恋の行方は…?
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「私の弟子になりなさい」憧れの天才ピアニスト・三条彰人さんの豪邸に住み込むことになったオレ・淳也。毎日ピアノのレッスンが受けられる!と喜んでいたら、彰人さんがいきなり、オレにキスしてきたんだ!ピアノが上手になるのは嬉しいんだけど、夜ごと、レッスンの一環ってエ、エッチなこともいっぱされて…。オレ、おかしいよ…男の人に触られて感じちゃうなんて…!
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「五年間好きでいてくれたら、お前のこと好きになるよ」 高校時代に八木に告白されて裕紀はそう答えた。これをきっかけに二人の友人付き合いが始まる。役者の道を志したバイト生活の裕紀に八木はご飯を作り励ましてくれた。いつしか実直で優しいその男は裕紀にとって、かけがえのない親友になっていた。そして五年後。ずっと裕紀を想い続けてきた八木から二度目の告白をされる。恋人は嫌だが八木と離れたくなかった裕紀は、キスや愛撫を受け入れてしまい…。
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親の遺した喫茶店のマスター・三沢玲人は、過去に関わった凄惨な事件以降、自分は他人と接することが苦手で恋愛ができないと思っていた。しかし玲人は、何かと世話を焼いてくる大学生のバイト・鳥羽秀一だけには心を許していた。ある晩玲人は、酔った鳥羽に抱かれてしまう。鳥羽の熱い気持ちにほだされて身体だけの関係が続くが、過去の事件が玲人を再び臆病にさせて…。
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真知は湖西グループ総帥のひ孫で、のんびりしたお坊ちゃん。グループの学校に編入したが馴染めずにいたところ、昔なじみの一史に再会する。湖西グループの会社員だった彼は、今はなぜか教師をしていた。一緒にいるうちに一史の事が好きになってゆき真知。告白し、一史と身体の関係を持つようになったのに、「好き」の気持ちは一方通行に思えて…。いっぱい抱きしめてくれるのに、その瞳が冷ややかなのはなぜ?健気な想いは、凍りついた大人の心を溶かせるのか―。
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「ヤらせて」の一言からはじまった、体だけの関係。―溢れるほどの才能の持ち主・夏生に振り回されつづけている達哉は、傍若無人な夏生にどこか惹かれ、体を重ねながらも素直に向き合えないでいた。ところが、院生である達哉の所属する研究室に夏生が客員研究員としてやってきたことで、つかず離れずだった二人の関係は激変する。奔放な夏生に強引に求められ、彼への反発と執着心に悩まされながらも、8年目にして達哉は恋心を自覚してしまい…!? 意地っ張りの純愛の行方は?
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