著者「麻生ミツル」の検索結果
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――俺は、幸一を脅迫してるんじゃない。愛してるって言ってるだけなんだよ。頭がよくて酷く孤独なカラス――槇野と、ごく平凡な学生・幸一の、究極でいて必然の恋物語。のばしっぱなしの黒髪と、あまり言葉を発しない唇。かかとを踏みつぶした靴に、天然石の数珠――。カラス、そう密かに呼んでいた部活の先輩・槇野和隆と再会した加藤幸一は、自由奔放な彼を捨て置けず同居をすることに。「捨てたくなったら捨ればいい」という言葉の裏にある槇野の想いに気づく幸一だが、本当の意味で救いの手を差し伸べることができない。次第に恋人・久美との仲も危うくなるほど抜き差しならない関係になっていく二人が、年月を経て辿りついた“幸福”とは…。
朝丘 戻 (著), 麻生 ミツ晃 (イラスト)出版社:二見書房
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