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私がお前に快楽のすべてを与えてやる
シーディア国の王子・雅貴は、その身に伝説の聖獣を宿したことが発覚。発情した躰を敵対する隣国の王子・カフィヤに思う様貪られ――。
「お前は私だけのものだ。他の誰にも抱かせない……」――聖獣の依り代となったシーディア国の王子・雅貴。国に繁栄をもたらすといわれる聖獣は、依り代に人間の精力を糧として生きていくことを運命づける。突然の聖獣降臨でシーディアの王宮内が騒然となる中、雅貴の寝所に現れたのは敵対するアデル国の第四王子・カフィヤだった。躰の自由を奪われ快感に必死に抗おうとする雅貴を何度も抱くカフィヤ。その上、カフィヤは雅貴をアデル国へ連れ帰るが――。
『熱砂に秘する獣』スピンオフ!
ゆりの 菜櫻 (著), えまる・じょん (イラスト)
出版社:二見書房
「王宮に秘する獣」レビュー
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