小説一覧
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会社員の碧は、ときどき一夜限りの相手と寝る。今日も好みの男に声をかけられ、ホテルで抱き合った。体の相性はとてもよかったけれど、優しく気遣われて碧はがっかりする。欲しいのは恋人ではなく、一晩遊ぶだけの相手なのだ。数日後、会社で上司のセクハラを受けているところを、作業服姿の逞しい男に見られてしまった。それは、先日寝たばかりのあの優しい男で……。 ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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白蛇信仰が根付いている町に生まれた百合音は、男でありながらも女として育てられてきた。百合音の家系は白蛇の白妙の加護を受ける一族で、そのおかげで現在まで栄え、裕福に暮らしている。しかし、白妙は男嫌いであり、男の子が生まれても一歳になるまで育ったことがない。女として育てることで、生きていけるのだ。十七歳の百合音は、奇跡的にも男だとバレずにいるが……。
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新人ハウスキーパーの守が初めて派遣されたのは、会社員の和輝の家だ。和輝が子猫を拾ったので、飼育指導と家事を任されることになったのだ。しかし守は知らなかった。自分がこれから住み込みで働く契約になっていたことと、料金五割引きで派遣されたことを。掃除や洗濯は完璧にこなせる守だが、料理の腕は壊滅的だ。普通ならベテランに回される仕事のはずが、なぜ自分が任されることになったのだろう……。 ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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歩が勤める図書館に現れた長身の男性は、小学生の頃、突然転校した親友の昌之だった。十三年間音信不通でいたとは思えないほど、彼は自然に接してくる。当時の昌之へ気持ちを持て余し、歩のほうは素直に喜ぶことができない。初恋だったかもしれない彼のことを、思い出したくなかったのだ。けれど数日後、昌之に押し切られるように、二人で飲みにいくことになって……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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「俺と友達にならないか?」──周囲に対して常に身構えている津上は、会社の同僚である高瀬からそう声をかけられた。他人の心を緩やかに開いてくれる高瀬に、津上は惹かれずにはいられない。かつて津上の恋愛対象は女性のみだったが、ある出来事のせいで同性にも恋情を抱くようになっていた。けれど、津上には高瀬を遠くから見つめることしかできず、迷う心を捨てて結婚したほうがいいと考えて……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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祥吾は突然現れた久我という男に、「妹と別れてくれたら金を払う」と言われた。弟の健吾と勘違いされているらしい。祥吾自身は久我の妹どころか、誰とも付き合ったことがないのに、妹にふさわしい相手かどうかチェックしてやる、と彼の家に連れていかれ、同居させられることになった。強引で無礼な久我に、最初は反発心しかなかったけれど、彼の意外な優しさに触れた祥吾は──?
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実家の企業を継ぐことになり、退職が決まった営業本部長のラドリー。アメリカに帰国する彼に失恋した乃蒼は、送別会で彼と酒を飲んでいるうちに泥酔して、気づいたときには家に帰っていた。それも、ラドリーとともに。フランス貴族の血を引き、常に完璧な紳士のラドリーだったが、乃蒼の部屋では態度を豹変させた。平然といやらしい言葉を口にして乃蒼を辱めようとする彼に、なすすべもなく翻弄されてしまい──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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外食業界ではかなり有名な弁当屋の主である学のもとには、多くのスカウトマンが訪れている。しかし、両親が遺した店以外で料理するつもりがない学は、すべての誘いを断っていた。「一発百中」と言われるスカウトの鬼、聡司も玉砕した一人だ。だけど彼は、料理人としての学のスカウトは諦めても、学本人を諦めるつもりはなかった。学を一目見て何本もの愛の矢が胸に突き刺さった聡司は、連日彼のもとを訪れるようになり……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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全寮制男子校の体育科代表の昴は、進学科代表の未生に言い寄られていた。中学生の頃、寮で同室だったこともあり、実は昴も彼に好意を抱いている。でも、素直にそれを表すわけにはいかない。体育科と進学科は伝統的に仲が悪く、互いを敵視しているからだ。未生は気にしていないようだけれど、「両学科の代表が親密な仲になると、悲劇が訪れる」などというジンクスまであって……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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高校最後の夏休みを親友の勝利と楽しもうと思っていた佑季だが、父親の会社が傾いたことでそれどころではなくなった。