著者「久我有加」の検索結果

36件

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  • 魚心あれば恋心

    突然畑違いの釣り雑誌編集部に配属され、知識もほとんどないまま若手プロアングラー(釣り師)・日垣と初心者向けの入門書を作ることになった俊文。無愛想で目も合わせようとしない日垣の態度に最初は不安を覚えるものの、実は極度の人見知りだとわかってしまえば、ぶっきらぼうな態度もかわいいばかり。日に日に育っていく自分の気持ちに戸惑う俊文だが……? イケメン編集×人見知り釣り王子の年の差ラブ。
  • 恋の押し出し

    合コンの席で同じ男の泉田に一目惚れした達弘。その日のうちに告白するものの瞬殺で玉砕。けれど簡単には諦められず、彼の通う他学部の校舎まで訪ねていったところ、なんと泉田のまわし姿を目撃する。彼は相撲部に所属していたのだ。もちろんその程度で気持ちが冷めるわけもなく、変な奴だと呆れられながらも相撲部に通ううち、徐々に仲良くなるけれど……!? 標準語チャラ男攻×関西弁ツンデレ受のキャンパスラブ。
  • 青空へ飛べ

    高三の夏、貴宏は甲子園で超高校級の選手・網野の豪腕に敗れ野球をやめた。それから三年、野球とは縁のない大学生活を送っていた貴宏は、プロで活躍しているはずの網野が二軍落ちしていたことを知る。居ても立ってもいられず網野に会いに行くが、その数日前、網野はついに戦力外通告を受けていた。投げやりになる網野に思わずトライアウトを受けるよう勧めてしまった貴宏は、彼の自主練に付き合うことになり……? 夢を追う者と見守る者の、野球がつなぐひたむき愛。
  • 普通ぐらいに愛してる

    イベント代行会社で働く広記は、仕事で高校時代の天敵・北條と再会する。三年間毎日広記を「好きや」とからかい続け、そのくせ卒業後一度も連絡を寄越さなかった男。あの頃と同じ調子で口説いてくる北條の言葉を、もちろん広記は信用できない。だから言ってしまったのだ、「信じてほしければ、行動で見せてみろ」と――。そこから北條の猛攻勢が始まり!? 逃げる受&追いすがる攻の、大人げないリーマンラブ。
  • いつかお姫様が

    広い肩幅、長い脚、切れ長の双眸と隆い鼻、だが中身は三枚目寄りの二枚目半。それが世間の開士に対する評価だが、同学年の市村だけは違った。焦げ茶色の柔らかな髪に象牙色の滑らかな肌。彼の方こそよほど綺麗な容姿をしているくせに、開士をまるでお姫様のように大切に扱ってくれるのだ。最初は戸惑っていた開士だが、いつかそれにドキドキしている自分に気付き……!? キレイ系王子様攻×オトメ系男前受の学園ラブ。
  • 不実な男

    お化け屋敷でのデート中、彼女に気がないことを言い当てられ、振られた挙げ句突き飛ばされケガをした伸彦。居合わせたお化け役の男・禄朗に手当てをしてもらうが、そこで少し話をしただけの彼に後日突然告白される。人を好きになれない自覚のある伸彦は、誰とも付き合う気はない。だがすぐに人を好きになる禄朗に興味を覚え、友人にならなってもいいと答えてしまい……? 恋を知らない伸彦と惚れっぽい禄朗の年下攻スロウ・ラブ!!
  • 恋は甘いかソースの味か

    上司のパワハラが原因で人の視線が気になり始め、勤め先の高校を休職していた亘。だが大のたこ焼好きの亘は、その日勇気を出して評判のたこ焼屋に足を運んだ。そこで再会したのがかつて通勤電車の中で知り合い、たこ焼談義を交わしていた徳田。彼は脱サラし、たこ焼屋の店主となっていたのだ。徳田の視線にはなぜか緊張を覚えない。亘はリハビリを兼ね彼の店を手伝うことになるが……? 運命の恋はソースの香りとともにやってくる!?
    ナニワの恋の物語!!
  • 君を抱いて昼夜に恋す

