ジャンル「幕末から昭和モノ」の検索結果
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「刀のような人だ、八重樫剣」――。剣道の強敵〈ライバル〉である彼を、花森勝臣はそう思った。きちんと間合いをとらないと懐にとびこまれる。そんな鋭さと強さとしなやかさをもった彼に惹かれていく勝臣。剣もまた激しい思いと、負けたくない矜持の狭間で揺れる。もしも好きで好きでたまらなくなったら、互いの竹刀の鋒(きっさき)は鈍るのか……!?
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時は大正、大衆文化は華やかなれど未だ男は美よりも力の時代。蘇芳は弟の丁子らと協力して男物専門店「SUOH」を開店するが、なかなか思うようにいかない。さらに、蘇芳が惚れた陸軍少尉・五道に美を否定されたり、両刀使いの用心棒・岩吾に兄弟揃って狙われたりと色恋方面も前途多難……! 粋に酔え、ベルエポック・ダンディズム!
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時は大正。純情一途な学生の樹一郎は、通学の途中に洋館に幽閉されている謎の青年・丹生と出会う。鉄格子ごしにも関わらず二人は次第に親しくなってゆき、会うにつれ丹生への恋心がつのる樹一郎はついに「館を出よう」と誘う。しかし、丹生には館から出られない重大な理由があった…。時代の風俗を情感豊かに描き上 げた、大正浪漫の純愛物語。
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よろず屋『つごもり』の主人、月森 藍次(つきもり あいじ)は人の形を借りた異形の者。警官の万善 巌(ばんぜん いわお)は、何故か月森の助手を務めている従兄弟(いとこ)の万善 未散(ばんぜん みちる)を守ろうと、なりゆきから月森と交尾をして精を与えることになってしまった。よろず屋には次々と不思議な依頼がやってきて、人と妖が交わるときに何かが起こる…。巌と未散の過去を描いた序章、「そこにない花」も同時収録。
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南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。二人の間にはある秘密があって…。そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共に暮らすようになるが――。男同士の情愛の儚さを、当時の風景を濃密なタッチとともに描いた表題作とその続編。ほか読み切り5篇を収録した、ファン必携の作品集。
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こんな甘えたな軍人さんなんて、見たことないですよ
遊郭で生まれ育った清は下働きの身にもかかわらず客の軍人・正嗣の妻として身請けされるが…。
「彼を俺の、内縁の妻にするつもりです――」遊郭で生まれ育ち下働きとして働く清は、上官の伴でやってきた客の軍人・正嗣の酌をすることに。艶やかな花魁に一切興味を持たず、寡黙で、終始優しかった正嗣を清はいつしか待ちわびるように。これが遊女たちの言っていた恋…? そこへ再び正嗣が見世に現れ、楼主と緊迫した小競り合いを演じた末、清を身請けしてしまう。初めて外の世界へ出た清は言葉少なな夫との生活に馴染もうと頑張るが…。 -
昭和の華・當間一族…地方名家・當間家の跡取りとして厳しく育てられてきた育郎は、座敷牢に匿われる妾腹の兄・蘭蔵に父の関心のすべてを奪われていた。辛くとも気丈にふるまう育郎だったが、そのそばには、常に一人の男がいた。典彦。育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。典彦は、孤独な育郎を蛇のように愛でた。深い口づけを教え、性処理とうそぶきながら股を開かせ、その長い指で尻を抉った。そうして育郎に快楽の種を植え付け体をいやらしく変えていった。そして数年後、事態は一変する。當間家当主が死に、育郎が次代を継ぐ時が来て― 孤独な御曹司に植え付けられた快楽の行く先は…。
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俺はお前が欲しいだけの、ただのずるい男だ
大正浪漫あふれる東京市。伊賀の少年は甲賀忍者の花嫁になった――
「妻らしく、旦那さまと呼べ」華やかな大正時代の片隅で、甦りの秘術を持つ伊賀忍者の晶は、忍者犬のシンシャとひっそりと暮らしてきた。ある日突然攫われ、甲賀忍者の棟梁・虎目の花嫁にされてしまう。どうやら狙いは晶の秘術で、心身から交わることで術は虎目に転写されるらしい。はじめは反発しかなかったが、与えられる不器用な優しさに孤独がほぐされ、虎目の傍こそが自分の居場所だと思えるように。ところが、虎目が甦らせたいのは彼の想い人だと知り!?
