著者「安西リカ」の検索結果
27件
-
キャリアは長いけれど人気も個性もそこそこの俳優・中原碧。念願の久坂監督作品に出演できることになったものの、より重要な役を務めるのは監督直々の声かけで選ばれた素人大学生・森田だった。あまりやる気のなさそうな彼に嫉妬まじりの反感を覚える碧だけど、同時に彼の強い存在感に惹かれてもいて……? 真夏のシネマティック・ラブ。
-
本社から出向してきた年下の上司・藤木のサポートについた園田。無愛想で社交辞令も言えない彼になぜか懐かれ、ある日、実は一目惚れだったと告白される。人付き合いが希薄で万事にこだわりのない園田は、彼の情熱に押され、東京に帰るまでの期間限定で付き合うことにするが……?
-
千裕の部署にキャリア採用で新しく人が入ってきた。彼、向居は千裕と同い年、爽やかで人当たりもよく、人事が太鼓判を押すほどの優秀な人材だった。そんな向居に淡い敵愾心を感じつつ、まともに勝負するのを避けていた千裕だが、あるとき彼の眼差しに潜む熱に気付いてしまう。向居は自分が好きなのだ。仕事では敵わない向居が千裕にだけ甘くなる。それを心地よく感じていたところ……? 甘く切ない、大人の恋。
-
バイで身持ちのゆるい久瀬には、長い付き合いの“友人”がいる。彼・鳴町とは体の相性がすこぶるよく、一途に惚れられているのは知りながら都合のいい関係を続けていた。そんなある日、久瀬はプレイ中に手首を負傷し、鳴町の部屋で世話してもらうことになる。改めて鳴町がいい男であると意識する久瀬だが……? フォーエバー・ロマンス!!
-
ラシード王の後宮で下働きをしているアーシェ。あるとき王の気まぐれで閨に呼ばれ、得意の物語で場を切り抜けて以来、すっかり王のお気に入りとなる。治世は安泰ながら早急に世継ぎを儲けることを期待されていたラシードにとって、素直で物怖じしないアーシェの存在は癒しだった。天涯孤独のアーシェもまた王の真心に触れ惹かれていく。やがてラシードはアーシェを愛妾に望み、アーシェもそれを受け入れるが……? 王様と側仕えの少年の溺愛アラビアン・ロマンス!!
-
男性オメガの有は、つき合って七年になるベータの恋人・道隆と同棲中。いまだ発情抑制剤を手放せなくても、一緒にいられれば幸せだった。そんなある日、有は道隆とつき合う前に一度だけ関係を持ったアルファの嘉納と再会する。彼は有が仲間と立ち上げた会社への支援を取りつけた投資集団の代表で、有のことを忘れていなかった。道隆のことが好きなのに、嘉納と会うごとに強制的に発情を促され苦しむ有だが……?
-
セクサロイドの本田は人の所有を逃れ、人間に擬態してひっそりと暮らしていた。個性が育ち自我が芽生えても恋愛感情はわからない。そのはずだったのに、家電ロボット修理で訪れたショップで、本田は店員の西間木晴と運命の出逢いをする。最初はちょっと可愛いなと思っただけだった晴のことを、気づけば四六時中考えるようになり、ある日本田はとうとう想いを告げてしまう。セクサロイドであることを隠したまま――。
-
付き合って半年の年下彼氏・雪郷と同棲を始めた蒼。なれそめは蒼が職場の人間関係と恋人の浮気に悩んでいた時、雪郷が寄り添ってくれたことだった。ループアニメーションに自作の音楽を添えた短い動画は蒼の心をやさしく癒やし、それからずっと一緒にいる。お互いにまだ遠慮があって、夜のお誘いもぎこちない。けれど時間を積み重ねていけば解決する――そう思っていた時、別れたはずの恋人が連絡してきて……? やきもちやきとさみしがりやの、やさしい恋の物語。
-
建築事務所で働く一葉には、生涯でただ一人、同性の恋人がいた。その彼、仁科からある日七年ぶりに連絡があった。実は仁科は事故で軽度の記憶障害を患い、一葉のことも別れた理由も思い出せないのだと言う。仁科とは大学院で出会い、その情熱に巻き込まれるように恋に落ち、才能溢れる彼の隣にいるのが辛くなって別れた――。かつての記憶はないのに仁科の瞳に今も一葉への好意が見え、心が揺れる一葉だが……?
-
知り合って20年、同居して5年。密かにお互いを意識しつつ親友を続けている和馬と那由多。しっかり者の和真と自由人の那由多だが初対面からなぜか気が合い、10代の頃の危うい衝動を乗り越え、今の関係は安定していた。ずっとこのままでいたい――そう思っていたある日、和馬の甥で4歳児の世志輝を預かることになる。協力して面倒を見るうちに相手の新たな一面を知り、また心が落ち着かなくなる二人だが……?
