ジャンル「幕末から昭和モノ」の検索結果

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  • 虜囚

    没落した呉服屋の若旦那・彰彦は店への融資の条件として、友人の銀行頭取子息・井上に躰を与えていた。若旦那に密かに想いを寄せる書生・粟田は、そんな若旦那と井上の情事を見てしまう。粟田に行為をとがめられた彰彦は、「だったら俺を金で買ってみろ!」と言い放つ。数年後、闇の世界に身を投じた粟田は、若旦那の躰を買うために戻ってくる。かつての使用人に躰を開かされ、快楽を与えられる屈辱に彰彦は…。
  • 恋情クラシカ

    没落華族の美青年・九条泰人は、実家を破産させた鉱山王・伊集院庄之助への復讐を決意し、敵討ちを決行したが失敗。面白がる庄之助に拾われ、伊集院家にて奉公することに。その夜、借りを作りたくないと、泰人は開かれたことのないその身を庄之助に捧げた。色仕掛けで篭絡し再び敵討ちの機会を狙うつもりが、共に過ごしているうちに、庄之助の豪胆で包容力のある性格に惹かれ――!? ※特典ペーパーは紙・電子共通の特典となっております。重複購入にご注意下さい。
  • 蠢く淫花【イラスト入り】

    大正初期、小宮志乃は横浜の名家「逢坂家」へ奉公に出ることに。そこで一人の青年と出会う。彼は逢坂家の次男・匡喜。優しく男らしい匡喜に惹かれていく志乃だったが、ある時逢坂家の忌まわしい秘密を知ってしまう。それは匡喜がご神木(ノウゼンカズラ)の依り代――物の怪憑きであるということ。人間の「精」を搾取しなければ生き延びられず、物の怪に意識を支配された匡喜の異形の姿に志乃は怯えるが、伸びる無数の触手で蹂躙されてしまい…!?
  • 子爵と冷たい華【イラスト入り】

    自分と母を捨てた父に復讐するため、性別を偽り花街で芸妓として暮らす志季。一振りの短刀だけが父を探す手がかりだった。ある夜、穂積という男に躰の秘密と復讐心を知られてしまう。穂積はなんの気まぐれか、復讐の手助けをしてくれると言うが、その代償は…躰。目的のため、志季は己の身を差し出すが―――「子爵と冷たい華」 兄が急逝し、跡継ぎとなった嵯峨野経行。家のしきたりでいわくつきの一族に仕えることになるが、その若き当主・貴久との出会いは運命的なものであった―――「華の枢」 淫靡な時代浪漫2編。
  • 淫紋の贄【イラスト入り】

    破壊や殺戮を請け負う外法使いが集う村で、巫として暮らす時雨。お方様の命で高名な咒禁師・楸に近づくが、記憶喪失を装った時雨を自宅に住まわせてくれた剛胆な楸のそばは温かく、しだいに惹かれていった。しかしそんな矢先、村に連れ戻された時雨は、眷属に力を与えるためと雄に隷属する淫紋をつけられ、男どもに蹂躙されてしまう。楸を想い心は抗えど、快楽に呑まれ男の性を貪欲に享受する躰──。そして淫らな業を身に宿したまま、楸のもとに戻され…!?
  • 恋雨 ~いじわるな主人と焼けあとの片想い~【イラスト入り】

    戦後まもなくのこと。生活を支える為に、進駐軍の英国軍人・フランシスのもとで身の回りの世話をすることになった陽介。メイド服を与えられ、それを着て意地悪な主人に仕える日々がはじまったが、彼とともに過ごすうちに次第に惹かれていく。しかし、陽介がここに連れてこられたのは、フランシスを陥れるための罠だったのだ。離れ離れになったフランシスの恋人と陽介が似ているから――。それを知りながらも陽介は身代わりとして彼に抱かれたいと思い…。優しい雨は、密やかな恋を包み込む――。この片想いの行方は…?
  • 御曹司の花嫁【イラスト入り】

    操は悲しみに暮れていた。以前より密かに想いを寄せていた温厚で誠実な親友・小早川が結婚してしまうというのだ。そんな操の元に小早川がやってくる。「花嫁に逃げられてしまったのだが、結婚式を挙げねばならない。同名の操に花嫁の代わりになってほしい」と懇願された。どうかしていると思うものの操はそれを受け入れる。そして初夜、酔った小早川に抱かれてしまう。愛を囁かれても所詮身代わり。操は溢れる涙を止められず……? 愛と野望のドラマティック・ラブ。
  • 舞踏会の夜に華は綻ぶ【イラスト入り】