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版! -
旧制高校二年の行彦は、本家の嫡子・光太郎の目付役として寮生活を送っている。年下だが凛々しく聡明な彼に対して恋心を隠す日々の中、友人に誘われて遊里通いを続ける光太郎を止めようと、誤解とも知らずに自慰の手伝いを申し出てしまう。深まる関係、すれ違う両片想い。触れられるたびに「学生の間だけ」と心に繰り返し言いきかせ、身分違いの恋をあきらめようとする行彦だが――…。 北沢きょう先生の美麗なイラスト入り♪
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……なぜ、お前なんだろう
当主のお世話係を命じられた新米使用人の圭太。常時手つなぎ、風呂から着替え、食事に至るまで完全介助のそのわけは…?
資産家の屋敷の使用人となった圭太。ところが当主の和臣は代替わり早々に精神を病んで土蔵に隔離され、夜な夜な奇声と共に菜園を荒らすという。ある日、ついに和臣と遭遇した圭太は、元来の実直さからそっと綿入れを差し入れたのだが、これが元で圭太は和臣のお世話係を命じらる。右も左もわからぬまま彼の手を引き、風呂の世話をし、食事を手ずから食べさせ…身なりが整えば俳優並の美形の主が新米使用人を重用する、その驚きの理由とは!?
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版! -
妻の在る男と肌を重ねている――。
小説家で自由奔放な友人・齋藤(さいとう)への届きそうで届かない、黛(まゆずみ)の秘めた想いの行方は…。
素直になれない二人の、大人センチBL
※当作品はアンソロジー『レトロBL』に収録されている作品『箱の中の一等星』の単話配信版です。重複購入にご注意ください。 -
駆け出し作家の久世慎太郎は、恩師の家で下宿をすることになる。そこでは葛木章吾という書生も世話になっていて、人見知りの久世には少し居心地が悪くもあった。ある日、久世は習作を書いてきた葛木の指導を頼まれる。最初は渋々相手をする久世だったが、次第に普段の快活な葛木からは想像もできないような作品に圧倒されていき── 【雑誌掲載時のカラーを再現した電子限定仕様!!】
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貿易商の一人息子である麻倉通忠は
全寮制の旧制高校へ入学する。
そこで同室になったのは、幼い頃に唯一
心を許した幼馴染み、立花だった。
けれど立花との再会は
麻倉にとって複雑なもので─── -
【餌になると言ったのはお前だぞ】幼い頃から妖を引き寄せる体質の実は、ある日、軒先で倒れていた奇妙な犬を拾う。その正体は、名を封じられ力を失くした鬼だった――。「漸く見つけたぞ」ある因縁から、力を得るためにお前が必要だ、と告げられる実。その方法は、人の姿となった鬼と「契る」こと。体の奥まで貪られるような初めての感覚に、実は翻弄され――!?
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【BL】「勘違いするな。私が君を買ったわけではない」吉原一の花魁・紅椿に可愛がられる、見習い花魁の桔梗は、紅椿の身請け人である東堂中佐に激しい恋心を抱いてしまう…切なくも艶やかな遊廓恋模様。
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【BL】「もし一晩君を買えたら…君の瞳を、見つめるんだ。」没落した家を再建するため、みずから吉原に身を投じた紅椿(べにつばき)。純潔のまま頂点に登りつめたが、その心は孤独で頑なだった。ある晩、彼のもとに、奇妙な青年が訪れる…。『吉原オペラ~美娼年は軍服にくちづける』待望のスピンオフ。狂おしくも切ない、愛の結末とは。
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一途に愛する人魚×素直になれない中年男
人魚と夫婦になると不老不死になるという――
不老不死の人魚に、女と間違われ嫁にもらわれた男・キヨ。
人魚の力により死ねない体になったキヨは、
悩みながらも、終わりのない生を2人で寄り添い過ごしていた。
一方、キヨを深く愛する人魚だったが、彼にはある秘密があり…?
