レーベル「ディアプラス文庫」の検索結果

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  • エンドレス・ゲーム

    十四歳のとき母を亡くした誓史(ちかし)は、弁護士の佐伯に引き取られ、一緒に暮らしている。優しい佐伯は、誓史の母が亡くなる間際、籍を入れるだけの結婚をして、行き場を失った誓史を迎えてくれたのだ。以来、誓史は佐伯への想いを隠して、偽りに満ちた家族ごっこを四年間続けてきたが、それはあるきっかけから綻びを見せ……!? 表題作を含む三篇に、新たに書き下ろし二篇を加えた月村奎の人気作、ついに待望の文庫化!!
  • 片恋の病

    関西を中心に活躍する中堅お笑いコンビ『表面張力』。ネタ担当の由(ゆう)は相方の深野(ふかの)に十年以上片想いをしていた。デビュー直後から実力充分と言われながら中々ブレイクしないのは、自分の恋心が邪魔をしているせいではないか? 由の気持ちも知らず、“由と一生漫才をしていくため”今年こそ絶対「全漫」で優勝すると公言する深野の言葉が、震えるほど嬉しい。けれど苦しい。迷いを抱えたまま今年も予選が始まった――。
  • この恋、受難につき

    イケメン大好き美少年・粉雪(こなゆき)は、エッチなことをしようとすると体が拒絶してしまう謎の現象に悩まされていた。これでは一生彼氏もできず処女のままだと悩んだ末に、近所で評判のお寺へ相談しに行く。だが、そこにいたのはお爺さん住職ではなく、長身美形の男・慈海(じかい)だった。さらに慈海は、粉雪にはこの世に未練を残した霊が取り憑いており、成仏させるには年上の男とのセックスしかないと言い出して……!?
  • 溺れる人魚

    原因不明の足の痛みを抱えた水泳選手の眞生(まき)は、大学の水泳部を休部し、スイミングクラブで講師のバイトをしている。そのバイト先に現れたのは、派手な見かけで優雅な古式泳法を使う男、桂だった。鍼灸師の桂は、眞生の病に癒しの手を差し伸べてきた。だが桂は私生活では遊び人で、眞生に対して恋愛ゲームをも仕掛けていたのだ。そんな男の手管に、知らずに落ちる眞生だったが……? タラシの鍼灸師×純情スイマーの恋。
  • 華客の鳥

    「あいつは俺を……恨んでる」。チャイナタウンの片隅で、ハルはシンと同居しながら、その心のうちを掴みきれずにいる。シンの中に自分への憎しみがあるのではないかと、そう疑ってしまうのは、少年時代、二人が出会った頃のある事件のせいだった。ストリートチルドレンだったハルが出会った、中国人形のように美しいシン。闇にとらわれたある男の籠の鳥だった彼を、ハルは自由にしてやりたかったのだ……。
  • はじまりは窓でした。

    自分にも他人にも厳しく、部下から煙たがられている吉国(よしくに)。ある日、ワケあって自分の股間をチェックしていると、高層ビルなのに窓の外から視線を感じる。顔を上げたら、そこには窓拭きの清掃員・白柳(しろやなぎ)がぶら下がっていた――!! 口止めをするべく会社を調べて会いに行くが、彼は気持ちのいい青年で、一緒に食事をすることになり……? 窓拭き職人×エリートリーマン、働く男たちの年下攻ラブ。
  • believe in you

    明るくて人懐こい高校2年生の朔矢(さくや)には秘密がある。義兄との間に生まれた歪み、着せられた濡れ衣――朔矢がひとり抱えていた秘密と孤独をある日隣人兼クラスメイトの二階堂に知られてしまった。「何か問題が起こったら、とりあえずうちに来い」そう二階堂が言ってくれたその日から、朔矢の心は二階堂に向かい始めて……。表題作のほか、その後の朔矢と二階堂を描いた「anchor(アンカー)」を収録。心に響く、優しい恋の物語。
  • 恋愛できない仕事なんです

