皆様こんにちは！
前回のコラムでは「先生×生徒カプの禁断の恋っていいよね……」というシチュエーションについて熱く語らせていただきました、メスお兄さん愛好家のリスちゃんと申します。

メスお兄さんの職業と聞いて、あなたが思い浮かべるものはなんですか？

さて、皆様、探偵ものはお好きですか？
探偵といってもいろいろな種類がありますよね。
見た目は子供、頭脳は大人の名探偵や、探偵と助手でバディを組んで事件を解決に導く作品。所謂安楽椅子探偵など、一口に探偵ものと言ってもさまざまな探偵が存在しています。

メスお兄さんと探偵もの、相性が良い！……と、個人的に考えております。

その場合、やはりメスお兄さんが探偵役だとうれしいです。
助手の攻めくんとバディを組んで、凸凹コンビで活躍するのが美味しいです！
謎の因習村に赴いて、儀式に巻き込まれて探偵のメスお兄さんがピンチに陥るとなお良いです。
助手の攻めくんが死に物狂いで助けにきてくれるので安心ですね。

「メスお兄さんのお仕事」と言われて思いつく職業といえば？のアンケートを取ると、おそらく上位に入るのではないでしょうか？（1位は、おそらく作家ですね！）
それぐらい、メスお兄さんに探偵という属性はピッタリなのです！

……というわけで、今回おすすめさせていただきたい作品は、ずばり「探偵もの」になります。

探偵事務所の飼い主さま
• 著：noji
強面な年下助手×お金持ちで天才肌、でも押しに弱い探偵佐狐探偵事務所には、狼という優秀な助手がいる。ピンクの髪で強面だが、動物に好かれるのでペット探しに大活躍なのだ。そしてその助手・狼は、探偵の史佳（フミさん）が大好きである。フミさんを支え事件解決に励む傍ら、キスを仕掛けたりと隙を狙って押しまくる──。落ちてるものは拾ってしまう、悪い癖で──最強な助手を拾った。
作品詳細へ 試し読み

探偵業を営む佐狐史佳（フミさん）のもとで助手として働く青年・狼。
複雑な家庭環境で育ったせいで若くして苦労の連続だった彼は、フミさんという胡散臭いながらも美人の探偵に拾われたことがきっかけで、人生が一変しました。

フミさんの相方として、主にペット探しの仕事に勤しむ狼。ピンク色の髪とガタイの良さで、近寄りがたい見た目が特徴。
探偵事務所に転がり込み、クローゼットを改造した寝床で寝起きをしています。

恩人であり雇い主でもあるフミさんに惚れている狼は、事あるごとにアプローチをしかけるものの、のらりくらりとかわされてばかり。
まるで手ごたえがありません。

つれない態度のフミさんですが、ふたりの探偵＆助手としての相性は悪くない様子。

脱走したペットの捕獲から、行方不明になった人間の捜索、探偵といえばの浮気調査など、彼らのもとに舞い込む仕事はどれも一癖二癖あるものばかりでしたが、バディとして解決に導きます。

幼いころからＤＶ、ネグレクト、貧困……そういった劣悪な環境と隣り合わせだった狼の負った心の傷は決して軽いものなどではないはずなのに、彼は根は真面目で優しく、性格の良い青年に成長しました。
欠点といえば、強面なことぐらい。その目立つ外見のせいで、狼は尾行が苦手なのです。

一方、相方のフミさんという人物は、飄々としていて胡散臭く、お金持ちのお坊ちゃんのためか苦労を知らず、「格好いいから」という理由でなった警察官も「向いてなさそうだったから」とあっさり辞めてしまうほどの自由人。
産まれも育ちも性格も凸凹すぎるフミさんと狼。
ときには小競り合いをしつつ、ときにはちょっと色っぽい雰囲気になりつつ、彼らはひとつ屋根の下で、探偵と助手として仲良く（？）暮らしています。

狼の口から発せられる若くて真っ直ぐな言葉に照れて挙動不審になるフミさんのかわいさといったら……！

年下攻めからのストレートな求愛に戸惑う年上受け。
これぞ、年下攻めの醍醐味のひとつですよね！

ＢＬ作品ではあるのですが、フミさんと狼が引き受けた依頼によってさまざまな内容のドラマや人間模様を見ることができるのが、こちらの作品の魅力です。

ＳＮＳにペットの写真をアップして承認欲求を満たす飼い主……。
ある日突然ふらりと消息を絶ってしまった最愛の父を探す娘……。
お金持ちの奥様から持ちかけられる、夫の浮気調査依頼……。

殺人事件などの派手な出来事だけが探偵の仕事ではありません。
そこがリアルで、そんな日常の中で少しずつ縮んでいくフミさんと狼の関係がとても良い！んです……！！

基本的には従順な狼がたまに見せるフミさんへの欲望、思わず「喰えー！！」と声援を送りそうになります。

しかしやはり「そういうこと」はお預けのフミさん。
ちょっとでもいいムードになると何かしらの邪魔が入ったり、フミさんが照れてしまったりで、なかなか先に進めません。

その焦れったさ、傍から見ていてどう考えても両思い寸前なのにくっつきそうでくっつかないもどかしさを楽しむのは最高ですね！

脈なしかと思いきや、ところがどっこい、フミさんのほうも実は満更でもありません。
「まだ子供子供と思っていたのに……」と、狼に対してドキドキさせられています。

物語終盤、フミさんは彼を慕うとある人物によって、無理やり手籠めにされてしまいそうになる展開があります。
その男に対して放った一言、それは……。

誰のことを指しているのかは明白です。
これはもう、狼の片思いではありません……ね？

果たして、フミさんは貞操を守ることができるのか？
狼の恋は実るのか？
凸凹探偵コンビの活躍は？
くっついたあとのふたりの関係性はどう変わるの？

これらの気になりすぎる展開は、ぜひ！本編で！お楽しみください！

このロマンチックなキスシーンは一体…！？

探偵ものが読みたい！ただし殺人事件などの派手な事件はなくてもいい！
一途年下×飄々年上の寸止めラブコメを堪能したい！
動物が好き！（作中でかわいい動物がたくさん出てくるので、そこも推しポイントです）

そんなあなたへ、ぜひおすすめさせていただきたい一冊です。

探偵事務所の飼い主さま
• 著：noji
強面な年下助手×お金持ちで天才肌、でも押しに弱い探偵佐狐探偵事務所には、狼という優秀な助手がいる。ピンクの髪で強面だが、動物に好かれるのでペット探しに大活躍なのだ。そしてその助手・狼は、探偵の史佳（フミさん）が大好きである。フミさんを支え事件解決に励む傍ら、キスを仕掛けたりと隙を狙って押しまくる──。落ちてるものは拾ってしまう、悪い癖で──最強な助手を拾った。
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