ジャンル「シリアス」の検索結果
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「王子でなんか、いたくない」阿斗里は心の中で呟く。陰湿な悪意が渦巻く宮中で、彼はただひとりの腕に護られ危うい均衡に揺れていた。だが、その唯一の近侍、隼人に「王子でなければ、あなたの元にいる理由がない」と言われ!? 更にその時、刃を光らせた男達に襲われる! 落馬し気を失った阿斗里は目覚めた途端、昏い熱を孕んだ瞳の隼人に痛いほど抱き締められる。隼人は、驚きと甘い動悸で混乱する阿斗里の唇を柔く噛み、胸の尖りを焦らすようにねぶり……!!
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少年は、幼馴染みで高校の同級生・夏己の美しさと強さに惹かれ、その存在に支配されていた。夏己もまた、子どものころ少年の右頬に消えない傷痕をつけてしまって以来、少年に囚われている。少年の存在から逃れようとする夏己と、夏己を求め続ける少年。そんな中、細工をされ欠陥のあるバイクでツーリングに出かけた二人は、事故に遭い…。切ない想いを描いた2作品を収録。
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素直でポジティブな祐介が、心の底にしまい込んだ棘。それは、高校時代の尊大な態度と美貌の先輩、鷺宮真理に嬲られ、泣き喘ぎながら恋を知った瞬間の哀しくて苦しい棘だった。8年後、二人は天才パフューマーと会社の命運を背負った営業として、思わぬ再会をする。気づくと、祐介は美しく激しい瞳に射抜かれながら、身悶えする悦楽に蕩かされ─! 蜜で搦め捕るような濃厚な愛撫とは裏腹に、真理は冷ややかに嘲笑いながら「お前が──代償に自分を差し出したんだ」と囁くが!?
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情熱の紅髪の踊り子・アイリンを金にあかして買い上げ、初蕾を散らしたのは、王弟・ギルスだった。恩人の借金返済に必死の覚悟のアイリンだったが「踊ってはならぬ」という命令にだけは従えない。踊ることは生きることと同じと抗うと、ギルスに甘く巧みな手練で篭絡された。躰芯を熱い剛直に炙られて、最後の誇りまで熔け落ちる。でもどんな贅沢よりも、自分は踊りたい。訳を話せと詰め寄っても、王の息子捜しに忙しいギルスは、抱きしめるばかりで相手にしてくれなくて…。
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高一の祐は成績不振を理由に、理事長兼教科担当の教師・岩倉の呼び出しを受ける。岩倉はまだ若いながら、堅物で冗談も通じない厳しい教師だ。だが岩倉の話とは、進級の条件として性奴隷になれという信じがたいものだった。衝撃と怒りを覚えつつも、強引な愛撫と初めて他人から与えられる快感に屈して、祐は無理矢理犯されてしまう。以来、教師の岩倉にさからえないまま淫靡な特別授業を受けさせられ、祐は快楽の奴隷へと変貌させられてゆく…。
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無実の父を救うため―。智章は屈辱的な取引に、唇を噛んで頷いた。己の妄執に戦き捨てた恋人、今は凄腕弁護士の和臣に、淫らに剥かれ、腹いせの奉仕を強いられる。だが蕾を散らし嬲る彼の酷薄な笑みに、心は疼き、傷つけ合うような情交にも、智章ははしたなく躰を火照らせた。自分を誰より知る指先が、甘い嬌声に煽られて、さらに熱く肌をまさぐると感じるのは、錯覚なのか…?そして煩悶の最中、裁判の妨害を企んだ者が、和臣に…!!
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6歳の細い体に悲しみと淋しさを詰めた馨児を暖めたのは、小さな小さな赤ん坊、穂積だった。心を尽くし仕えるべき華族のお世継ぎは、馨児の秘密の宝物になった。忠臣として一生を終えるはずだった、それでよかったのに、穂積が16歳の時、全てを変える事件が起こる! やがて、甘い瞳で甘い躰で蕩けるような劣情を誘う穂積に、馨児はその肢体も隠された心も舐め尽くし、啼き濡らしたい激情に駆られる。全てを奪い抱きつぶしたい!! 慈しみと欲望の果てに馨児は、ただ穂積のために……!?