    警視庁、薬物捜査係の刑事・本名は後輩の塚原のガサツさが嫌いだ。 苛つく本名に対し、改める気配のない塚原の態度がまたストレスだった。 ある日一斉摘発があり、事件に関わった男をとり逃がした二人。 手がかりを得るため男の恋人を取り調べていた最中、本名は「あなたってさ、恋愛したことないでしょ?」と指摘される。 言葉の意味を測りかねていた時塚原にゲイバーへの聞き込みに誘われ、出かけていった本名だが……!?
    ★電子限定描き下ろしショートストーリーを収録!!
  • 甘い手、長い腕

    入院中の父を見舞うため、両親の離婚以来四半世紀ぶりに故郷を訪れた理一(りいち)。一人暮らしの父の世話をかいがいしく見てくれていたのは近所にある毛糸工場の息子・真尋(まひろ)だった。なりゆきから父の経営するシャツ工場を手伝うことになる理一だが、真尋と頻繁に顔を合わせるうちに、やわらかな笑顔の奥にある芯の強さをまぶしく感じている自分に気づく。やがて彼の視線の行方が気になり始め…? 真尋視点の続篇も収録。
  • オールトの雲

    お姫様のような母親と一緒に太陽の前に現れた小さな王様――それが、流星だった。外国の血を引く繊細に整った容貌と、誇り高くまっすぐで、嘘やごまかしのない性格。そのせいで周囲から浮く彼をほうっておけず、いつだって側にいた。けれど、部活の合宿先で偶然会った流星は、太陽が知らない顔をしていて……。闇夜に迷う心を照らす、一等星の恋。 その後の二人を描いた書き下ろし「真夜中の虹」も収録。
  • はな咲く家路

    高校生のかずさは、生まれた時からずっと母・弓子と二人で生きてきた。ある日、弓子から「結婚したい人がいる」と告げられ、木工作家の慎一と自分と同い年だという息子・葵と顔合わせをすることに。初めて会う葵は、真面目で臆病なかずさと違い、まっすぐで自由で――夜空を取り込んだような黒い目で、健やかに笑った。そして、弓子と慎一は結婚し、二人は兄弟になるが……。心を溶かす、初雪色の恋物語。
  • 不器用なテレパシー

    諒矢(りょうや)は幼馴染の颯(そう)に恋心を抱いていた。高校二年の夏、うたたね中に颯にキスされて、颯も同じ気持ちだと確信した。言葉を交わさなくても、颯との絆を強く信じた。けれど俳優を目指す颯とともに上京した後、諒矢は颯に拒絶され、別離を告げられた。あれから二年──。喫茶店の主・大森に救われて住み込み店員として働く諒矢のもとへ、人気俳優になった颯が訪ねてきて……? 胸ふるわせる、初恋スウィート・ペイン。
  • ふたりでつくるハッピーエンド

    役者志望の大学生・友理は、親に反対され家を飛び出し行き場をなくしていたところ、人気俳優・岩舘春樹の家に居候させてもらうことになる。春樹は友理がオーディションに参加している作品の主演俳優。子役時代から40歳を迎える現在まで一線で活躍し続けている。春樹が素で醸し出す大人の魅力に同居初日から参ってしまう友理だが、一方の春樹も友理の賢さと一生懸命さが可愛く見える自分に戸惑っていて……?
  • おまえが望む世界の終わりは

    俳優兼映画監督の佳人(けいと)は、8年ぶり、二度目の映画を撮ることに。馴染みの操演の親方に特別な「火」を依頼したところ、若い弟子・孔太を紹介される。孔太はゲイでもないくせに、佳人に「付き合ってくれ」と迫ってくる。「あんたならやれそうだ」と。しかも訳アリの彼と、しばらくの間同居しなければならなくなって……!! 傷ついた子供のような、でもまっすぐな孔太との生活は、佳人の15の頃の記憶を揺さぶる……。
  • 恋にいちばん近い島

    全財産を騙し取られた翠が、人生をリセットするために選んだのは南の島の寮監兼料理人という仕事だった。なのに赴任した先で、大好きだった初めて彼・ムギと再会。過去に失敗した相手だけど相変わらずかっこよくて優しいムギに、まだ翠の心に残る恋の導火線に火がついてしまう。そんななか、島の固有種の密売事件が起き……? 動物たちがかわいくて、空と海が綺麗な癒しの場所で育まれる、アイランドロマンス。
  • GIトライアングル

