家族と浅井と…どちらかを選ぶなんてできない。そう思っていたけれど…。「お兄ちゃん。浅井さんが好きなんでしょう?」受験のため上京してきた妹のひばりに、ささいなことから浅井との関係を気づかれてしまった…。つぐみはついに、実家の父に二人のことを告げる決意をする。浅井を好きだと認めた日から、いつかは厳しい現実に目を向けなければいけないとわかっていたけれど―二人のヴァレンタインは、ちょっぴりせつなくビタースウィートで…。そんな折、つぐみは真山から浅井の報道カメラマン時代の写真を見せられ…。
谷崎 泉 (著), 陸裕 千景子 (イラスト)
出版社:二見書房