レーベル「もえぎ文庫」の検索結果
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「俺といるときは月夜のままでいいよ」。トップアイドルのルナは、クールさが売りの氷の王子。しかし本来温厚な性格の工藤月夜はギャップに悩んでいた。そんな時に出会った、毎回握手会に来ていた大学生の近江大輔。彼は、月夜の素顔も含めてファンだと言う。パパラッチを避けながら重ねる逢瀬。バレればクビの危険な恋。ソロデビューを控えた大事な時期なのに大輔に惹かれていく月夜に、事務所の絶対ルール「恋愛禁止」が立ちふさがる!
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大正八年。新橋で税理事務所を開いた槙は、副業として恋文の代筆も請け負っている。その宛先のほとんどは、新橋界隈の芸姑や女給たちから絶大な人気の倉田組・三代目だった。ある日、槙は暴漢に襲われたところを偶然、倉田に助けられる。今まで何通も恋文を書いてきた相手である倉田を目の前にして、槙はなぜかずっと恋い焦がれていたような気持ちになってしまい…。
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「大事な息子さんに欲望全開な鬼畜でホントすみません」。時哉が仕事で預かった仏壇の中にあった、水晶のかんざし。それには男花魁の霊が宿っていた! 幼なじみの平園要がその霊に取り憑かれてしまい性格が一変、周囲の男を次々に誘惑し始めて…。とうとう職場の先輩に迫られる場面を目撃した時哉は、本当の要を取り戻すため、花魁の霊を成仏させようとするが…!?
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販売企画部の新入社員・深幸は、初仕事で出会った十歳年上のデザイナー・佐伯に一目惚れ。勢いでいきなり告白した深幸だったが、「自分にふさわしい大人の男になったら考えてやる」と告げられてしまう…。しかし、一心不乱に、佐伯に釣り合う大人の男を目指す深幸に、いつしか佐伯の見る目も変わってきて…。
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依頼主はまさかヤクザ!? 二十日間の住み込みで水泳コーチのバイトを始めた快斗。個人投資家を名乗り豪邸で暮らす伊勢谷は引き締まった筋肉質でかなりの美丈夫。泳げないなんてウソじゃないの? しかしシャワー室で見た伊勢谷の背中には不動明王の刺青が…。
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大手不動産会社に勤める志藤由希也は、駅前商業施設向けの新規飲食店テナントを探していた。由希也が目玉にと考えていたのは、人気のイタリアンレストラン。オーナーの結城敬一郎に、ぜひ出店を検討してもらおうと、由希也は店を訪れる。しかし客を装っての偵察がバレてしまい結城の態度が一転! 出店契約の条件に、由希也に身体を差し出せと言ってきて…。
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曖昧な記憶を頼りに、かつて自分が神隠しにあった故郷の森を訪れた裕一は、鬱蒼と生い茂る木々の奥に朽ちかけた神社を見つける。通り雨を避けて入った社殿で、謎の男に抱かれる裕一。自分はこの感触を、この男を知っている! けれどいったいどこで!? 幻想的な神隠しの森の秘密を描いた表題作のほか、霊との3P(!?)を描く「幽霊の恋人」も収録されたオカルティック短編集!
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下着メーカーで新製品の試用モニターをすることになった、服飾専門学生の周防光圀。単なるバイトかと思いきや、未発売商品の情報漏洩防止のため、副社長の王臥一威から、使用後の下着を洗わず返却せよとの指示が! その上、さらなる秘密保持のため一威のマンションでの同居も提案される。いよいよ商品の発表を控えたある日、もっと色気が必要だと、光圀は浴室で一威に迫られてしまい…。
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本家に復讐してやる――。二世紀以上続く医者の一族、八津葉家。過去の冤罪で本家を追われた分家の計都は、一族を乗っ取るためエリート医師として研鑽し本家の養子に入る。「計都はこっちのほうがいいのかな?」普段は穏やかな本家の跡取り息子・静の指が、触診するように計都の後孔を探る。そして旧家のしきたりに絡め取られ、またしても起こる冤罪の罠。果たして静は敵か味方か? 白衣の頂を目指し、男たちの運命が交錯する!
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広さ二十畳ほどの、隠された地下室。緊縛師・辻井の職場であるそこに、極上のペット候補がやってきた。彼の名前はアオ。容姿も申し分なく、背中に掘られた十字架のタトゥーが艶めかしく存在を主張している。雇い主の「御前」のため、アオを淫らに調教するのが辻井の仕事だが、縄に酔いしれるようになっても、アオには謎めいた部分があり……?