    ラクシュミ――その漆黒の強く美しいサラブレッドに惚れ込んだ若手ジョッキー清美は、馬主である星生にラクシュミに乗せてほしいと直訴した。すると星生は「勝てばよし、負けたら私の意のままになるなら」ととんでもない騎乗の条件を持ちかけてきた。クールな男から出されたその提案を、勢いで受けて立った清美だったが……!? レースでの勝利と自らのカラダを賭けて、乗るか乗られるか、恋のじゃじゃ馬ならし!!
  • シュガーギルド

    八年のイギリス駐在を経て日本に戻って来た達生(たつお)は、帰国したその足でオフィスに向かい、海外赴任中に入社したり異動してきた社員たちと初めて顔を合わせることに。しかし、達生の存在に気づいていないのか、ひとり黙々と仕事を続ける男がいた。その男――和(なぎ)は、渡英直前に旅先で一夜を共にし、置き去りにしてきた相手だった……。大人のためのビタースウィート・ロマンス
  • バイバイ、ハックルベリー

    ヒカリ――大学の入学式で人違いで呼びかけられたことがきっかけで、同じ学科、同じサークルの槙志(まきし)と友達になった塁(るい)。 明るくて屈託のない塁と違って大人っぽくて思慮深い槙志を、知れば知るほど、自分に似ているらしい「ヒカリ」の存在が気になっていった。 そんなある日、ふいに槙志にキスされる。 そのわけも問えぬまま夏休みに入り、塁は槙志と共に彼の実家の離島に向かうけれど……? 夏色初恋ダイアリー!!
  • お試し花嫁、片恋中

    市役所に勤務する幸野は、エリート官僚にして御曹司の伊豆倉にある借りを作る。その代償に求められたのは三ヵ月間の夫婦ごっこ。意中の相手がいるという伊豆倉には本人が気づけない「伴侶を得られない欠点」があるらしい。その欠点を探すために始めた同居だったが、かりそめの花嫁として扱われるうち、幸野は伊豆倉に惹かれてしまう。甘くて優しい、けれども決して自分を愛してはくれない男との恋の行方は……?
  • 恋は甘くない?

    揉め事が苦手でノーと言えない睦月は、大学入学早々、先輩がふくよか男子ばかりというスイーツ研究会に入部することになった。同じく新入部員となったのは、イケメンで何でもはっきりとものを言う川久保。まったく似ていない二人は、一緒に行動するうちにだんだん仲良くなってゆく。そんなある日、いつも助けてもらっていることを睦月が詫びると、「お返しにキスでもさせてもらおうかな」と川久保に唇を奪われ……?
  • さみしさのレシピ

    フードスタイリストの卵・知明は、ある雨の日、叔母の夫だという男・慈雨からの電話で叔母の死を知らされる。 墓参り代わりに家を訪ねると、そこで出会った慈雨は、華やかだった叔母とは対照的に、もの憂い翳りを宿していた。 同棲中の彼女に裏切られた知明は、慈雨宅に居候することに。生活を共にするうち、慈雨に心惹かれ始める知明だが…? ふたりぼっちのレイニー・ロマンス、オール書き下ろしで登場。
  • 好きで、好きで

    付き合って十年になる恋人の志方のことが、今でも好きでたまらない穂木。高校卒業間際、 親友だった志方に玉砕覚悟で告白した。思いがけず受け入れられ、それからずっとそばにいる。 けれど志方は将来有望なエリート銀行員、自分は一介の編集者。 実は外国研修の話を志方が断っていたことを知った穂木は、 自分が彼の出世を妨げているのではないかと悩み始め……? 胸を打つ、センチメンタル・ラブストーリー。
    ★電子限定描き下ろしショートストーリーを収録!!
  • Don't touch me

    製薬会社でオゾン消臭剤の研究をしている連は、同僚の代理で無理矢理合コンに参加させられる。潔癖症ぎみなせいもあり、悪酔いしたところを、やはり代理で合コンに参加していた長谷川に介抱される。翌朝、長谷川宅で目覚めた連は気まずさを覚えるが、彼の笑顔も家も居心地がよくて、思いがけず楽しい時間を過ごす。そして数時間後、仕事相手として長谷川と再会するけれど――? 大人たちのイノセント・ロマンス。
  • あの日の君と、今日の僕

