著者「七地寧」の検索結果
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幼少時から続いた、義兄・カーティスの溺愛と束縛から逃げ出し、惑星ミナヅキで特殊な兵器―ヴァンガードの戦士となっていた狼の元に、一通の訃報が届く。その母の死の知らせに、捨てたはずの郷里・惑星ティティスに戻ると、母の墓前には二度と会わないと決めた兄の姿があった。わだかまりを残し堅い態度を取る狼とは反対に、穏やかに装う兄の策略にはまり、囚われてしまうのだったが…。
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惑星カルデナスに建つ、アルバーン・リカルディ校の中等部入寮日、ウォルフォレスト・デア・アナトリアは同室者となった羽深壬薙に恋をした。少年らしい潔癖さと、高いプライドを合わせ持つ壬薙を慈しんできたウォルフォレストだったが、特殊な兵器として知られるヴァンガードの乗り手に壬薙が選ばれ、高等部卒業を機に惑星ミナヅキ行くことになってしまう。壬薙を失う苦痛に耐えられず、強引に壬薙の全てを求め、何もかもを捨て追い掛けるウォルフォレストだったが…。
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休暇を利用し、コウザ太陽系第四惑星天都へと降り立ったウォルフォレストと壬薙。独特の文化風習が残るその星は壬薙の故郷であり、人型兵器ヴァンガードのウォリアーとして生きる今も、そこでの古めかしい因習は彼を取り巻いていた。帝の血に連なる壬薙に課せられた責務。ひさしぶりの帰郷は、それらを断ち切るためのものだったが…。一方、史と馨一も自らの出自に決別をするべく、故郷に赴く。互いの命を賭しても護りたいものがある―。惑星ミナヅキを舞台に繰り広げられるスペースロマン、待望の最新刊。
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侵略者エネミーへの対抗手段として造られた人型兵器ヴァンガード。黒の13号との異名を持つそれに搭乗するシリルは本来なら、学者としてエネミーを知るべく惑星ミナヅキを訪れたはずだった。しかしそこでシリルはエネミー以外に欲する存在を知る。研究以外の事に興味を持たないエンジニアの丞は、貴族的なうつくしさとおそろしさを併せ持つ男シリルの求愛に戸惑いつつも墜ちていく。恋だけでは生きられない男たちは、この惑星をひとときの場として伴にいることを選ぶが…。壮大なスケールで贈る大人気シリーズ、待望の最新刊。
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FBIと公認会計士、二つの顔を持つ淳は囮捜査で潜入した会計事務所で、シチリアンマフィアの若きボス、ジュニアと出会う。あからさまな興味を示す傲慢なジュニアに反発する淳だったが、その反骨心がジュニアの逆鱗に触れ、強姦されたうえ、軟禁されてしまう。やがてジュニアの度を越した執着の中に彼の孤独をかいま見、少しずつ歩み寄る淳だったが…。過去の因縁が引き合せた二人は結びつくのか―。
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