-
王城で一番年若い魔術師アンリは、おやつと昼寝が大好きなのんびり屋。強大な魔力を持ちながら自覚が足りないと度々お説教を受けていた。ところが王妃さまの病を治すため、国一番の騎士バルドーと旅に出ることになる。行く先ははぐれ魔術師オッドの住む西方の黒の森。共に過ごすうちアンリは、年は近いのに頼もしくて優しいバルドーに好感を抱く。けれど彼が自分の命を大切にしていないようなのが気になって……?
-
深水の暮らすぼろアパートの隣の部屋に、家庭教師先の元教え子・入江が引っ越してきた。実はかつて入江に告白された深水。丁重に断ったのに、入江は今でも深水を好きだと言う。好きな気持ちは意志ではどうにもならないと――。入江に節約生活のコツを教えるうちになし崩しに突入した半同居状態は、想像以上に楽しかった。けれど入江の真剣な想いに触れるたび、深水も気持ちを返せないことが苦しくなってきて……?
-
高校の頃から親友の神林に片想いしている藤野。告白する気は一切なく、そこそこ男遊びもしながら神林とはいい関係を保っていたが、あるとき神林の大学時代の友人・御堂も彼に想いを寄せていることを知ってしまう。スマートな見た目のわりに頑固で融通の利かない御堂を、最初は気が合わないと感じる藤野。だが奥手の神林に初彼女ができそうだとわかり、相談のため何度か御堂と顔を合わせるうち意気投合し……?
-
同期のモテ男・加賀谷に片想いしている瀬戸。自分が女だったら彼女になれたのかな…そんな思いから出来心で女装した姿を、当の加賀谷に見られてしまう。クオリティの高い瀬戸の女装を喜んでいる様子の加賀谷に、瀬戸は実は女装趣味があるわけではないと言い出せなくなる。手先の器用な加賀谷にメイクされたり、ハイヒールをプレゼントされたりと”彼女”扱いをされるのが、嬉しいけれど苦しくなってきて……?
-
ガサツながら動じない性格を買われ、社長秘書を務める土屋。御曹司でおっとりした社長の祐一郎とはそこそこうまくやっていた。ある仕事で土屋は祐一郎の従弟で書家の小柳頼人と知り合う。頼人はハーフタレントとしても活躍する金髪の美形。そんな彼と祐一郎のキスを土屋は偶然見てしまう。自分の片想いだと主張する頼人に口止めのため呼び出され何度か食事を共にするうち、同い年の気安さで急速に親しくなるが…?
-
同性に惹かれる自分を自覚しながらも、生来の性格とプライドから、嘘をつき続け生きてきた高瀬。そんなある日、カフェでいつも男の恋人を待っている伊藤と知り合う。ひたむきに恋人へ想いを寄せる姿に興味を持った高瀬は、裏切りと別れに純粋に涙する伊藤の一途さに強く心を揺さぶられる。だが、伊藤と友人以上になりたいと願いながらも、自分もゲイだとはどうしても言い出せず……!?
-
須坂紫那作画「隣の嘘つき」の原作小説! ハイスペックな頭脳と容姿を持ち、人生に概ね満足していた高瀬は、彼女との待ち合わせのカフェでよく一緒になる友一のことが気になっていた。なぜなら彼の待ち人が男だったから。嬉しそうに同性の恋人を迎える伊藤の笑顔が、男性に惹かれる己を押し殺している高瀬には眩しかったのだ。彼女と破局しカフェに通うこともなくなるが、とあるきっかけで伊藤と再会し……? 書き下ろし後日談SSつき!!
※イラストは表紙イラストのみとなります。 -
祈祷師一家に生まれ、神秘的な美貌を持ちながら霊感ゼロの値賀。ある日お祓いに出向いた先で、東京から地質調査に来ていた紀州と出逢う。紀州は値賀の好みど真ん中の容姿で、視える姉曰くゲイだった。縁あって紀州の手伝いをするようになった値賀は、超ロングスリーパーで使えない自分を可愛いと言ってくれる紀州にますます惹かれていく。一方で、値賀は彼と逢って以来ある霊に憑かれるようになっていて……?
-
密かに片想いしている親友の佐倉と体の関係を続けている七生。きっかけは言い争いの末の勢いだった。伸びてきた佐倉の手に経験のあるふりで応えてしまい、以来五年、七生はほかにも相手がいるという嘘を崩せないでいる。佐倉しか知らないまま、セックスには慣れた。「誰とも恋愛はしない」と言うくせに佐倉は優しい。だから自分は特別なんだと信じていた。けれどある日、一方的に「地元に帰る」と告げられて……?
