BLオタク今昔物語 第二回 初めて作った同人誌
「腐女子の品格」など腐女子がテーマの作品から、あまりにも赤裸々な「BL描いても売れません ―マンガ家やめてもいいですか―」、男性婚活エッセイ「根暗SE男子がお見合い100回して結婚した話」など、数々の作品を生み出している漫画家 天城れのさんが「Coffret La Roseraie(カフレ・ラ・ロズレ)」に降臨!
昔のBLオタクぶりを振り返ったり、今のBLオタクから学んだり……「あるある」から「マ??」な話をエッセイ漫画でお送りします。
「BLオタク今昔物語 第二回」は
初めて作ったBL本の話!!!!
昔のBLオタクぶりを振り返ったり、今のBLオタクから学んだり……「あるある」から「マ??」な話をエッセイ漫画でお送りします。
「BLオタク今昔物語 第二回」は
初めて作ったBL本の話!!!!
来月のイベント
同人誌即売会のこと。コミケ・春・スーパー・スパーク・J庭、すべて同人誌即売会だが、種類や主催は色々あるが、「イベント」とざっくり括って表現することも多い。非オタクに「週末何した~?」と聞かれたときもこの表現なら困らない。
サークル参加
同人即売会に参加費を支払い、頒布する側で参加することを言う。スペースという一国一城の主。
本を出さないと机の上に何もないため、とてもつらい。しかし原稿もつらいので、サークル参加者はつらい思いを乗り越えて当日を迎えるか、 当日つらい思いをするか究極の二択が迫られる。対義語が一般参加。みんなで作るイベントです。思いやりが大事だぜ。
本を出さないと机の上に何もないため、とてもつらい。しかし原稿もつらいので、サークル参加者はつらい思いを乗り越えて当日を迎えるか、 当日つらい思いをするか究極の二択が迫られる。対義語が一般参加。みんなで作るイベントです。思いやりが大事だぜ。
オフセット(オフセ)
ここでは印刷所に原稿を入稿して冊子を作るオフセット印刷のこと。版を作って印刷するため、基本的に部数が多くお高めになる。昨今はオンデマンド印刷という、コピー機の上位互換のような印刷技術もある。みんなは無理のない印刷費で本を作ろう!
アナログ入稿
ここでは紙の原稿用紙に直接描き、出来上がったものを宅配・郵送等で印刷所に送ることを言う。物理である。対義語がデジタル入稿。今は原稿のデータをデジタル化さえすれば、インターネットでデータを送れるようになった。
トレース
下書き等を原稿用紙の下において光を当てて、透けてる線をなぞってペン入れをすること。人力コピー。これをすることで原稿用紙が必要以上に凸凹するのを防ぎ、万が一の時があってもやり直しが効く。トレス台は憧れ。
スクリーントーン
漫画を見るとほら……なんか小さいつぶつぶの柄とか…ありますよね…あれです。B4サイズぐらいでシール状のものが売られており、これをはがして貼り付け、カッターで余分なところをくり抜く。力の入れ具合によっては原稿用紙を貫通することもしばしばあった。
ワープロ
パソコン登場前にあった、文書作成機。パソコンの登場により一気に廃れた記憶。カセットテープみたいな形のケースに収められたリボン状のインクシート(インクリボン)を紙に押し付けて印字…してたと思う…。このインクリボンのゴミから脅迫状を作った証拠がみつかるとかそんなミステリーがよくあった気がする。え?カセットテープがわからない?そう……。
筆者
天城れの
BL漫画からエッセイ・少女漫画など、幅広いジャンルで活躍している漫画家。漫画家暦25年の大ベテランにして一児の母。作画はフルでiPadを使用している。趣味は家庭菜園や文具手帳など。