心にズーンとくる作品です。
不治の病を抱え、余命が近い寧(やすし)は主治医の霧崎に恋をしている。
寧は霧崎と一緒にいられるだけで幸せだと話すが、霧崎は冷たく否定を繰り返す毎日。
にもかかわらず健気に霧崎を想い続ける寧。
寧の純粋さに光を感じるものの、たびたび自分が「死」と隣り合わせであることを告げる場面は歪さを感じこの物語のダークさを表しています。

先生や周りの人を苦しめるくらいならいなくなった方がいいと考えてしまう寧と、寧を生かすために禁を犯す霧崎。
どちらも根底には対象者への深い愛情があることが伝わります。

ずっとこのままでいられるわけがない、という先の見えない不安定さが付きまとい、先が気になって読み進んでいきます。

避けられない結末であっても二人が幸せであってほしいと望んでしまう作品です。

自分のことを猫だと思っている顔良男？可愛いすぎ～^^と思って読み進めた先にまさかの…。可愛らしい絵柄と相反するダークでシリアス、心にぽっかり穴をあけていくような作品です。 「猫は死ぬときにいなくなる」という迷信をよく耳にしますが、こちらのタマちゃんも矢澤を大切に想うがあまりに、胸が苦しい展開が続きます。
ラスト見開き1ページ、ハンカチ必須です。

ひえぇぇ～‼これは愛？執着？崇拝？

イジメを苦に自殺を図った香藤。その元凶であるカースト上位の織田。
奇妙な能力が目覚めてしまった二人は、地獄のような世界で、お互いだけが唯一の理解者となっていく…。

話が進むにつれて、攻めの表情は妖艶に、受けの表情は違う意味で生気を失っていくのが印象的。
個人的には攻めのベタベタの依存とドロドロの執着がたまらなかったです！新しい扉が開きそう・・・

36歳前科者、年下学生に監禁され犯される。このあまりにキャッチーな帯のコピー！！！を、念頭の上、掲載したコマ↓を見てください！ドン！気になる、あまりにも気になるでしょう…！！試し読みをしてください、気になりすぎる導入……ッ！！！メリバ作品にあまり触れてこなかった私も、一気に読んでしまいました。うおおおおおお……！元誘拐犯の悠海（ゆうかい。誘拐犯なだけに）が、私のドヘキをぶっさしてきます。くたびれた年上最高っす……。そして元被害者のポチ（仮名）がすんごいかわいくて、一途で。でも達観していて……
周りは幸せに見えなくても、本人たちが幸せならOKです！！！同時収録作品も大変良かったので、ぜひとも！！

こってり関西弁の芸人テーマのお話です。
芸歴4年目の漫才コンビ・アオイは高校の同級生。
ツッコミの福砂とボケの六花で今はルームシェアをして下積みの日々を送っている。

少しずつ芸人として知名度をあげている二人。
ただ福砂はずっと六花の気持ちを利用しているという葛藤があって時にそれが仕事に影響することも…
六花も福砂の隣にたつのは自分ではない方がいいのかもしれない…という悩みを抱えすれ違いが生じていく…

攻めの視点メインで描かれており、受けの気持ちを利用しているうしろめたさ、異なる好きの感情に悩む姿が切なく引き込まれます。

テーマが芸人のためコメディかと思いきや、表に出せない複雑な感情を丁寧に描かれていていい意味で期待を裏切られます。

この内容で芸人・関西弁だからこそ、いい塩梅でこの物語が完成したんだなと著者さんの完成度の高さに拝み倒したくなります。

ミステリアスな理系男子に気付けばこちらが翻弄されている！
攻めの黒崎が寡黙な分、白石の関西弁が優しくてピュアな空気を作り出している気がします。
感情を見せることが少ない黒崎ですが、その分一つ一つの行動に重みがあります。行動や表情の節々に注目すると、白石に心を開いていること、大切に想っていることが感じられて、気づけばこちらの口角まで上がりっぱなしです^^

攻めの溢れるような大阪弁はもちろん、受けからポロっと出る四国の方言も良かったっス！！
あとあとエッチんときの言葉も方言だ～♡（当たり前）
好意全開だけど決して無理強いはしない、年下の料理上手な方言男子、そんなの悪いところがないじゃないですか！
同時収録の話も、まっすぐな愛情表現と方言がピッタリでした♡ごちそうさまです！

方言が好きか！？乳首開発が好きか！？！？そんなあなたは絶対読むべしの一冊です！沖縄県出身の押せ押せわんこ系後輩×同じく沖縄県出身のにぶにぶ陥没乳首の先輩の青春サークルストーリー。絵柄も可愛い、お話も可愛い、つまりみんな可愛い！！それでいて、方言が出ちゃってる（ほかにも出ちゃってるけど）セッ……のシーンは最高にドチャシコです。着衣の行為に若さ。素直な反応にエロさ……。ごちそうさまです！！！！