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水の神の一族、睡蓮は、美貌に似合わぬ峻烈で真っ直ぐな気性ゆえ、一族を窮地に追いやった水月の国を憎んでいた。だが、一族を救うために降りた人間界で、水月の国の王、獰猛な瞳の泰山に狩られてしまう! 水の触手で捕らえられた睡蓮は秘儀の生け贄とされ、無垢な体の奥まで淫欲を注ぎ込まれる。自ら生み出した宝玉で縛められ、性奴とされて、恥辱と法悦にまみれながらも心は堕ちまいとする睡蓮だが、仇である泰山に思いがけず命と心を救われ……。憎悪の狭間に芽生えた執愛の行方は!?
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魔都上海で刺客・月に、指令が下る。当然、男を煽る美貌と躰を駆使して懐に入り、暗殺する…はずだった。財閥総帥・上総は、月を刺客と知りつつ、館へと引き入れた。その剛胆さに戸惑うも、中国人と日本人の血の流れる自分と同様に、国の間で揺れ動く苦悩を、彼に感じ取る。急に愛惜を覚え、一介の男娼としてでも侍りたいと願うが、肌を合わせて体熱を感じ、雄芯を喰い締めた時、切ない彼への恋を自覚した。もう殺せない。だが上総には日本軍からも、危険な男が接近していて…。
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初恋の垣内に、高3の夏一度だけ抱かれた。痛みさえ甘く、汗の匂いも愛おしかった―。極道の子で、夜の街で生きてきた比永。あの夏の記憶を抱いた心は、固く閉じたまま…。だが比永絡みの犯罪に垣内の教え子が巻き込まれた。比永は単身乗り込むが、催淫剤を打たれてしまう。頬に快感を滲ませ悶える様子に、垣内は「クスリのせいにして、溺れちまえばいい」震える欲望を扱き、熟れた蕾を剛直で穿った。その熱さに、比永は疚しさを感じつつ蕩かされて…。想うばかりにすれ違う恋。
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「俺なしではいられないくらい、何度だって抱いてやる」見合いを経て婚約間近の瑛は、慕っていた兄の雄矢に監禁され、昼も夜もなく躰を繋げられてしまう。多くの女を虜にしてきた雄矢からの激しい劣情に瑛は翻弄され、雄矢に触れられるだけで発情する躰に躾けられていく。力ずくで躰を奪っておきながら、瑛の世話をする時には壊れ物でも扱うような雄矢に、瑛は雄矢の想いの深さを思い知る。だが、二人きりの生活は突然破られて―。
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「これが取引の条件だ。今さら不満は言わせない」憲兵将校の有島馨はある疑惑をかけられた愛しい親友を逃亡させた代償として、その親友の兄である瓜生男爵家嫡子の國宏に抱かれてしまった。幼い頃から優しく温かかった國宏の豹変に愕然とするけれど、何度となく馨の窮地を救ってくれるのも國宏で…!? 甘い毒のような愛撫に翻弄され、取引として始まった関係が馨には切なくて――。恋心と劣情が交錯する大正ドラマティックラブ。
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没落華族の深春は、帝国軍中尉でありながら同僚の大悟に囲われていた。緋襦袢をまとい、性具で辱められる調教の日々。己を金で買った男に、決して心までは許すまいとするが──「逃げようとすれば、その場で軍服を切り裂いて犯してやる」頑なになればなるほど、濡れそぼった最奥を熱塊で焦らされ、啼かされる。どこか傷ついたような暗い眼差しを見せる大悟に、夜ごと悦楽で翻弄される深春だったが、家が没落したのは彼の企みだという噂を聞き…。不器用な執愛に囚われ、奪われた美貌の軍人。
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探偵の広伸はかつての同級生・玲一に再会し、変わらない美貌に魅せられる。だが、玲一は冷酷なヤクザとなっていた。衝撃を受けなぜと問うが「俺と寝たら、教えてやってもいい」と、挑発的な笑みと共にくちづけられ、拒絶される。恋情を自覚した広伸は諦めきれず…。「おまえを守りたい」真っ直ぐに想いをぶつけてくる広伸。けれども玲一は、愛というものを信じられない。彼を愛おしいと思う己の想いさえも。だからこそ広伸を遠ざけようと…。愚直なまでに真摯な心を捧げ、跪いて誓う愛。
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敵国の皇帝となった幼なじみ・アレクと再会した帝国軍人の顕彦。離れていた時間を埋めるかのように、独占欲も露わなアレクに甘い愛撫で貫かれた。互いの立場を思いつつも、顕彦はその情熱が嬉しくて拒めなかった。だが国のために、彼の想いを裏切らなくてはいけない。国への忠誠とアレクへの愛。苦悩する顕彦だったが、ついに事が露見してしまう。「自分で脱いで、私の前にすべてを晒せ」豪奢な監獄に捕らわれ、淫らに責め立てられて…。敵国の皇帝×帝国軍人の官能ロマンス(ハート)
