著者「佐々木禎子」の検索結果
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この男の幸福のためになら、
命を捨てても構わない
男狂いの花魁として浮き名を流す忍。
初恋の相手・信二の愛撫に心は切なく疼いてしまい…
借金の形に芳町遊郭へ売られる前夜。最後の思い出にと、忍は幼なじみの俵谷信二と初めての夜を過ごした。――それから五年、男狂いの花魁として浮き名を流す忍は、陸軍少尉となった信二と再会。ずっと探していたと告げられ、幾多の男たちに抱かれ汚れた身体を恥じつつも、恋する男の愛撫に忍の心は甘く疼く。
「おまえは誰でもいいんだな」感じやすい淫らな身体をなじられ、手荒く抱かれるが、信二への想いは募るばかり。けれど、信二の上官・二宮から身請けの話が持ち上がって――。 -
「俺、寝てるあんたにキスしたよ」
意識を失っていた裕真が目覚めたら8年経っていた。20歳に成長した英俊がずっと傍にいてくれるけど、それには秘密があり……。
目覚めたら8年の年月が過ぎていた。交通事故を起こして意識不明になっていた裕真の傍には見慣れない青年・英俊がいた。事故当時、裕真は小学生だった英俊の家庭教師をしていた。事故を起こした裕真の車に同乗していた英俊は、退院後も毎日裕真の許を訪れて世話をしてくれる。自分が彼を巻き込んだのに、こんなにも尽くされる理由はなんなのか。戸惑いながらも英俊の存在を嬉しく感じていたとき、「俺、裕真が好きだ」と告白されて……。
佐々木 禎子 (著), 麻生 ミツ晃 (イラスト)
出版社:二見書房
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