一日中アルバイトに明け暮れ、家に帰れば借金取りが待っている。勝利にさえ会うことができず、このままでは高校を中退しなくてはいけないかもしれない。そんな佑季の事情を知った勝利は、祖父からの生前贈与金で佑季を助けてくれるという。交換条件として、性的に苛めたいと告げられ……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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崖っぷちの貧乏漫画家である渉には、もうあとがない。少女漫画誌に拾われたものの、恋愛経験がない渉にとって、編集者に提示された案の「ヒロインと社長の恋愛」なんて想像できるわけがなかった。そこで渉は、高級ホテルのティーラウンジにネタを探しにいくことにした。見合いの席に真っ赤な薔薇の花束を持って現れた長身のスーツ姿の男を見て、彼を漫画のモデルにしようと決め……。 ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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隠れスイーツ男子の冬真は、同じクレープを買おうとしたことがきっかけで諒介というイケメンと知り合った。彼は冬真とは違い、スイーツ好きを隠さないタイプらしい。強引にパンケーキの店に誘われ、そこから仲間としての付き合いが始まった。諒介と会うのは楽しく、次は自分たちで作ってみようという彼の誘いを、冬真は快諾した。すると、「約束だよ」と突然唇を奪われて──!?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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司が保育士になったのは、昔隣に住んでいた三歳下の幼なじみと遊んでやったことがきっかけだ。その幼なじみ、海斗がイケメンに成長して、空家のままだった隣家に戻ってきた。再会早々「俺のことを好きになって」と抱きしめられ、司はどきどきしてしまう。十年以上会っていなかった、しかも弟のように可愛がっていた相手から突然の告白に、戸惑いつつも胸が甘く疼いて・・・。
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…自分が拾ったのは、子供だったはず? 昨夜、会社帰りに碧生は、流れ星に激突されるという信じ難い体験をした。しかし、無傷のまま病院で目覚め、医師に健康体だと告げられる。不思議なことに、碧生が子供の頃から抱えていた持病さえ治っていたのだ。腑に落ちないまま帰路についた彼は、草むらに外国人の子供が倒れているのを見つけたのだが、その子供がいつの間にか全裸の成人男性に変わってしまい・・・!?
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十年に一人の神童と呼ばれたピアニストの詩音は、スランプのため人前での演奏ができなくなる。パトロンの紹介で音大のピアノ講師をするようになった彼は、ある夜、酔って関係を持った高校生に、ピアノの弟子にしてやると約束してしまう。そのことを、婚約が決まったばかりの親友に相談するが……。パトロン、親友、そして若き弟子。三人の男たちが詩音を取り巻き──。 ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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勤め先が倒産して社員寮を出ることになった千寛は、最後の給料が未払いになったうえに全財産を紛失した。度重なる不幸に落ち込んでいるなか、仕事と住む場所を紹介してくれるという男と知り合った。誘われるままに職場を見学に行った千寛が見たのは、女性用の下着を身に着けた男性キャストが同性客相手に性的な接待をする光景だ。戸惑う千寛を見初めた廉道という男から、自分の専属キャストになるよう命じられて──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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ウサギ族のコウタにはコンプレックスがある。ピンと立った耳が特徴の仲間の中、自分だけ垂れ耳で、毛色が白く目が赤いのも他者とは違うからだ。その代わり、特別な能力を授かったコウタは、村人から神子と呼ばれ大切にされている。だけど、異端ゆえの孤独を常に感じずにはいられない。しかしある日、コウタの前に創造主が現れたことで孤独な日々は一変して―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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下町の商店街で老舗の万華鏡店を経営する佳月は、再開発計画のために立ち退きを迫られる。しかし、祖父から受け継いだ店を手放すつもりはなく、周囲の店が次々に閉店しても、佳月だけは売却を拒否して店を続けていた。けれど、店の存続を脅かす出来事が相次いだことで、佳月に残された道はひとつとなった。都市開発事業本部のトップである男に躰を差し出し好きにさせれば、店を守ってやると言われていて──。 ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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元子役の未紀哉は、過去の経験から人間嫌いになっていて友人もいない。そんな彼を心配した祖母は家政夫・狩谷を雇う。狩谷は非常に有能な家政夫だがオレ様で、決まった仕事以外は一切せず、互いにギクシャクした関係が続く。ある日、文句を言おうと狩谷の自宅に向かった未紀哉だが、友人としてもてなされ、気がつくと裸になることを命じられていた。なんと狩谷はS? 未紀哉はそのまま…!!
