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この身体は、厭らしいことが好きなはずだ
インテリ然とした眼鏡の下に、危険度第一級の牡の素顔を隠し持つ、
捜査一課の問題児・鳴海廉。
彼の素行を正すため、深窓のキャリア監察官・見城志人は
今日も彼を呼び出すが…
監察官の見城志人は、刑事部捜査一課のエース・鳴海廉にほとほと手を焼いていた。それというのも、初めての調査対象だった鳴海にあっさり尾行を見破られ、淫らなお灸を据えられてしまったことが原因だ。「感じやすいんだな。キスだけで、こんなになってる」――いいように弄ばれ三度もいかされた見城はその写真をネタに、以降の監察も軽くかわされる始末。だが困るのは、鳴海がただの嫌な奴ではないことで…。そんな折、警察内部を揺るがす事件がおき……。
妃川 螢 (著), 汞 りょう (イラスト)
出版社:二見書房
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