『鴆‐ジェン‐』が話題の実力派・文善やよひが紡ぐ、
種族を超えた純愛幻想奇譚。
コミックス描き下ろしも収録! -
「これ好きなの知ってるよ 人間には出来ないでしょ」
不老不死の人魚に女と間違われて嫁にもらわれた男・キヨ。
彼もまた、人魚の力で死ねない体になっていた。
人魚の仲間と不老不死を解消する秘密を求め、
別れ別れになってから五十九年後に再会するが…?
『鴆-ジェン-』でブレイクした人外系の実力派・文善やよひが紡ぐ、
一途な人魚×素直になれない中年男の
種族を超えた純愛幻想奇譚。 -
かわいがって、ください大実業家の長男・威史のもとへ奉公に出された志信。しかしその仕事はまるで愛妾のようで…!?大実業家、折坂家の長男・威史のもとへ奉公に出されることになった志信。幼い頃一度だけ会った優しい若さま。己の不遇に腐らず、精一杯お仕えしようと決意した志信の前に現れたのは、思い出を覆すほど奇妙に明るい……しかし間違いなく本人。女の子の服を着せられ、膝に抱かれ、愛妾のように扱われながらも、志信は次第に威史の真意を察するように……。和と洋が溶け合う大正期の資産家の屋敷を舞台に繰り広げられる、甘やかな主従ロマンス。
夢乃 咲実 (著), 篁 ふみ (イラスト)出版社:二見書房 -
時は大正末期、場所は花街。「夢二」と名付けられ男娼として働く秋斉の母親への想いと絵師・奥村への慕情を描く表題作を筆頭に、秋斉の初恋、そして成長後が語られるシリーズ番外編も収録。他、人形浄瑠璃の世界に身を置く少年同士の密かな恋物語、呉服屋奉行人の、坊ちゃんへの淡い恋心を描いた短編も加えた珠玉の作品集。しっとり儚いジャパネスクの恋心。舞い落ちる花弁のように柔らかに、会田薫の世界が今、アナタの心に開かれる――。
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達きたいなら、私に請いなさい没落の一途を辿る花房伯爵家の次男・夏彦は、成り上がりと噂の絶えない男爵・鷹司宗敬から援助を代償に「書生」にと望まれるが…。華族衰勢の代。花房伯爵家次男・夏彦は、傾く家のために政略結婚を期待されていた。そんなある日、成り上がりと噂の男爵・鷹司宗敬から、家の援助と引き換えに「書生」にと望まれる。政略結婚でのし上がり、実業家として成功した男からの突然の申し出。夏彦の脳裏に、宗敬の理知的かつ鋭い眼差しが蘇る。単なる善意か、はたまた――。伯爵家としてのプライドを疼かせながらも、自暴自棄に承諾する夏彦だったが…。電子書籍限定配信!
ゆりの 菜櫻 (著), 赤木 作次 (イラスト)出版社:二見書房 -
「まずい…っ 少しでも音を立てたら気づかれる…!」
時は大正。恋人同士である大和(やまと)と晶(あき)の関係は、大学寮内では絶対秘密。
だが、唯一の安息地であった二人の部屋にも、ついに住人が増えてしまうことになる。
寮の片隅で息を殺し、誰にも気づかれないように絡み合う。
込み上げる背徳感に、二人の劣情は止まらず――…。
※当作品はアンソロジー『レトロBL』に収録されている作品『秘事恋慕』の単話配信版です。重複購入にご注意ください。 -
出逢いは、きっと運命だった──!
元男娼の月(ユエ)は、仕立て屋をしながらひっそり暮らしていた。
そんなある日、塀の向こうから美しい人形の首が降ってきた!
