
この瞬間をもうずっと長い間待っていたのだ。 長すぎるほどに――。
行き詰まった小説執筆と微妙な関係となったジェイク・リオーダンから逃れるように、 祖母が遺した牧場へとやってきたアドリアンは道ばたで死体を発見する。 だがその死体は保安官が来た時には跡形もなくなっていた。 敷地内のスパニアード・ホロウ峡谷では学者たちによる発掘作業が行われていたが、 謎の呪文や飼い犬の変死にスタッフは不安を覚えている。 そして牧場の郵便受けにはガラガラヘビが。これは谷の安らぎを守る「ガーディアン」の呪いなのか? アドリアンを追ってやってきたジェイクとの関係も事件を通してゆっくりと動き出す、シリーズ第二弾。
ジョシュ・ラニヨン (著),冬斗亜紀 (訳),草間さかえ (イラスト)
出版社:新書館
レーベル:モノクローム・ロマンス文庫