    彫師の八束は、付近を預かる博徒の口利きで男をひとり預かることになる。最初の晩、男、源太は唐突に夜這いをかけてくる。その手に熱を上げつつも「抱くなら彫らんぞ」と告げると源太は引き下がったが、実のところ八束の心にこそ彫りたいという欲が生まれていた。だが美しいが情がないと亡き師に評された己の彫り物では、源太の野性に喰われてしまう。葛藤する八束は……? 博打打ち×彫師の大正仁侠ロマンス。
  • 恋は愚かというけれど

    大学生の謙人はサークルの後輩の進藤に片想い中。進藤の潔い性格と男らしい容姿を、ほぼひと目惚れ状態で好きになり、穏やかな性格の謙人を進藤も慕ってくれている。このまま一番仲のいい先輩としてそばにいられればいい――そう思っていたある日、進藤から友人の吉島が好きだと相談をされてしまう。辛い気持ちを隠し、進藤の恋を応援することになる謙人だが……? オトコマエ(たまにへたれ)攻×天然モテ受の、さわやかキャンパス・ラブ!!
  • 簡単で散漫なキス

    大学生の周平には七つ年上のセックスフレンドがいる。同居中の義兄に想いを寄せる周平は、同じ訛りと声を持つ彼、穂積を抱くことで行き場のない欲望を解消していた。同様に穂積は恋人に二股をかけられ持てあました身体の熱を周平とのセックスで宥めている。互いに割り切った関係でそれ以上の気持ちはないはずだった。だが恋人と一緒にいる穂積を見かけた日から、周平の気持ちは穂積に傾き始め……? Hシーン増量でおおくりする年下攻センシュアル・ラブストーリー。
  • どっちにしても俺のもの

    心機一転、関東から関西の大学に入学したものの、言葉やノリの違いに馴染めずにいた保英。そんな保英に率先して絡んでくるのが、顔もいい家柄もいい、おまけにしゃべりも面白い、自他ともに認めるモテ男の瀬良だ。きつい関西弁で容赦なくツッこんでくるくせに、自分に向かって「好き」を連発する瀬良に振り回される毎日を過ごすうち、保英は瀬良の妙な色気に当てられ始め……!? 標準語×関西弁カップル登場!!
  • 恋は読むもの語るもの

    パワハラでメンタルが弱っていた進也は、その日たまたま聞いた伝井青嵐の『赤穂義士伝』に、気づけば号泣していた。良い行いが報われ、思いやりや優しさがきちんと伝わる――そんな世界に心を救われ、進也は講談界への入門を果たす。兄弟子となった青嵐の芸に惚れぬいて必死にあとを追ううち、口調は怖いけれど実は優しい彼自身にも惹かれてゆき……? ツンデレ系実力派講談師×ワンコ系見習い講談師の純恋歌。
  • 好きになってもいいですか

    トレイルランの有望選手・黒谷に憧れている律。その黒谷が資金集めのために律のバイト先に新しく入ってきて……!? 体力バカの現役アスリートと体力ゼロのイマドキ大学生の年の差ロマンス!!
  • 明日、恋に落ちるはず

    容姿よし、勉強も運動も料理もできる完璧な創吾と、カワイイ見た目ながら中身はオトコマエな夏海。幼なじみのふたりの関係は、母親を亡くして泣いてばかりいた夏海を創吾が側で慰めてくれた四歳の頃から変わらなかった。だが高校生になった今、夏海には創吾の過保護ぶりがどうにも気に入らない。正直うざい。では自分は創吾に離れてほしいのか? 疑問を抱き始めた矢先、創吾に“秘密”ができて……? 名前を呼ぶ声も、髪を梳く指先も、昨日までと同じなのに、どうして今日はドキドキするの……? 幼なじみ同士の夏色ラブ!!
  • 知らえぬ恋は愛(かな)しきものぞ

    画家になる夢を諦め、田舎で小学校教師をしていた智草。ある時都会から植物採集家の鮫島がやってくる。彼は珍しい花卉を探して日本中の山野を巡っているという。鮫島に、画塾時代の片想い相手の面影を見出し心乱される智草。誰にも見つからずひっそりと生きていくはずだったのに、鮫島は智草の家の庭の百合に興味を示し、真っすぐな目で百合のことも智草のことも「美しい」と言ってきて……? 明治純情恋語り。
  • におう桜のあだくらべ

