小説一覧
-
『手を触れた者の運命の相手が見える』という不思議な力を持つナザリオは、第一王子の花嫁を占ってほしいという大国からの依頼を受けた。
ようやく着いた目的の国で最初に出会ったのは、偶然にも第一王子のレオンハルトだった。
レオンハルトは、ナザリオが自分の花嫁を占うためにやってきたと知ると態度を硬化させ、すぐさま帰国するよう促した。
だが、なんとか占う許可を得たナザリオが見た、王子の運命の相手は──。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
告り逃げをした元親友の孝太郎と、仕事の取引先で十年振りに再会した充希。高校入学直後、我が儘な充希が周囲と衝突しそうなところを助けてもらったことから、二人は親友になった。
高校を卒業してもそのまま親友でいられると思っていたのに、卒業式当日、ずっと愛してたという言葉を残して、孝太郎は充希との連絡を断ってしまった。再会した二人は親友に戻れるのか──!?
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
獣として覚醒する人間がいる世界。柚葉はとてもいい香りのする男と出会った。
相手も柚葉に同じような匂いを感じたらしい。五郡と名乗ったその男は、柚葉の目の前で頭からうさぎの耳を出現させた。五郡は獣人だったのだ。
獣人は生涯つがいの相手としか交わらないはずで、人間と獣人のつがいなどありえない。それなのに、五郡に抱かれてしまって混乱する柚葉だったが──?
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
大学院生として農学部で学ぶ浅葱は、ある日教授から、日本にやってくる異国の王子の世話係を押しつけられる。教授のゴリ押しとバイト代に釣られて渋々引き受けるが、現れた王子を見てビックリ! 自分と同年代だと聞いていた王子は、利発そうではあるもののどう見ても6~7歳の美少年だったのだ。浅葱の困惑をよそに始まった王子様との同居生活。ある夜、酔った浅葱は、成長した王子と美しい白虎が出てくる不思議な夢を見て──!?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
-
華やかな街全体が、冷たく澄んだ空気に包まれる1月のパリ──。オートクチュール・コレクションを撮影していたフリーカメラマンの己邦は、着飾った招待客の中で異彩を放つ美丈夫に目を奪われる。薄茶色の肌に純白の民族衣装を纏うその男は、バジャール国の第三王子・ジャファル。数日後、とある事情でジャファルのパリの屋敷を訪ねた己邦は、いきなりバジャールへと招かれて……!? 冬のパリと灼熱の国を舞台に奏でられるゴージャスな求愛シンフォニーv※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
-
兄の親友の恭平に迫り続けて3年以上、ようやく恋人になれた千歳。心配していた恭平の軟派さも、千歳と付き合ってからはかなり落ちつき、甘すぎる同棲生活にひたる千歳だった。ところが、思わぬ事件から数年間分の記憶をなくした恭平は、千歳のことを、今は亡き兄の『千裕』と思いこんでしまう。一緒に暮らしながら、抱き合いながらも決して自分の名前を呼んではもらえない。『千裕』と呼ばれることに、心は悲鳴をあげはじめて!?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
-
新作映画の主演俳優オーディション会場。最後に現れた皆見悠人を見た瞬間、監督である志貴は『この男に決めた』と思った。皆見は人気モデルとして活躍していたが、演技は経験がないからと、志貴に個人指導を求めてくる。自宅に招いての指導中、皆見は普段の控えめな態度からは想像もできない獣のような激しさで、突然、志貴に襲いかかってくる。その豹変振りに驚く志貴に投げつけられたのは、さらに傲慢で淫らな要求で――!?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
-
第一志望の大学に合格し、新生活を開始した颯太。
入学してすぐ、幼なじみの慶介も同じ大学だと気づく。
当時は病弱でか細い体の美少女にしか見えなかった慶介が、今ではすっかり長身の美丈夫だ。
そんな彼をいくら懐かしく思っても、颯太は声はかけられない。
慶介はこちらを覚えていないかもしれないし、希少なアルファの彼にベータの颯太から接触するのは躊躇われて──。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
作家の修吾は、何者かに導かれるように古書店で一冊の本を買った。
その本の中から銀髪のうつくしく逞しい男が突然現れて、聞いたことのない名前で修吾を呼ぶ。
現実とは思えない状況に混乱しているうちにいきなりキスをされ、抵抗しきれずそのまま抱かれてしまった。
さらに信じられないことに、修吾の目の前で、男の頭部が銀色の狼のような姿になっていき──!?