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「勇豪とひとつになりたいんだ…」。偶然見かけた美しい陶器に魅入られた朝永勇豪は、自身が編集する雑誌でその陶器を紹介しようと、作者である桜坂龍遙を探し出す。しかし、龍遙は人間国宝級の陶芸家・龍迅の孫で、未だ作品発表を祖父から許されておらず、彼の生活はすべて祖父の管理下におかれていた。龍遙の美貌と才能に惚れ込んだ勇豪は祖父から独立させるため、彼を支援しはじめるが…。
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ヤクザお抱えの贋作画家・結城愛士が見た、巨大なライオンに嬲られる夢。目を覚ますと、野生の獣のような極道・洞泉が、勝手に自宅へ転がり込んでいた! 男女問わず奔放に関係を持つ洞泉と、幼い頃の経験から、性に対しトラウマを持つ愛士。ぶつかり合うふたりだったが、ある日、愛士が男に襲われてしまい…!? ヤリ手極道×美人絵師の、肉食系恋愛事情!
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時間をかけた丁寧な診療を旨とする整形外科医・黒崎裕哉は、離島から都会の総合病院への異動初日、エリート医師の香月信司と出会う。効率を重視し同時に多数の患者と向き合う信司の診療方針は、裕哉には理解し難かった。事あるごとに対立するふたりだったが、ある事件をきっかけに互いを認め惹かれ合う。そんな中、多忙を極める裕哉に再び離島の診療所に戻らないかというオファーが! 仕事と恋の狭間で揺れる裕哉が導き出した答えは…!?
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一夜限りの相手だったはずの広瀬誠一と、仕事で再会した真田路也は、身体だけでなく心を通わせ恋人同士になった。幸せな日々を送る路也だったが、ある日、他社からヘッドハンティングされている上司から、一緒に転職しないかと誘いを受ける。逡巡する路也に対し、上司は誠一との関係を持ち出し脅しをかけてきて…!?
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真田路也は、一夜限りの相手・広瀬誠一に職場で再会して狼狽える。誠一は、路也の会社が新たに手がける商品のデザイナーだった! 保身のため十歳も年下の誠一に「あれはただの遊びだった」と言い放つ路也だが、「また抱かれなければ会社にバラす」と逆に脅されてしまう。従うしかない路也だったが、いざ再び抱かれてみると我を忘れるほどの快感に思わず…。
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大宮建は姉の頼みで、姉の夫の従兄の日下静司を居候させることに。考古学の准教授の日下は、遺跡調査やフィールドワークも多く、学者というよりは日焼けして筋骨隆々のむさくるしい大男。しかもゲイだった! 家の中では顎で使われ、外では泥酔して警察から呼び出されと、マイペースな日下のせいで建は振り回されっぱなし。ある日、台風で停電した家の中で野宿のまねごとをするうち、自制心が決壊しそうになった日下に建は…。
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容姿端麗・頭脳明晰・性格温厚で非の打ち所のない学園の王子、その名も大路正明。朝比奈陸、通称ヒナも秘かに憧れていたが、ある日ヒナは大路の裏の顔を知ってしまう。憧れの大路像とのギャップにショックを受けるヒナだが、さらに追い打ちが!なんと、大路がヒナに一目惚れしたと宣言!!あれよという間に学校中の公認カップルに――!「俺のことが好きなら、つきあえよ」と、大路に凄まれるヒナ。果たしてヒナの運命は……!?
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「塗りますのでお尻出してください」。王子様と呼ばれる電子楽器の開発部エース滝口巽は、バンコク支社への視察旅行中、激辛のタイ料理でお尻がヒリヒリ。同行するのは入社1年目にしてトップ営業マンとなった東堂恭一。有能な先輩とのリゾートライフにときめく恭一は、ホテルの部屋で治療と称して、痛みに呻く巽のお尻に塗り薬を摺りこんでいき…。ふとっちょさんに憧れるマッチョの恋を描いた「恋するダイエッター」も収録!
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8年前の夏休み、迷子の少年を案内した大学生の剛司は、翌日の再会を約束する。しかし少年は現れなかった。現在、教師になった剛司は赴任先で、担当クラスの生徒・悠麻に既視感を覚え、夏の記憶がよみがえる。果たして悠麻は、あの日の少年・モモなのか!?