    子爵家の正嫡ながら、義母に虐げられてきた真(まこと)。ある時、不審者に狙われる謎の男・臣(おみ)を匿う。臣と触れ合い初めて恋を知った真に、突然の知らせが届く。真と義弟のどちらがより子爵の正嫡に相応しいか検分する舞踏会が開かれることが決まったのだ。すると臣は華族としての教育を受ける手筈を整え、真を迎えに来てくれた。臣の正体に謎を深めながら真は恋心が抑えられず、臣に想いを打ち明ける。だが、子供の戯言と相手にしない臣に、真は無垢な身体を差し出した。最奥で臣が熱く滾るほどに恋心は溢れ……。子爵の正嫡と認められること――それが孤独な少年の愛を得る術……魅惑のマイフェアラブ。
  • 半化粧の恋【イラスト入り】

    大正十二年、初夏。待ち続けた男が戻ってくる。侠客・佐賀屋の博徒、日垣 景の思いは複雑だった。美貌ながら、半身を紅い火傷の痕に覆われた彼の通り名は「半化粧の景」。景の、美しく白かった肌と運命とを変えたのは、奉公していた堂島邸の火事だった。その堂島家の長男であり放火犯として服役していた充洋の出所。秘かに慕い続けたかつての主は、景の弟分として任侠の道に入ることを望んだ。主従の反転が、景の想いを蝕む。紅く爛れた半身が、今また恋に灼かれていく――。炎が肌に刻んだ、一生ただ一度の恋。
  • 青色蜘蛛【イラスト入り】

    光春は、洋卓ごしに鉄之助をジッと見つめました。彼の目は、どうかすると緑色に見えるのです。そういう彼の瞳に、覗き込むように見詰められると、もういけません。言いたくない、言いたくないという気持ちとは裏腹に、口は操り人形のように勝手に動きだしていました。 「…………ウン。じつは……或る日の、ことなんだ」――そして語り出す。「衛生博覧会」に展示されていた、臀部の模型の肌ざわり、肉感、拒むようなきつい締め付けを…あの変態的な情欲のあらましを――。
  • 宵山に啼く恋し鳥【イラスト入り】

    昭和7年――京都。父亡きあと家業の旅館の主であった双児の兄・芳彦が不幸な事故で命を落とした時から、芳彦として生きている敦彦。旅館と家族を守るため、死んだのは敦彦とし、偽りの人生を選ぶしかなかった。そんな折、ある男の来訪に敦彦は戸惑う。彼・鴻野倫太郎は、かつて心を通わせながらも訳あって縁を切った相手。敦彦を今も愛していると言う倫太郎と想いは同じだが、恋の成就は叶わない。敦彦の死を悼んで逗留を決めた彼と時間を重ねるほど、心は痛み……。
  • 知らえぬ恋は愛(かな)しきものぞ

    画家になる夢を諦め、田舎で小学校教師をしていた智草。ある時都会から植物採集家の鮫島がやってくる。彼は珍しい花卉を探して日本中の山野を巡っているという。鮫島に、画塾時代の片想い相手の面影を見出し心乱される智草。誰にも見つからずひっそりと生きていくはずだったのに、鮫島は智草の家の庭の百合に興味を示し、真っすぐな目で百合のことも智草のことも「美しい」と言ってきて……? 明治純情恋語り。
  • 疾風に恋をする

    震災後の東京から大阪に移ってきた新人役者の英介(えいすけ)。大阪のやり方も古くさい旧劇も気に入らず、英介は周囲から浮いていた。だが人気役者の若松半次郎(わかまつ・はんじろう)に窘められ、彼の懐の深さと確かな実力に認識を改めていく。折にふれて半次郎に構われ、嬉しさを隠しきれない英介。そんなとき現代劇で半次郎と共演することになる。だがそれを快く思わない人々がいて……? 大正時代の大阪を舞台に、疾風の恋の幕が開く――!!
  • 頬にしたたる恋の雨

    寄席を解雇された落語家のもず・こと文彦(ふみひこ)は、寄席の主・瀬島(せしま)から万歳(まんざい)への転向を勧められる。その頃、万歳は落語より格下に見られていた。抵抗を覚えつつも、台頭し始めたばかりの“新しい万歳”を理屈抜きで面白いと感じた文彦は、気の合う相方も得て万歳の道を歩み出す。同時に、時に厳しく時に優しく己を導いてくれる瀬島に恋情を抱くようになり……? 昭和初期、万歳黎明期の大阪に花開く、興行師×藝人の恋。
  • 奈落の底で待っていて