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新社会人の春樹は、幼なじみの有也が経営するおもちゃ会社に就職した。夢いっぱいに出社した春樹だが、有也の会社が、大人のおもちゃ専門と知り衝撃を受ける。しかも新製品開発のため、有也とセックスするのが仕事という。そんな仕事はできないと社長室にのりこむが、有也は研修と称して春樹を強引に犯すのだ。子供の頃から、帝王のように傲慢な有也に逆らえない春樹だが、有也の夜のおもちゃに改造されまいと、謀反を計画する。
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海上保安庁の新米潜水士・一海は、バディの蒼海に現場で邪魔とばかりに扱われ、自身のひたむきさまで嘲られ、大激怒。だが夜うなされる彼が、潜水士を辞めたがっていると気づく。本当は彼が任務を愛してると知り、そんな彼に憧れる一海は、どうにか疵を癒したかったけれど、蒼海は「だったら慰めろよ。お前の身体で」強引に貫いた。陵辱のような愛撫。それでも荒んだ彼の眼差しに、一海は悲しみを隠し通した。そして痛めつけられた身体で訓練に出るが…。海上で深めあう熱愛
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家庭の事情から建築デザイナーの夢を諦めた雅志は、銀座の高級クラブで働いていた。そんな雅志に転機が訪れる。若き有名建築デザイナー・柊澤と出会ったのだ。雅志はすぐに彼に惹かれてしまう。雅志が見とれるほどの容姿の持ち主であることも、人当たりのよさも魅力だった。ところが雅志は、柊澤のとんでもない本性を知る。柊澤のアシスタントとして高額の給料を受け取りながら学べる代償に、雅志のすべてが欲しいと言われて!?
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終戦を迎え、子爵楠木家はGHQに屋敷を接収される。当主の留守を預かる次男・楠木久也は町での進駐軍の横行を非難し、地方軍政部司令官のウォレス大尉に町の安全と引き換えを条件に陵辱されてしまう。強要された関係を続けながらGHQの仕事を手伝うことになった久也だが、毎夜の濃密な情交とは裏腹に、町の復興に真摯なウォレスに次第に惹かれていく。折しも、貴族制度の廃止が決まり――悔恨と恋情が交錯する大人の恋。
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華族の血を引きながらも、男娼となった知秋。その夜の客は、売られる前に一夜だけ想いを交わし肌を合わせた英国貴族のヒューだった。「君に焦がれる想いで頭がどうにかなりそうだった」恋しいぬくもりとつながる楔が欲しくて、とろけだす体。狂おしいほどの激情で貪られ、切なさが募る。しかし、堕ちたこの身では彼の名を傷つけると、知秋は身請けの申し出をはねつけた。夜毎通ってくるヒューだったが、頑なな拒絶を繰り返す知秋についに…? 貴族と男娼──残酷なまでに一途な、純愛。
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眼鏡onlyのデートクラブの店長・椎堂は、凄惨な過去のせいで超毒舌。だが店のNo.1の北原は、椎堂の弱い内面を見透かした。腹立ちまぎれの「俺の相手をしろよ」に忠実に従う彼に、思いがけずイかされる。望むだけ、甘いSEXを与えてきた。長い指が熱孔を嬲るのに咽び泣くが、こんな命令に従う従順さがわからない。なのに彼に期待する自分がいる。そんな時、北原が客に催淫剤を仕込まれた。普段と違う欲望の滲む眼差しに椎堂は思わず…。レンズの奥の忠愛に蕩かされる悦楽。
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意識を失い男に犯されている間に一体何が……? 目を覚ました音緒は覚えのない傷害罪で少年鑑別所に入れられてしまった。だが、同室になった冬慈が音緒の無実を証明できる人物を知っているという。冬慈は音緒を食べ頃を見定めるような目で見、教える条件として体を要求する。その約束は守られないまま陵辱ばかりが繰り返され…。
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星城高校に通う一之瀬は、美貌の親友・穂積の年下の恋人である月人への想いを押し隠していた。大人の男を匂わせる精悍なその容姿から、数えきれないほどの恋とセックスを経験してきた一之瀬だったが、美しくも聡明な月人から突然くちづけられ、衝動を抑えきれず月人を強姦してしまう。後日、穂積に呼び出された一之瀬は、月人の共有を提案される。不誠実な提案に激怒しつつも、再び月人を抱ける誘惑に一之瀬は――。
