著者「日生水貴」の検索結果

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  • 猫かぶり王子とフラチな番犬

    睦月は代々続く茶道家元、一條家の長男。容姿端麗で人当たりも良く、非の打ち所のない跡取りとして周りからの人望も厚い。ある朝、早くから茶道に勤しんでいると、2歳下の幼なじみの凌が4年ぶりに姿を見せる。あどけなかった少年は男の色気漂う美青年へと変貌し、笑顔さえ大人びて見えて睦月は戸惑ってしまう。しかも『むっちゃんの本性を知っている』などと聞き捨てならないことを、余裕たっぷりにささやいてきて!?
  • 熱砂の国の教育係 ~甘やかな罰と御褒美~

    沢村 尊は、ごく平凡な家庭で育った、元気だけがとりえの少々のんきな予備校生。ある日、名前も知らない中東の王国から、王子として後を継いでほしいと迎えが来る。そんな途方もない話を持ってきたのは、浅黒い肌に精悍なマスクの美丈夫、キファーフ・アールハリーファ。病床に臥した彼の主が、唯一の血縁である尊を必要としているというが、慇懃な口調とやわらかな微笑の裏に何かありそうで…?
  • 美食王子と食べ頃シェフ

    彼は印象的な客だった──モデルばりの容姿に洗練された圧倒的存在感。いつも来店しても真咲が作る野菜メニューしか注文しないので、店のウェイトレスからは秘かに「菜食主義王子」と呼ばれていた。 ところが、ある日を境にふっつりと姿を見せなくなる。真咲がそのことを寂しく思っていると、「カランディエラ」という遥か遠い王国から、真咲指名のケータリング依頼が舞い込んできて──!?
  • 妓楼の花嫁

    大見世千珠楼に住む斎は、美しい容姿をもちながら、その腕っぷしの強さと勝気な性格から、見世の用心棒を務めていた。だが、敬愛する義兄が行方不明となり、密偵の疑惑をかけられて、その汚名返上と真実を探るため、遊女として手がかりを持つ男・英国人将校の相手をすることに。しかもその男は斎が密かに想う相手で……!?
  • 男爵の愛人

    「俺はお前のなんだ?」「……主、です」名門北條家の令息・玲一朗は、病弱な妹の身代わりに、ある男とともに英吉利行きの船旅に連れられることになってしまう。その男・氷室は、清廉な玲一郎を過去に唯一、汚したことのある相手…。一度きりの過ちと拒絶したはずだったが、再び現れた氷室は権力を嵩にかかり、玲一郎のすべてを支配しようとしてくる。閉鎖された豪華客船内でふたりきり、玲一朗は、氷室に忘れた筈の甘い狂おしい快楽を無理やりに引き出され……?
  • 月下の華盗人

    漆黒のマントと西洋風の仮面で姿を隠し、予告状のとおりに獲物を奪う──怪盗・朱ノ月。若き刑事・一晶は、ある晩、朱ノ月を追う途中で川に落ちたところを彼に助けられ、さらに唇を奪われてしまう。そのまま逃げられ刑事の矜持を傷つけられた一晶は、朱ノ月逮捕に向けてますます熱意を注ぐのだが、なぜかあの夜の唇の感触を消すことができない。そんなとき、居候先の家主であり、尊敬する小説家でもある理人にまで愛を告げられて…?