シアトルでの留学生活に別れを告げ、日本に戻って元の職場に復帰した江南&篤臣。お互い仕事が忙しく、江南にいたっては家に帰ることも稀で、一緒にすごせる時間が格段に少なくなっていた。その上、江南の所属する消化器外科では教授選が始まり、大学内で様々な噂が飛び交う。江南が支持しているのは、圧倒的不利と見られている小田講師。小田が負ければ江南は医者としての未来を棒に振ることになる…。一方、篤臣は偶然小田に会う機会があり、江南の将来のために自分を支持するのをやめるよう説得を頼まれる。相棒の信念を応援する篤臣は逆に江南を後押ししてしまうが、事態は思わぬ方向へ…。書き下ろしは、世津子の誘いで里帰りした篤臣と江南の夏祭り編。
椹野 道流 (著), 唯月 一 (イラスト)
出版社:二見書房