    噺の技術は今ひとつ、だが愛嬌と舞い姿の艶やかさは上方落語界一と評判の山川椿丸。ある日寄席の主である瀬島から、敵対流派に属する栗梅亭真吾に引き合わされる。真吾と言えばその技術の高さで注目される若手人気噺家。瀬島は、決して同じ高座に上ることのなかった椿丸と真吾を揃えて、落語会を開こうというのだ。互いの藝を初めて目にし、たちまち相手に惚れ込んだ二人。人目を忍んだ逢瀬が始まるけれど……? 上方落語界が舞台の、明治版ロミオとジュリエット!!
  • 芸人シリーズ

    相川仁は苛立っていた。高校入学以来毎日、ある男に漫才の相方になってくれとつきまとわれていたのだ。かつて言葉のいじめにあっていた仁は、人に笑われるのが大嫌い。だがその男・土屋来は、仁がどんなに冷たく断わっても諦めなかった。「笑われるのは怖いことやないよ」不思議な熱を込めてそんなふうに口説く土屋に興味を持ち始めたある日、仁は当時のいじめの主犯格・福島と再会し……。青春☆漫才ラブ×バトル!!
  • カッコ悪くてカッコイイ君

    「近ごろ崇が俺んこと避けよる……」。幸久は、大好きで大切な幼なじみの崇に、急に距離を置かれてとまどっていた。理由も教えてくれない、そばにも寄らない。崇との間にできた、たった1メートルの壁に、幸久はズキンとしたり、イラッとしたりするが……!? 麻生海と久我有加のタッグがくりだすココロにヒット☆なラブパンチ!!
  • 隣人はドアを叩く

    サラリーマン・戸並くんのお隣さんは、売り出し中の新人若手芸人の功平さん。のんびりご近所付き合いをしていたある日、会社で突然ハードな部署への異動が言い渡された! そんな時、思い浮かんだ功平さんの顔に胸がうずうずして……!!? 麻生海と久我有加のドリームタッグがおくる、のほほんラブステップ!
  • あどけない熱

    毎日に閉塞感を覚えていた中三の春。初めて塾をさぼった公園で、聖は五つ年上のカイネと知り合う。聖の周囲の大人たちの誰とも違い、印象的で自由なカイネに、聖は瞬く間に惹かれてゆく。だが、カイネには他人と深く関われない理由があるようで、聖は彼の作る距離をもどかしく感じていた……。青く幼く鮮烈な過去篇「宵待草」と、その十年後を描く「二人静」の二篇を収録した、著者初のオール標準語作品。全篇書き下ろし。
  • キスの温度

    忘年会の夜、アルコールの酔いに流されるように麻生と寝てしまった智里。それ以来、毎日のように部屋に来てはキスだけをくり返す麻生に、智里は戸惑いつつも抗えずにいた。ところがある日、麻生に女がいるという噂を耳にする。麻生は何で俺にキスするんやろ、何で俺は拒めへんのやろ――? 改めて自分に問いかける智里の出した答えは? 大量書き下ろし「もっと強く抱きしめて」も収録。
  • 芸人シリーズ番外篇

    旨くて安いと評判の定食屋、いせや。大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。ある日、公彰は竜一が本気でお笑いの道を目指していることを偶然知ってしまう。芽が出ないまま、もうすぐ十年。ふだんは能天気にさえ見える竜一の思わぬ真剣さに、夢を持てない公彰は憧れを抱くようになるが……。
  • アイドル始めました

    何もない、あるのは田んぼと畑と山ばかり――そんな地元の田造市を盛り上げるべく、ご当地アイドル企画を立ち上げた市職員の周太。そこへ、田造とは対照的に何でもある隣の大実市からイケメン大学生・中村秋楓が応募してくる。裏があるのではと勘繰る周太だがほかに適任者はおらず、中村の熱意は本物だった。さらに中村の熱心な誘いで、周太までアイドルをすることになってしまい……? 年下攻ラブ・ダイアリー!!
  • 愛だ恋だと騒ぐなよ