    高校卒業の日に一方的な告白をし、泣きながら走り去った学校一のイケメン・渋川と、十年ぶりに再会した健吾。テレビ局勤務の健吾と同じく、渋川は制作会社の実力派ディレクターになっていた。二人は共に落語家のドキュメンタリーを担当することになる。再会するなり震える声で告白を謝罪してきたものの、渋川は健吾の前でだけ様子がおかしい。そんな彼を健吾も次第に可愛く思い始め…? スイート再会ロマンス。
  • 家政夫とパパ

    ハウスキーパー&ベビーシッターである千尋(ちひろ)の新しい仕事先は、シングルファーザーで人気漫画家の住居兼職場。訪ねてみると、そこには千尋が中学の頃好きだった同級生の昴(すばる)と、彼にそっくりの三歳児・尊(たける)が待っていた。人見知りの尊からは「ちろちゃ」と呼ばれて懐かれ、昴とも交流するうちに、千尋の心にはかつて昴を好きだった頃の気持ちが蘇るが……? パパと三歳児と家政夫、スウィート・ファミリー・ロマンス!!
  • さよなら恋にならない日

    それなりの企業に勤めそこそこモテるのに、自分は主人公にはなれないと思っている雪谷。理由は親友の湯原が全てにおいて一枚上手の主役タイプだったから。その湯原が海外転勤してしまってからつまらない毎日を送っていたある日、行きつけのカフェの店員・慎が街で酔い潰れているところに遭遇する。ドラマみたいだと思いつつ、行方不明の叔父を探していて家なしだという彼を、しばらく部屋に置くことになるが……?
  • 毎日カノン、日日カノン《小説版》

    「君が好きだ。僕と一緒に来てくれないか?」住み込み先の御曹司・澄一にそう言われ、屋敷を出て一緒に暮らし始めた可音。幼い頃から大好きだった澄一のお世話をできることが幸せで、可音は毎日夢見心地だった。けれど“お手伝いさん”のつもりでいた可音とは違い、澄一は可音のことを“お嫁さん”だと思っていた。認識のズレから、バラ色の生活にも少しずつほころびが生まれ始め…? 甘々すれ違い主従ロマンス。
  • 甘い夜伽 愛の織り姫

    京都の織元の御曹司・未紘(みひろ)は天才的な才能を持つ職人・頼人(よりと)に恋をしていた。淡い初恋は成就し、初めてを頼人に捧げた未紘。けれど幸せの絶頂の夜、火事で頼人は職人としての未来を断たれ、未紘の前から姿を消してしまう。そして五年。織元を継いだものの莫大な借金を抱えた未紘を金で買いたいという男が現れた。それは、あの失ったはずの頼人で!? 以前以上に激しく求める頼人に未紘は……。
  • 泣かない美人

    隼人(はやと)はデパートの凄腕外商部員だったが、自身が招いたトラブルで企画課に左遷された。腐る気持ちを抱えつつ、仕事で訪ねた日本酒の酒蔵で、桜の下に佇む美しい青年・要(かなめ)を見かける。彼は杜氏(とじ)の見習いで、清冽なる酒の作り手だった。だが頑なに心を閉ざし、隼人の差し出す手を振り払う。やがて知る、要や周囲を傷つけた過去のある事件。仕事のつもりが、いつのまにか要の孤独と傷に本気で向かい合うようになり……。
  • 何度でもリフレイン

    ずっと忘れられずにいた大学時代の恋人・佳史と、仕事先で再会した真下。 十年経ち、彼は大企業の役員となっていた。 別れの前後の記憶が辛すぎて、必要以上の関わりを避けたい真下に対し、佳史は昔と変わらぬ情熱を向けてくる。 世間知らずで甘えたがりだった佳史も、今やすっかり仕事のできる大人の男。それを眩しく思うと同時に気後れを感じる真下は「友達でよければ」と佳史との付き合いを受け入れるけれど……?