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
生涯独身を貫き、四人の子供を育て上げた駿壱は、八十二歳で息を引き取った……はずだった。
しかし、真っ白な空間で目覚め、背中に翼を生やした美形男子──養い子の由と何十年かぶりの再会を果たす。
八十二歳だった駿壱の姿は二十代のものに戻り、由と同じように背中からは翼が生えていた。
驚く駿壱に告げられたのは、魂管理局の新人局員として生まれ変わったということで──。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
隼人に送られてきた高校時代のタイムカプセルには、入れた覚えのない当時の自分の写真が入っていた。同学年男子、佐倉のものが誤送されたようだ。思い出したくない瞬間を隠し撮りされたらしい写真に苛立って、会う約束をとりつけ佐倉を問い詰める。弁明もしない、けれど「好きだった」とも言わない頑なな佐倉にさらに腹が立ち、隼人は思わず「抱かせろ」と言ってしまって──。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
気づいたとき、橙莉はまったく知らない場所にいた。
交通事故に遭い、自分は死ぬのだと諦めかけていたのに、なんと異世界に召喚されてしまったのだ。
橙莉を召喚したのは、片想い中の同僚にそっくりな男。
そして、その男から、自分とセックスして国を救う“救世主”を産んでほしいと頼まれる。
自分は男だから、妊娠なんてできない。だいいち、いくら好きな相手に似ているからといって、簡単には頷けなくて──。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
停電の夜にアパートの前で見知らぬ子供を保護した篤成は、親がおらず、帰る家もないというその子、ユキヤを仕方なく部屋に招き入れた。
子供の体温を間近に感じているうちに眠ってしまった篤成は、精悍で美しい男に身体を弄ばれるという淫らな夢を見た。
さらに翌日も、ユキヤの子供らしからぬ妖しい笑みを目にした直後に寝入ってしまったあげく、再び同じような夢を見て──?
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
男花嫁になれ──そんなおぞましい提案を大貴族からされた春都は、名誉ある『王の騎士』だ。
地方領主の父が投資に失敗し、このままでは領地で暮らす貧しい民や年老いた親族が路頭に迷う。
資金援助の見返りとして、春都は望まれたのだ。自分の犠牲で皆が助かるならと決意する春都に、士官学校時代のライバル、ライアンが、男花嫁になる資質があるかを試すために抱いてやると言うが……。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
人間界で暮らす狸族の草太は、母親の死で三人の弟と同居することになった。
人間界には狐族も住んでいるものの、草太たち家族は彼らのせいで里を追われたことから、家に狐にまつわるものを持ち込まず、一切かかわらないよう努めている。
自分たちの正体がばれないために人との接触も最小限にしていた兄弟だが、草太が喫茶店の主、清嗣と出会ったことで、事態は大きく変わっていき──。 -
もうすぐ二十七歳になる千尋は、苦労して得た正社員の座にはいても、いつクビになってもおかしくない状態だ。
ついに人事部に呼ばれ、解雇の代わりに秘密厳守の部署への異動を勧められたものの、親友の獅子王は千尋の異動を反対する。
反対を押し切って異動した千尋を待ち受けていたのは、自分の上司となった獅子王だ。
なんとそこは、上司が部下を二十四時間好き放題していい部署だと言われ──!?
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
空腹のあまり永い眠りから覚めた神狐の森羅は、自分が守る東条家の主の不信心のせいで、このままでは己が消えてしまうと知る。
これからも守り神としての役目を果たすために森羅が決意したのは、当主の孝章の心に信仰心を取り戻させることだ。
けれど、孝章は一筋縄ではいかない強敵で、夢枕に立ち不信心を説いた森羅を、「猫にコスプレした少年に説教される夢」として片づけてしまい──。 -
全裸の淳哉が目覚めたのは、出会ったばかりのシャフィークという男のベッドだ。そして、ふたりがいる寝室に、シャフィークの双子の弟、ジェイドが現れる。なぜか美形の双子は、互いに淳哉を自分のものだといって争い出す。わけがわからずその場から逃げ出した淳哉は、もうふたりに合うことはないだろうと思っていた。しかし、彼は双子に拉致され、砂漠に囲まれた遠い国に連れていかれてしまい……。
-
地味なメガネ君の朝比奈は、男として心酔しきっている社長の元で幸せに働く社会人2年生。ある夜、上司からマスクで素性を隠して楽しむ秘密のセレブパーティーに、仕事の一環として誘われる。朝比奈はメガネを外され髪をいじられ、コケティッシュに大変身! パーティーでは本人無自覚ながらモテにモテまくり、ついには社長似の客に初キスまで奪われてしまう…!! ショックから立ち直れないまま出社すると、なぜか社長からの熱視線、そしてまさかのドセクハラが待っていて!!?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
-
料理上手な律は高校時代、女友達の彩に頼まれて彼氏に渡すための弁当を三年間作ってあげていた。
十年経ち、彩から結婚すると聞いた数日後、律が経営するカフェにその彼氏が来た。
写真でしか見たことのなかった彼、久遠はとんでもなく口が悪く、律は彩の男の趣味を疑ってしまいそうになる。
けれど、一瞬笑顔を見せてランチを褒めてくれた久遠のことが気になりはじめ……?
