著者「王一」の検索結果
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可愛い火耶……今宵のことは、二人だけの秘密にしよう盗賊団の首領の火耶は役人の索冬波を誘拐するも、逆に手籠めにされてしまう。復讐も失敗し味方を失った火耶は、冬波のもとに身を寄せることになり…国の政を司る丞相でありながら、趣味の夜遊び先で盗賊団に誘拐された索冬波。しかし首領の火耶の美貌に心奪われた冬波は、手下たちの目を盗んでその身を犯してしまう。誘拐事件は冬波の部下・興淵の采配で事なきを得るが、一方の火耶は冬波との一件が手下たちにばれて輪姦されてしまう。そんなプライドも味方も失った火耶に手を差し伸べたのは、ほかならぬ冬波だった。初対面の蛮行が嘘のような飄々とした言動で真意を見せない冬波に、火耶はいつしかあの夜のことを思い出すようになり――
矢城 米花 (著)出版社:二見書房 -
誰にも言えない……人に知れたら、殺される。顔面に醜い傷跡を持つ道士の雷鬼を唯一無二の存在として慕う莉羽。しかし、莉羽には雷鬼にすら明かせない秘密が――政変によって父王を始め家族を失った王子・莉羽は、逃亡の途中で助けられた道士の雷鬼に育てられる。顔面の傷跡を隠すよう雷鬼は人里へは滅多に近づかず、山中で庵を結ぶ生活。そんな中、美しく成長した莉羽だったが、自分が王子であることだけは告げられずにいた。一方の雷鬼も隠遁生活の目的を明かそうとしない。互いに思慕以上の感情を募らせながら、秘密を抱える二人。ところがやむをえず赴いた都で莉羽は宦官の範賛に囚われてしまう。雷鬼に恨みを持つらしい範賛は、あられもない方法で莉羽を辱め……。
矢城 米花 (著)出版社:二見書房
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