    大阪のレギュラーを全て卒業し、晴れて東京進出を果たしたピン芸人の堂松祐。東京を中心に活躍する売れっ子芸人・町央太を密かにライバル視していたが、初顔合わせで開口一番「かわいい」などと言われてしまう。――完全にばかにされている。受けて立った祐にお構いなく、町は共演のたび笑顔で絡んでくる。気づけばすっかり二人セットで世間に認識されるようになっていて……? 中堅芸人同士の東西ラブ×バトル!!
  • 七日七夜の恋心

    駆け出し落語家の守博(もりひろ)は、師匠に連れられて訪れた花街で関西最後の太鼓持ち・弥助(やすけ)と出会う。弥助の持つ独特の艶っぽさと、元落語家だったという滑らかな語り口にたちまち魅了される守博。だが個人的に会う手だてはなく闇雲に花街周辺をさまよっていたところ、無言詣(むごんもうで)中の弥助と遭遇し願掛けの邪魔をしてしまう。「野暮天」と詰(なじ)られ申し訳ない反面、素の顔を見られたことが嬉しい。一方で彼の願いが気になって……?
  • 恋を半分、もう半分

    大学に入学したばかりの卓人は、ひとつ年上の元宮の熱心な勧誘に逢い、全く興味のなかった落語研究会、通称・落研に入部する。素直なのが取り柄で趣味も特技もなく生きてきた卓人にとって「落語向き」の声と容貌と言われたのは新鮮だった。元宮は男前な上にやたらと面倒見がよく、卓人は落語にも彼にもどんどんのめり込んでいき……? 卓人のブラコン全開の兄が登場する書き下ろしも収録。春色キャンパスラブ!!
  • 恋の二人連れ

    憧れの小説家・間宮照市が震災後の混乱の東京を避けて大阪滞在中と知り、執筆依頼に訪れた梓。間宮は聞きしに勝る偏屈者で、踊れと言ったり身体を差し出せと言ったり、数々の無理難題を突きつけてくる。ところが生来の素直さで、梓は間宮の毒に気づかない。懸命に奉仕しようとする梓に、さしもの間宮も心を許すようになっていき……? 恋愛成就後の極甘続篇も収録。人気小説家と純情編集者の大正浪漫恋草子。
  • 疾風に恋をする

    震災後の東京から大阪に移ってきた新人役者の英介(えいすけ)。大阪のやり方も古くさい旧劇も気に入らず、英介は周囲から浮いていた。だが人気役者の若松半次郎(わかまつ・はんじろう)に窘められ、彼の懐の深さと確かな実力に認識を改めていく。折にふれて半次郎に構われ、嬉しさを隠しきれない英介。そんなとき現代劇で半次郎と共演することになる。だがそれを快く思わない人々がいて……? 大正時代の大阪を舞台に、疾風の恋の幕が開く――!!
  • 頬にしたたる恋の雨

    寄席を解雇された落語家のもず・こと文彦(ふみひこ)は、寄席の主・瀬島(せしま)から万歳(まんざい)への転向を勧められる。その頃、万歳は落語より格下に見られていた。抵抗を覚えつつも、台頭し始めたばかりの“新しい万歳”を理屈抜きで面白いと感じた文彦は、気の合う相方も得て万歳の道を歩み出す。同時に、時に厳しく時に優しく己を導いてくれる瀬島に恋情を抱くようになり……? 昭和初期、万歳黎明期の大阪に花開く、興行師×藝人の恋。
  • 片恋の病

    関西を中心に活躍する中堅お笑いコンビ『表面張力』。ネタ担当の由(ゆう)は相方の深野(ふかの)に十年以上片想いをしていた。デビュー直後から実力充分と言われながら中々ブレイクしないのは、自分の恋心が邪魔をしているせいではないか? 由の気持ちも知らず、“由と一生漫才をしていくため”今年こそ絶対「全漫」で優勝すると公言する深野の言葉が、震えるほど嬉しい。けれど苦しい。迷いを抱えたまま今年も予選が始まった――。