著者「遠谷稔子」の検索結果
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民俗学を研究しているミケールは、人づきあいが苦手だ。しかし大学時代からの親友はいる。艶やかな金髪と湖のような青い瞳、整った顔立ち、快活な魅力に溢れ、さらに富豪の子息ということで、学内中の注目を集めていたイシュトバンだ。その彼は、今ではフリージャーナリストとして各地を飛び回っていて、なかなか会えないでいた。ところが、学部長の依頼でミケールが訪れた小さな町の宿で、ふたりは偶然再会する。喜びもつかの間、イシュトバンのベッドには、美しい少年が…。
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鎌倉時代、京都の六波羅探題に勤める北条春時は、傀儡師・夜叉丸とともに、霊鬼によって全身の血が抜かれた死体の謎を追う。ある貴族の館に招かれた春時は、立ち籠める伽羅の香に意識が朦朧として袴を解かれてしまう。巧みな指先に触れられた春時は思わず…!?
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