著者「朝丘戻。」の検索結果

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  • カラスとの過ごし方【特別版】

    ――俺は、幸一を脅迫してるんじゃない。愛してるって言ってるだけなんだよ。頭がよくて酷く孤独なカラス――槇野と、ごく平凡な学生・幸一の、究極でいて必然の恋物語。のばしっぱなしの黒髪と、あまり言葉を発しない唇。かかとを踏みつぶした靴に、天然石の数珠――。カラス、そう密かに呼んでいた部活の先輩・槇野和隆と再会した加藤幸一は、自由奔放な彼を捨て置けず同居をすることに。「捨てたくなったら捨ればいい」という言葉の裏にある槇野の想いに気づく幸一だが、本当の意味で救いの手を差し伸べることができない。次第に恋人・久美との仲も危うくなるほど抜き差しならない関係になっていく二人が、年月を経て辿りついた“幸福”とは…。

    朝丘 戻 (著), 麻生 ミツ晃 (イラスト)出版社:二見書房
  • 青に沈む庭 特別版

    どうして、俺の人生に逸人さんがいて……壊れるんですか岩瀬一は、元義兄の玖珂逸人に恋をしていた。――姉に恋して結婚して離婚した、男。気づいた瞬間に、毀さなくてはならない想いの行方は……岩瀬一は「家族」の繋がりを信じ、大好きな元義兄の玖珂逸人のもとに通い詰める日々。病的に憧れすぎている自覚はある。ただ、姉と離婚して以来、すべてを諦め孤独の中で微笑む彼が哀しくて、けれど自分では癒せないことも知っていて…。そんな折、ふとしたきっかけでこの気持ちが恋だと気づいてしまう。せめて本気で想っていることだけは知ってほしい。ふられることを覚悟の告白。そうして望まれたのは、会いに来ないで忘れることだった。圧倒的な拒絶を噛み締める一。だがその矢先、逸人が押し隠していた秘密を知ってしまい…(旧筆名:朝丘戻。名義)

    朝丘 戻。 (著), 山田 シロ (イラスト)出版社:二見書房
  • あめの帰るところ【電子限定版】

    「離れたくないって想ったら、寂しくなったよ」そう告げたのは、飄々として不躾で、どこか寂しげな予備校講師の能登先生だった。高校生の千歳は、優しすぎる彼の恋心に翻弄されながらも、幸福な時間を積み重ねた。ふたりきりの教室、一緒に見た花火、朝焼け……。けれど、それは一瞬にして千歳の中から消失した――…。恋を初めて知った能登と、恋を忘れた千歳の抗えない想いは……。限定配布されたショートストーリーが付いた電子限定版♪ ※本文にイラストは含まれていません
  • 君に降る白

    高校を卒業してから二年。芹田 藍は昼は古本屋、夜は身体を売るバイトをしていた。淡々としている藍を玩具のように扱う客が多い中、愛情を教えてくれたのは自分の身体を一切求めてこない客、成瀬恵一だった。平凡なサラリーマンで、温かく純粋な成瀬。だが彼に心惹かれるも、過去の出来事から自分自身を認められない藍は、遠ざかることしかできず――。切なく心揺れるラブストーリー。 ※本文にイラストは含まれていません