    借財の形に、妓楼に売られた伯爵令息・馨(かおる)。初夜を競り落としたのは学院の同窓生でもある実業家・朝倉千尋(あさくら・ちひろ)だった。幼い日に馨に一目惚れして以来、馨にかしずき、馨を守るためだけに巨万の富を築いた千尋は、馨を「俺のお姫様」と呼び、身請けを申し入れる。けれど馨にはどうしても頷けない理由があった。頑なに拒絶する馨を、態度を一変させた千尋が強引に組み敷き……?恩讐の果てに花開く至極の恋。
  • 日報群雲浪漫【電子限定おまけ付き】

    人生をのんびり穏やかに過ごしたい巡査の日吉。そんな彼を悩ます人物が二人いる。一人は、世間を賑わす怪盗・蜘蛛。一人は、新聞記者で同窓生の三井。事件のたびに蜘蛛からは悪戯され、蜘蛛を捕り逃がしては、三井にその失態を記事にされる始末。それだけでも弱い胃を痛めているのに、なぜか二人から迫られて――。
    変態で大いに結構。人は誰しも心の中にそうした偏りを抱えているものだ。
    蜘蛛逮捕に奔走する警察官と記者の捕物奇譚!!【電子版限定おまけ付き】電子版描き下ろしコミックペーパー「日報群雲浪漫PAPER」(1P)を収録!!
  • 夜が明けても

    恋の痛手を抱え続ける卯一郎は、酔った勢いで抱きついた男・真と一夜を共にしてしまう。行きずりの関係のはずだったが、真は卯一郎に「友達になろう」と言い、家に通ってくるようになり……!?
    傷ついた心を優しく癒すスイート・ラブ!!
  • 華の命は今宵まで

    跡取りの男児がおらず、爵位返上は避けられないと思われた 小一森(こいちもり)子爵家に念願の養子が見つかった。 次期当主として屋敷にやってきた実道の世話係を仰せつかった透(とおる)は、美しく思いやりのある実道(さねみち)にたちまち惹かれてゆく。 実道も透を特別可愛がってくれるものの、華族の跡取りと男性使用人では叶うはずもない恋だった。
    だが実道は偽物だと言う者が現れて……?
    大正初期、お家騒動の渦中に花開く濃密情愛ストーリー。
  • 君知るや

    「刀のような人だ、八重樫剣」――。剣道の強敵〈ライバル〉である彼を、花森勝臣はそう思った。きちんと間合いをとらないと懐にとびこまれる。そんな鋭さと強さとしなやかさをもった彼に惹かれていく勝臣。剣もまた激しい思いと、負けたくない矜持の狭間で揺れる。もしも好きで好きでたまらなくなったら、互いの竹刀の鋒(きっさき)は鈍るのか……!?
  • 彩おとこ

    時は大正、大衆文化は華やかなれど未だ男は美よりも力の時代。蘇芳は弟の丁子らと協力して男物専門店「SUOH」を開店するが、なかなか思うようにいかない。さらに、蘇芳が惚れた陸軍少尉・五道に美を否定されたり、両刀使いの用心棒・岩吾に兄弟揃って狙われたりと色恋方面も前途多難……! 粋に酔え、ベルエポック・ダンディズム!
  • かごめのきみ

    時は大正。純情一途な学生の樹一郎は、通学の途中に洋館に幽閉されている謎の青年・丹生と出会う。鉄格子ごしにも関わらず二人は次第に親しくなってゆき、会うにつれ丹生への恋心がつのる樹一郎はついに「館を出よう」と誘う。しかし、丹生には館から出られない重大な理由があった…。時代の風俗を情感豊かに描き上 げた、大正浪漫の純愛物語。
  • つごもりの通り道

    よろず屋『つごもり』の主人、月森 藍次(つきもり あいじ)は人の形を借りた異形の者。警官の万善 巌(ばんぜん いわお)は、何故か月森の助手を務めている従兄弟(いとこ)の万善 未散(ばんぜん みちる)を守ろうと、なりゆきから月森と交尾をして精を与えることになってしまった。よろず屋には次々と不思議な依頼がやってきて、人と妖が交わるときに何かが起こる…。巌と未散の過去を描いた序章、「そこにない花」も同時収録。
  • どこにもない国