-
深夜三時に起きて朝刊を配達し、古いアパートに帰って少し眠り、鉢植えの世話をする。友人も作らずもう六年、百合原(ゆりはら)はこんな毎日を続けていた。あるとき集金先のマンションで、越してきたばかりの滝本(たきもと)という男と出会う。滝本は百合原の顔を見た途端、言葉をなくすほど驚いていた。実は百合原はかつて事件を起こし、その間の意識がない。そして滝本には十年前に姿を消した忘れらない恋人がいたようなのだが……?
-
役者志望の大学生・友理は、親に反対され家を飛び出し行き場をなくしていたところ、人気俳優・岩舘春樹の家に居候させてもらうことになる。春樹は友理がオーディションに参加している作品の主演俳優。子役時代から40歳を迎える現在まで一線で活躍し続けている。春樹が素で醸し出す大人の魅力に同居初日から参ってしまう友理だが、一方の春樹も友理の賢さと一生懸命さが可愛く見える自分に戸惑っていて……?
-
付き合って十年になる恋人の志方のことが、今でも好きでたまらない穂木。高校卒業間際、 親友だった志方に玉砕覚悟で告白した。思いがけず受け入れられ、それからずっとそばにいる。 けれど志方は将来有望なエリート銀行員、自分は一介の編集者。 実は外国研修の話を志方が断っていたことを知った穂木は、 自分が彼の出世を妨げているのではないかと悩み始め……? 胸を打つ、センチメンタル・ラブストーリー。
★電子限定描き下ろしショートストーリーを収録!! -
ずっと忘れられずにいた大学時代の恋人・佳史と、仕事先で再会した真下。 十年経ち、彼は大企業の役員となっていた。 別れの前後の記憶が辛すぎて、必要以上の関わりを避けたい真下に対し、佳史は昔と変わらぬ情熱を向けてくる。 世間知らずで甘えたがりだった佳史も、今やすっかり仕事のできる大人の男。それを眩しく思うと同時に気後れを感じる真下は「友達でよければ」と佳史との付き合いを受け入れるけれど……?
-
同棲していた恋人・恭平(きょうへい)に逃げられた未知也(みちや)のもとへ強面の会社員・橋口(はしぐち)が乗り込んできた。恭平が橋口の元妻を妊娠させ、さらに彼女の名義で借金までしていたらしいのだ。未知也は怒り狂う橋口と一緒に恭平の行方を探すことになる。いい加減な男だと知りながら、口がうまくて優しい恭平が好きだと思っていた。けれど無骨だが誠実な橋口と行動を共にするうち、どんどん彼に惹かれていく自分に気付き……?
-
期限つきの関係だったのに、本気で好きになってごめんね。
新進プロダクトデザイナーの倫(りん)は、新たに手がけることになったキッチン用品シリーズ『ザ・ガーデン』の仕事で、メーカー担当者の伊東と知り合う。 ゲイを公表している倫は直感で彼を同類だと確信するが、伊東は過剰にそれを否定した。嫌悪感もあらわな彼の反応に苛立ち、倫が嫌がらせ半分からかい半分で誘惑してみたところ、伊東に獣のように激しく求められ……?
心ふるえる年下攻エモーショナル・ラブ。 -
レストランオーナーの和泉(いずみ)は、取引銀行の新米担当者・内田に一目惚れをする。相手はきっとゲイじゃない。だから見ているだけで満足だったのに、彼は毎日ランチに通ってくるようになる。そのくせ難しい顔であっという間に平らげるだけの内田に戸惑う和泉。でもそれが緊張のせいだとわかり、口下手ながら誠実な彼にますます惹かれていく。そして初めて外で待ち合わせて食事をした夜、二人は結ばれるけれど……? 美人レストランオーナーと、口下手新米銀行員。一目惚れから始まる年下攻ラブストーリー!!安西リカ、待望のデビュー文庫!!
-
展覧会で、同い年の堂本の描く絵に魅了された連(れん)。
堂本(どうもと)は連の通う画塾の先生の息子で、孤高の天才として周囲から一目置かれる存在だった。 連はそんな堂本に果敢に話しかけ、持ち前の人なつこさで親しくなっていく。 ストイックで格好いい堂本が、たまに連の絵をほめてくれる。それが嬉しくてくすぐったい。
その気持ちは次第に恋へと変化していき……?
美大受験を目指す高校生同士の、初恋グラフィティ!!
見つかりませんでした。