人形の首の持ち主は老舗の人形屋・菱屋の跡取り息子の英隆だった。
月の美しさに惹かれた英隆は、月にモデルを頼むのだけれど……。
塀の向こうは綺麗な世界、塀のこちらは色の世界。
立場の異なるふたりの恋は── -
明治時代のオメガバース。無情な時代で、過酷な運命に抗う身分差恋愛。――時は明治16年。人々は発情期のΩを“サカリ”と呼び忌み嫌っていた。身寄りのないマヤは見世物小屋で奴隷同然の暮らしをしていた。理不尽な暴力、強要される性的奉仕。そんなマヤはある日、財閥の御曹司・渚 征爾(α)と運命的な出会いを果たす。真っ直ぐで温かい征爾にどんどん惹かれていくマヤ。不条理な世界で巻き起こるドラマティックな恋物語。
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丹波麗司は魔性の男。男色家。そして恋多き男であった。恋と言うにはあまりに歪つで、でもそれは確かにあの頃の彼の恋の形であった。『連地獄~白薔薇編~』に続く、赤薔薇・麗司のショウハウスで歌っていた時のエピソード2本を含んだ1冊!
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大正末期、美しい少年・麗司は美しい父親に恋をしていた。 由緒ある能楽一家・丹波家にはしきたりがあり、濃い血を残す為兄と妹は夫婦となった。望まぬ結婚に狂った妹より生まれた子・麗司は母親に良く似た美しい男に成長する。丹波の血の因果か、はたまた狂い死んでいった母の呪いか…麗司は父親を恋慕い、強く愛する様になる。心に闇を抱えた父親と少女のような心を持った息子の行きつく先ははたして…
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ある冬の寒い日、病弱の母と二人暮らしの猪瀬東の家に、一人の男が訪ねてくる。
昔の猪瀬家の使用人で今は金貸しをしているという松岡末治は、困窮する母と東に援助を申し出る。
最初は不信感を抱く東だったが、松岡はかつての恩を返したいだけだと告げる。
そんな松岡に徐々に惹かれるようになる東。
しかし、松岡はいつまで経っても一線を画す態度で……?
生まれも育ちも異なる二人が共に巡る春夏秋冬── -
こうして踏みにじられるように抱かれるのが快感か侠客一家の次男・圭介のものとして引き取られた契。しかし縁談話が持ち上がるや、圭介に性奴隷のような扱いを受けるようになり…「ご命令なら従います――」 西欧の血が入っているがゆえに捨てられ虐げられていた契を拾ったのは、関東一の侠客・鬼頭一家の次男・圭介だった。 しかし圭介は、契に縁談話が持ち上がった日から態度を一変させ、男同士の交わりを強いるようになる。 縄で縛られ、張り型を埋められ、気を失うほどに激しく嬲られる毎日。 酷い辱めを受けているはずなのに、契の淫欲の証はしとどに濡れて…。 性奴隷として調教されていく一方で、主である圭介へ変わることのない想いを抱き続ける契。餓える二人の果ては――。
あさひ 木葉 (著), 実相寺 紫子 (イラスト)出版社:二見書房 -
「いいじゃねぇか、キスくらい」「よくねぇんだよ!!」陰陽師の朱利と組んでモノノ怪退治をすることになった警官の圭一郎。キスから始まった報酬はエスカレートしていって――!?時代は明治初期。警官の圭一郎は嫌々ながら陰陽師の朱利とコンビを組んで、街を跋扈するモノノ怪退治をすることに。朱利の何もかもが気に食わない圭一郎は、どうしても殴らずにはいられない。そんなケンカばかりの自分たちなのに、朱利はなぜか報酬にキスを上乗せするよう言ってきた! 言いくるめられた圭一郎は為すがまま……。朱利の行為は次第にエスカレートしていくのに、圭一郎はやっぱり拒めない。そんな中、街に鬼が現れて――!?
清白 ミユキ (著), 北沢 きょう (イラスト)出版社:二見書房 -
幻の遊郭と謳われる旅一座に、人気絶大の花魁がいる。想像を絶するおしゃぶりテクで男をイカせるが、決して誰とも寝ないという…。それもそのはず、なんと花魁は男だったのだ! しかしある時、店のキモオヤジに正体がばれてしまい…!? その日から昼はキモオヤジたちに犯され、夜は花魁として客の竿を咥えまくる二重生活を送ることに。そして、堕ちていく花魁の前に現れた男とは…!?
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