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料理が大の苦手で料理上手な彼女が欲しい冬真は、弟たちに応援されて次々にお見合いパーティーに参加するが、なかなか出会いに恵まれない。そんな彼が十回目に参加したパーティーで偶然にも再会したのは、幼なじみの駿弥だ。泣き虫で可愛くて、いつも冬真が守ってあげていた駿弥。なのに彼は、長身の美形に育っていたうえに、パーティーを主催した会社の社長になっていて──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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脚本家の雪弘がふとしたきっかけで知り合った、トップアイドルの一路と人気俳優の史数。彼らは双子で、見わけがつかないほどそっくりだと言われている。けれど、雪弘はなぜかふたりを見わけることができた。そのせいか、彼らに妙に気に入られたらしい。仕事がら彼らと何度も顔を合わせるうちに、押しの強い双子は、それぞれのやり方でどんどん雪弘との距離を縮めてきて……。 ※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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豪商の跡継ぎレオンと伯爵のクロードは親友だ。しかし、クロードに縁談が舞い込み、その友情は終わりに近づいた。爵位のある者にとって身分の低い者との親交は不名誉でしかなく、今のままの関係を続けるのは難しくなるからだ。結婚に対して迷いをみせるクロードに、レオンは縁談を受けるよう説得する。それはすべて、クロードを想う心からで―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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満員電車の中で、高良は人生初の痴漢に遭ってしまう。身動きできない高良を助けてくれたのは、長身のカッコイイ人だ。その人がどうしても気になって、彼の経営するベーカリーに足繁く通うようになる。しかし、売上不振で店を閉めてしまうかもしれないと知り、なんとかしたい高良は神頼みとばかりに神社に行く。でも、そこは恋結びのご利益のあるところで―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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九歳年下の聡介を大事に育ててきた湊。ふたりに血の繋がりはないけれど、聡介は大事な弟だ。なんだか最近、その弟の様子がおかしい。昔からスキンシップが激しかったが、ここ一年は以前にも増して激しくなった。二十歳になったというのに、一緒に風呂に入りたがったり同じベッドで眠りたがる。それだけではない。湊の職場の部下に対する態度が悪すぎる。ここは一度、聡介と腹を割って話そうと思い―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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昼は宝飾店の販売員、夜は女装をしてニューハーフバーで働く瑞貴は、ある日突然、虜囚の身になった。まったく身に覚えがないのに、バーのママが作った借金の連帯保証人になっていたからだ。返済額など持ち合わせない彼は、債権を買い取ったという天堂に躰を使って返済額を稼げと迫られ、まずは品定めさせろと言われてしまう。でも瑞貴には人に知られたくない秘密があり、人前で肌を晒すなんて無理で──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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ホストの玲弥が飢えた野良犬に餌をやった数日後、突然怪しい男が自宅に押しかけてきた。頭の上にふたつの尖った耳、尻には三つ股にわかれたしっぽがはえているその男は、礼をしにきてやった、と偉そうに言った。先日犬だと思い込んで助けたのは、稲荷明神の使いの狐だったのだ。信じられず混乱する玲弥は、いきなり狐に押し倒されてしまい―。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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大企業社長の三男悠真は、父親の会社で働きつつ、彼の地位目当ての女性と適当に付き合うような生活をしていた。あるとき突然、父の秘書である新見にマンションの一室に連れていかれた。新事業の責任者に任命され、監視役の新見と同居することになったというのだ。以前から密かに新見のことが好きな悠真は、想いに気づかれたくなくて逃げようとしたけれど…。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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刑事の成吾が事件がらみで知り合った弁護士の姫宮は、美形だけど初対面から馴れ馴れしい、変わった男だ。どこか一線を引いていて、人を寄せつけないところがあるくせに、成吾にはやたらつきまとって好意をぶつけてくる。もう近づくなと突き放そうとした成吾に、姫宮は「会いにくるのをやめる代わりに、一日一回電話をしてほしい」などと言い出して…。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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元ホストの敦史は、家族を支えるために家事と金策と職探しの日々を送っている。弱音を吐ける相手もいなくつらいとき、かつての職場の後輩たちと再会する。自分たちで商売を始めた後輩三人は、敦史を雇ってくれるという。だがそれは、前の職場で裏切り行為を働いた敦史に対する復讐でしかなかった。仕事内容とは、彼らを体で慰め癒すことで……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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七年ぶりに、年下の幼なじみの征司と再会した有。見つめていると赤くなってしまいそうなほど、大人になったスーツ姿の征司はいい男だ。かつて有は、征司から好かれていると思っていた。有が中学時代の征司を男同士の関係に引っ張り込んだとき、彼が応じてくれたからだ。しかしそれは有の独り善がりでしかなく、大学進学を機に征司には縁を切られていて──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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