バカとしか言いようがないくらい一途で……可愛くて。
ずっと大好きだった庸介と一緒に暮らすことになった琥珀。だけど、庸介は琥珀に冷たい態度で……。
人狼の琥珀は、幼い頃に一緒に過ごしたことのある庸介がずっと大好きだ。人間として全寮制の高校を卒業し、琥珀はようやく庸介と暮らせることに。だが、庸介は琥珀のことをまったく知らず、冷たい態度をとられてしまう。それでも少しずつ二人の距離が近づきはじめたある満月の夜、狼姿で庸介に会った琥珀は今まで感じたことのない疼きを覚える。それが庸介への欲情だったことに琥珀は罪悪感を抱いてしまい……。
真崎 ひかる (著), 桜城 やや (イラスト)
出版社:二見書房