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涼しげな美貌、清らかな「気」を持つ安倍晴明は、京の都で評判の陰陽師である。確かな腕を持つ晴明には怪奇な事件の依頼が後を絶たない。晴明が使役する式神は「涼牙」。その姿は変幻自在、かつては人心を惑わし悪事の限りを尽くした凶暴な魔物である。反抗的で隙あらば晴明の命を狙う涼牙と晴明の間には、緊張感が漂う。しかし、様々な事件を共に解決するうちに、陰陽師と式神に信頼関係のようなものが築かれていく。
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都で話題の笛の名手・夕凪。その腕と美貌を見込まれ、宮中での宴に“女性楽士”として加わるが、時の帝・栖凰帝に見初められ、毎夜のように恋文が届くようになる。だが夕凪には、性別以外にも、それに応えられない重大な秘密があった・・・…。 しかし、栖凰帝によって宮中の奥深くに閉じ込められ、強引に身体を奪われてしまい!? 「私から、逃げおおせると思うな」――荒れ狂う想いとは裏腹に、幾重にも禁じられた恋の行方は?
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鎌倉時代、京都の六波羅探題に勤める北条春時は、傀儡師・夜叉丸とともに、霊鬼によって全身の血が抜かれた死体の謎を追う。ある貴族の館に招かれた春時は、立ち籠める伽羅の香に意識が朦朧として袴を解かれてしまう。巧みな指先に触れられた春時は思わず…!?
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目覚めたら真っ裸で檻の中。「なあ仁…乳首とペニスと、ここ。どこが一番気持ちいいんだ?」って瑛! 冷静に観察レポート書いてんじゃねぇ! インテリ学生の瑛に拉致られたヤンチャな仁。交わらないはずの二人の人生が、密室でおバカな化学反応を起こす!?
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兄への思慕を一夜の相手で紛らわそうと、幸司は出会ったばかりのエリートサラリーマンの風の雅彦のマンションへ。そこで幸司はキツく手足を縛られ無理やり凌辱される。責められながら自分の身体が痛みを受け入れ悦びを感じていることに戸惑う幸司はやがて…。
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失業した花火職人の宏正は、勘違いから引っ越したばかりのマンションの大家さん霞大三郎を抱いてしまう。だが実はイケメンが越してきたと狙っていたのはエッチ大好きな霞のほうだった。爆破解体会社での仕事を紹介してもらった宏正は、社長と霞の仲を知り…。
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「先輩、抱かせてください」 スタイリッシュに大人の恋を楽しむのが信条の医大生・雪光蛍(ゆきみつほたる)の前に突然現れ、そう言い放った後輩・石蕗宗士(つわぶきそうじ)。その暴言が原因で決別したふたりだが、小児科医となった蛍は、なぜか保育士となっていた宗士と再会。実はあれ以来、割り切った恋愛が楽しめなくなっていた蛍は宗士に苛立ちをぶつけるが・・・・・・!?コドモ嫌いの小児科医と保育士の、すれ違いの恋模様!
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時は明治。帝都・東京で囁かれる、死体が上がらない“妖し沼”の噂――。新米編集者・香月真澄は取材のため、“妖し沼”を訪れる。それ以来、奇怪な夢を見るようになった。夢の中で沼に咲くのは、亡者の顔をした蓮の花。決まって漂う、沈水香の残り香。そしてその頃、ある芝居が人気を呼んでいた。それは美しい人形による男女の心中もの。担当作家・泉 鏡花に誘われ、その芝居を観にいった香月が、そこで目にしたものは……!?
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ダイニングバーを経営する小石川の前に、ソムリエを目指すクラウスがドイツから押しかけ居候することに!? 15歳という互いの年齢差になかなか本気になれない小石川だったが、客の一人からも言い寄られ…。年下攻め、オヤジ受けの恋の行方は果たしてどうなる!?
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「ナツは友達じゃない」幼なじみで、小さい頃から一緒にいた政道(まさみち)に、突然そう宣告されてしまった夏希(なつき)。四六時中自分にベッタリな政道に時々うっとおしさは感じつつも、他人を寄せ付けない中、唯一自分だけには心を許してくれている親友・・・・・・。そう思っていただけに大ショック!しかしその言葉の理由が、昔交わした小さな約束にあると知って――?一途でせつない下克上ラブ
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月花流宗家の一人息子・葉輔は、華道界の異端児・如月の個展を訪れたが、花の香りを受け付けない体質から、早々に会場を後にする。宗家のライバルのスパイを命じられた葉輔は、如月の元で働くことになるが、部屋に呼ばれ眠っている間に正体がバレてしまい…!?
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