    南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。二人の間にはある秘密があって…。そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共に暮らすようになるが――。男同士の情愛の儚さを、当時の風景を濃密なタッチとともに描いた表題作とその続編。ほか読み切り5篇を収録した、ファン必携の作品集。
  • 軍人さんと金平糖

    こんな甘えたな軍人さんなんて、見たことないですよ

    遊郭で生まれ育った清は下働きの身にもかかわらず客の軍人・正嗣の妻として身請けされるが…。

    「彼を俺の、内縁の妻にするつもりです――」遊郭で生まれ育ち下働きとして働く清は、上官の伴でやってきた客の軍人・正嗣の酌をすることに。艶やかな花魁に一切興味を持たず、寡黙で、終始優しかった正嗣を清はいつしか待ちわびるように。これが遊女たちの言っていた恋…? そこへ再び正嗣が見世に現れ、楼主と緊迫した小競り合いを演じた末、清を身請けしてしまう。初めて外の世界へ出た清は言葉少なな夫との生活に馴染もうと頑張るが…。
  • 蟷螂の檻

    昭和の華・當間一族…地方名家・當間家の跡取りとして厳しく育てられてきた育郎は、座敷牢に匿われる妾腹の兄・蘭蔵に父の関心のすべてを奪われていた。辛くとも気丈にふるまう育郎だったが、そのそばには、常に一人の男がいた。典彦。育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。典彦は、孤独な育郎を蛇のように愛でた。深い口づけを教え、性処理とうそぶきながら股を開かせ、その長い指で尻を抉った。そうして育郎に快楽の種を植え付け体をいやらしく変えていった。そして数年後、事態は一変する。當間家当主が死に、育郎が次代を継ぐ時が来て― 孤独な御曹司に植え付けられた快楽の行く先は…。
  • 少年しのび花嫁御寮【特別版】

    俺はお前が欲しいだけの、ただのずるい男だ

    大正浪漫あふれる東京市。伊賀の少年は甲賀忍者の花嫁になった――

    「妻らしく、旦那さまと呼べ」華やかな大正時代の片隅で、甦りの秘術を持つ伊賀忍者の晶は、忍者犬のシンシャとひっそりと暮らしてきた。ある日突然攫われ、甲賀忍者の棟梁・虎目の花嫁にされてしまう。どうやら狙いは晶の秘術で、心身から交わることで術は虎目に転写されるらしい。はじめは反発しかなかったが、与えられる不器用な優しさに孤独がほぐされ、虎目の傍こそが自分の居場所だと思えるように。ところが、虎目が甦らせたいのは彼の想い人だと知り!?

    紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
  • 大正異能恋奇譚~塔ヶ崎家ご当主様の秘密~【特別版】

    ……なぜ、お前なんだろう

    当主のお世話係を命じられた新米使用人の圭太。常時手つなぎ、風呂から着替え、食事に至るまで完全介助のそのわけは…?

    資産家の屋敷の使用人となった圭太。ところが当主の和臣は代替わり早々に精神を病んで土蔵に隔離され、夜な夜な奇声と共に菜園を荒らすという。ある日、ついに和臣と遭遇した圭太は、元来の実直さからそっと綿入れを差し入れたのだが、これが元で圭太は和臣のお世話係を命じらる。右も左もわからぬまま彼の手を引き、風呂の世話をし、食事を手ずから食べさせ…身なりが整えば俳優並の美形の主が新米使用人を重用する、その驚きの理由とは!?

    紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
  • 箱の中の一等星

    妻の在る男と肌を重ねている――。
    小説家で自由奔放な友人・齋藤(さいとう)への届きそうで届かない、黛(まゆずみ)の秘めた想いの行方は…。

    素直になれない二人の、大人センチBL

    ※当作品はアンソロジー『レトロBL』に収録されている作品『箱の中の一等星』の単話配信版です。重複購入にご注意ください。
  • ゆうづつは藍にとける

    駆け出し作家の久世慎太郎は、恩師の家で下宿をすることになる。そこでは葛木章吾という書生も世話になっていて、人見知りの久世には少し居心地が悪くもあった。ある日、久世は習作を書いてきた葛木の指導を頼まれる。最初は渋々相手をする久世だったが、次第に普段の快活な葛木からは想像もできないような作品に圧倒されていき── 【雑誌掲載時のカラーを再現した電子限定仕様!!】
  • 玉響

    貿易商の一人息子である麻倉通忠は
    全寮制の旧制高校へ入学する。
    そこで同室になったのは、幼い頃に唯一
    心を許した幼馴染み、立花だった。
    けれど立花との再会は
    麻倉にとって複雑なもので───