出版社「笠倉出版社」の検索結果
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35歳にして大手都市銀行で課長職に就く三浦は、泥酔したはずみで部下の大石と一夜を共にしてしまった。その後「今夜だけ」という言葉を盾に関係を強要されるが、抗いながらも抱かれることで知った強烈な刺激に酔った三浦は、言葉通りに大石が離れると、突然の衝動で引き止めてしまう。平穏すぎる日常に倦んでいた反動か、独占欲の強い大石の情熱に、妻がいながらも次第に夢中になっていく三浦は、求められるまま快楽に身をゆだねてしまうのだったが……。
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放課後の図書室で、茅野梁璽は津島瑛也と名のる身知らぬ上級生から突然の告白を受けた。とまどいながらも一度は断った茅野だったが、その後も親しげに声をかけてくる津島と好奇心から寝てしまう。あいまいなまま津島との関係を続ける茅野は、津島が学内でも有名で自分だけが特別ではないことを知り、苛立つようになる。遊びとも、ましてや恋愛ともつかない気持ちを持て余し、いつしか津島の清廉な潔さに強く惹かれていた茅野だったが…。
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「――俺はお前に欲情する」秀麗な医師・文人は勤務帰り、黒いベンツに待ち伏せされる。現れた男は、高校時代からの腐れ縁で、ヤクザの跡取り・寿蔵だった。彼の額に鋭く残る傷跡――それは離れることを赦さない束縛の証。かつて文人は、傷を負わせた償いとして一度だけ寿蔵に抱かれた。熱く逞しい体に組み伏せられ、快感を深く刻み込まれた一夜は、今でも文人を惑わせる。そんなある日、文人は何者かに拉致されて!?
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全てに臆病だった白井が、強引な古谷に押し切られるように同居を初めて一年――。つかみどころのない男に翻弄されながらも、日常の小さな幸せをかみしめていた白井だったが、あることを境にそれは崩壊してしまった。さまざまな不安に揺れる白井を、つなぎ止めようとする古谷だったが……。大幅加筆修正を加えた、かわい有美子の代表作、エゴイストシリーズ待望の第二弾!!
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愛することも愛されることも知らず、全てを拒絶して生きてきた優等生・友哉。その孤独な心をかき乱したのは、倣慢な同級生、祥羽だった。なにかにつけ反発してくる祥羽に、ある日友哉は、強引に唇を奪われてしまう。真意を読めない彼の行動に驚きを感じながらも、次第に変えられていく自分に、ただ戸惑うしかなかった。そんな時、別の男から抱きしめられている現場を見られた友哉は、激怒した祥羽に無理やり体を拓かれて――!?
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真夜中に電柱を口説き、通りかかった史信に突然キスした変人は、なんとお隣さん!日頃は寡黙で近寄りがたい隣人・国見は、ある一線を超えると情熱的な男に変身してしまうのだ。しかもその間の記憶が飛ぶようで、なりゆきから国見の食事の面倒を見るようになった史信とキスしたことさえ、憶えていない様子。一見、野犬のようで懐かない男の持つ二面性に惹かれ始めた史信は、情熱的な時の国見に口説かれるまま関係を持ってしまい!?
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しっとりとした花のような色香を持つ水端佑季の恋は、初めて訪れた異国の地、上海で終わりを告げた。男の狡さに気付きながら、嘘を信じていた佑季は突然の別れに傷付き、旅先で出会った男、滝乃と体を重ねてしまう。滝乃の包み込むような優しさに、つかの間の関係だとわかっていても、心惹かれることを止められない佑季だったが……。
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音楽事務所に勤める櫻澤は、ある企画で元同級生・伊崎と再会する。学生時代、櫻澤は、憧れていたスポーツマンで男前の伊崎に告白されたが、自分の臆病さから最低のやり方で振ってしまっていた。気まずいまま、スポンサー側の伊崎と仕事を共にすることになるが、巧妙に避けられ、櫻澤との過去が伊崎を深く傷つけていた事を知る。罪悪感がつのる一方、疎まれても伊崎に再び惹かれてしまう櫻澤だったが……。
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たったひとりの姉との暮らしを守る為に交わした契約――それは愛人になるということ。小さなお弁当屋で働く雨音は、とある誤解がきっかけで、硬質な雰囲気を漂わせる医師・五十嵐に買われる。性的な快感など知らない身体は、優しいけれど強引な五十嵐の愛撫に、ただ溺れるしかなかった。自分は愛人だと分かっていたのに、包み込むような五十嵐の優しさに惹かれ始めた雨音は、彼の薬指に光る指輪の存在に苦しめられるようになって……。
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「あんた男と寝るの好きなのか?」
事故によってサッカー選手への道を断念した木原は、地味な優等生、羽島がゲイである事実を知る。悪びれない彼の態度にいらだちながらも、好奇心のおもむくままに体を重ねてみる木原。いっときの逃げ場であった二人の関係が、特別なものになっていく……。
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