
「生きていた。王の御子が生きておられた。デイミアノス」正体が明らかになった今、デイメンはローレントに自分こそ兄の敵であるという真実を告げなければならない。だが約束の場所、シャルシーにローレントは現れなかった。その頃ローレントはグイオンの手に落ち、地下牢に囚われていたのだ。そして目の前には彼を憎むゴヴァートの姿が――。ヴェーレとアキエロスの戦力をたばね、王子たちは執政の企みから母国を守ることができるのか。そしてふたりの信頼と友情の行方は――!? 叛獄の王子三部作、ついに完結!
C・S・パキャット (著),冬斗亜紀 (訳),倉花千夏 (イラスト)
出版社:新書館
レーベル:モノクローム・ロマンス文庫