BLオタク今昔物語 第四回 推し作家への愛が止まらない

「腐女子の品格」など腐女子がテーマの作品から、あまりにも赤裸々な「BL描いても売れません ―マンガ家やめてもいいですか―」、男性婚活エッセイ「根暗SE男子がお見合い100回して結婚した話」など、数々の作品を生み出している漫画家 天城れのさんが「Coffret La Roseraie(カフレ・ラ・ロズレ)」に降臨!
昔のBLオタクぶりを振り返ったり、今のBLオタクから学んだり……「あるある」から「マ??」な話をエッセイ漫画でお送りします。
「BLオタク今昔物語 第四回」は
推し作家がいるオタクの話――――!
昔のBLオタクぶりを振り返ったり、今のBLオタクから学んだり……「あるある」から「マ??」な話をエッセイ漫画でお送りします。
「BLオタク今昔物語 第四回」は
推し作家がいるオタクの話――――!




個人サイト
pix〇v等SNSが発達する以前は、各々が個人でWEBサイトを立ち上げて作品を展示していた。大体30~40代のオタクが通った文化。
作品のほかに、日記や掲示板などで来訪者と交流し、人脈を広げるなどをしていた。好きな作家さんのWEBサイトをリンク集にまとめてひっそり愛を主張したり、そのリンク集でサイトの閉鎖を知るなど様々なドラマがあった。
作品のほかに、日記や掲示板などで来訪者と交流し、人脈を広げるなどをしていた。好きな作家さんのWEBサイトをリンク集にまとめてひっそり愛を主張したり、そのリンク集でサイトの閉鎖を知るなど様々なドラマがあった。
キリ番
個人サイトに設置されていたカウンター(アクセスがあると1カウントされる)が、777などキリのいい番号を示すこと。サイトそれぞれに設定されたキリ番でアクセスすると(これを『キリ番を踏む』という)、サイト主にリクエストができたり逆にリクエストされたりする。懐かしワード「キリ番踏み逃げ厳禁です」
BL雑誌
所謂少年漫画雑誌や少女漫画雑誌のように、BL作品のみ掲載された漫画もしくは小説雑誌。めくってもめくってもイケメンがいるので大変目の保養。
フッ軽
フットワークが軽いの略。オタクは目的のためなら軽率に新幹線に乗るし、飛行機乗るし、県境も何なら国境も超えるのだ。
筆者

天城れの
BL漫画からエッセイ・少女漫画など、幅広いジャンルで活躍している漫画家。漫画家暦25年の大ベテランにして一児の母。作画はフルでiPadを使用している。趣味は家庭菜園や文具手帳など。