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無愛想(でも突進系)美人の睦月がベタ惚れなのは、自堕落な生活を優しく窘めてくれる、大型ワンコ系の志朗。その愛が暴走してつい志朗に媚薬を盛ってしまい、豹変した彼に「中が真っ赤なの、よく見えるよ」と淫具を使われ、よがり啼くまで嬲られたりもした。普段の志朗は睦月を大切にしてくれるし、彼といるのは穏やかで、楽しい。だが柔和な表情に一瞬翳す観察者の目に、睦月は気付いてしまう。--それは封印した過去が蘇る予兆だった。夜明けを信じる揺るぎない恋。
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最奥の楔に、望まない快感が疼き上がる…。一流ビジネスマン・敦也のホストを見下す傲慢を、上玉と狙うNo.1のリョージだけが見抜いた。「お高くとまってたって、一皮剥けば俺らと同じさ」嬲られ喘がされ、自分の淫らさを知らしめられたが、今更生き方は変えられない。愛されなかった過去を消すには、エリートでいるしかないのだ。だが敦也の決意を覆すように、彼は再び手を伸ばしてくる。抗うべきだが、自分にはない奔放な眼差しに何故か囚われて…。せめぎ合うプライドと恋情。
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熱砂の国サラーラ。遺跡発掘隊員の志岐は盗賊に襲われ、媚薬に侵されてしまう。最奥を穿つ昂りを求め身悶える志岐を助けてくれたのは、国を支配する王族・サイードだった。身体がとろけるような悦楽を与えてくれた彼に心惹かれる志岐。しかし身分の差が気になり、なかなか素直になれない。「監禁して、ずっと愛でていたい」独占欲も露わなサイードに攫われ、連れてこられた豪奢な館で甘い囁きと濃密な愛撫に溺れていき……? ゴージャス・ラブ。
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利哉は事故に遭って入院中の妹のために鷹津川医師を訪ねる。妹が主治医に拒否反応を示したので、筋金入りのシスコンの利哉は最初に手術してくれた鷹津川に担当を代えてくれるよう頼むが、鷹津川は利哉の献身的な態度に不信感を持ち断られてしまう。食い下がる利哉に苛立った鷹津川は諦めさせようと「君を抱かせろ」と、あえて酷い言葉を投げかけるが、悩みぬいた末に利哉は取引を受け入れてしまった。鷹津川も後に引けなくなり、ふたりは関係を持ちはじめるが――。
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次期社長候補の夏彦は、秘書・喬一の想いを利用して彼に抱かれ、精神的重圧からの逃げ道にしていた。しかしある夜、不器用さゆえそっけない態度を取ってしまった夏彦を突然、喬一が襲う。冷静沈着な男が、猛々しくも貪欲な本能を露わにし──「そろそろ限界なんですよ。わかりませんか?」雄を捻り込まれ、意識を失うまで嬲られた。屈辱感と信頼を裏切られた悔しさ、悲しさで心が乱れる夏彦。けれども、あの夜を思い返すと体の芯が熱くなって…。冷たい美貌の上司をとかす、甘い忠愛。
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財閥の御曹司、だけど微妙に不幸な高校生・松山亘の、ほんの少し普通と違う、だけど平和だった日常はある日一変した。原因は過保護な父親が亘のために、と連れてきた男、遠宮真人。真人の役目は一カ月間、亘の「夜の家庭教師」として大人の男になるためのレッスンをすること。優雅な外面とは正反対、キチクな真人の夜遊び指南に、振り回される亘だったが、次第に謎の多い真人に興味がわいてきて……。
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「いやらしく締めつけてくる。そんなに好きなんですか、これが」屈辱に啼きながら、秘書・氷高の熱塊に花弁を散らされた若社長の尚人。その後も、玩具を挿入したまま出社させられたりと、淫靡な責め苦に翻弄された。彼は亡兄の恋人だったはずなのに──。けれども共に仕事をする内に尚人は、身代わりではなく自分自身を認めてもらいたいと思い始める。兄への裏切りに悩みつつも、氷高の怜悧なまなざしの奥に見える熱情に焦がれ……。すれ違う想いが溢れ出す、甘く切ない夜の吐息。
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