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
転職した佐野の新しい仕事は、男性限定のマンションの管理人だ。
突然の寿退職はしないよう言われて配属されたそこには、ひとくせもふたくせもある人間ばかりが住んでいる。
そのうちのひとり、人気作家の神楽は、佐野を中学時代の先輩だと言う。
しかし、インパクト大の美形である神楽に、まったく見覚えがない。
思い出せないまま管理人の仕事を始めた佐野は、さまざまなトラブルに見舞われて──。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
社会人一年生の滝本にとって、ストレス解消法は女装だ。
中学生のときから始まった女装癖も、いまではナチュラルメイクも完璧で、しゃべらなければ男とバレないほどに完成度が高くなっている。
しかし、久しぶりに再会した高一のときの担任、影山には、すぐに滝本だと気づかれてしまう。
影山のことが嫌いだった滝本にとって、こんなかたちでの再会は気まずいものでしかなく……。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
相手の男に非がある形で婚約解消に持ち込みたい――探偵事務所とは名ばかりのうさんくさい会社で働く千秋に与えられたのは、親同士が決めた婚約を潰す仕事だ。
大手企業の次期社長で婚約相手として悪くないが、依頼人の女には恋人がいて、その男と結婚するつもりはないという理由からだ。
女装した千秋が男に近づき、浮気の証拠となるような写真を撮らせる。そんな単純な仕事のはずだった。
けれど、別れさせ工作は思うようにはいかず……。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
薄暗いバーでピアノを弾く奏は、声のいい男性客にキスされて口説かれた。
即座に断ったけれど、諦めの悪いそのイケメン、銀河は、火事で焼け出された奏に空き部屋とピアノを提供するから一緒に住もうと言い出した。
その代わり、奏を口説くチャンスが欲しいというのだ。
話がうますぎて怖いとは思うものの、声優をしている銀河の甘い声には抗いがたい魅力があって……。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
ベーカリーコンサルタントの桂は、指名してきたクライアントの顔を見て驚いた。
大学時代の親友で、恋人でもあった誠一郎だったからだ。
突然の再会に動揺したものの、仕事と割り切ろうと決意する。
けれど、顔を合わせるたびに当時を思い出してしまい気持ちは乱れる一方だ。
そんな桂に、過去の関係にきっちり決着をつけようと、誠一郎から提案された方法とは……! ?
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
病気の母の治療と引き換えに皇太子の影武者となり王城で暮らす彰湖は、地方軍による反乱の際、皇太子として捕らえられた。
病の母を助けてもらった恩義から正体を明かせないまま地下牢に閉じ込められ、姿を消した大皇后の行方を問い質されるが、どんな責め苦を受けても彰湖が口を割ることはなかった。
なんとしても大皇后の行方を明らかにするために、大豪族の頭領である大星は彰湖を陵辱し──。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
宏基の高校時代からの親友・孝海が、アメリカから二年ぶりに帰国した。
地味で平凡な宏基とは違い、孝海は華やかなイケメンで、仕事もできて女性にモテまくる男だ。
久しぶりに二人で飲んだ夜、孝海から「童貞じゃなくなりたい」と相談された。
孝海のようなモテ男が自分と同じ童貞だなんて信じられない。混乱しているうちに「高校の頃から好きだった」と、ファーストキスを奪われて―!?
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
性器具の企画開発製造などで、日本のみならず世界中の人々のナイトライフをサポートする会社、ゼッツリーン。
そこで働く清水の夢は、理想のクールビューティーなご主人様に出会って生涯のパートナーとなる──つまり、その相手のスレイブになって苛められたり酷い言葉をなげかけられることだ。
上司の百井はルックスは理想的なものの、物腰が柔らかく笑顔を絶やさないタイプだけに、清水は残念でならず……。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
父親を亡くし、たった十一歳で王位を継いだサディアスは、深い悲しみの中にいた。
かつて一匹の獣が山の神により与えられたこの国は代々獣人の王が治めており、国の化身である王の気分によって天候は変化するといわれる。ゆえに、サディアスの悲しみのせいで、国には悪天候が続いているのだ。
国全体が疲弊し始めた頃、傷ついた仔豹を拾ったことでサディアスは明るさを取り戻していき…。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。 -
傷心旅行中に財布と荷物を盗まれた龍太は、司という男の家に泊めてもらった。
そこはレストランが併設されていて、元パティシエの龍太はなりゆきでデザートを作るなど店の手伝いをすることになった。
最初はこちらを簡単に信頼してくる司に戸惑ったものの、龍太はしだいに彼の傍にいることに居心地の良さを感じ始める。
でも、過去の経験から、他人を完全に信じるのには抵抗があって……。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
見つかりませんでした。