著者「御園えりい」の検索結果

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  • 春夢楼に咲く華は

    自分と同じ罪と悔恨を背負っている男……
    姉の婚約者・日下部慎一を慕う、吉原一の男花魁・華王。
    告げられぬ想いは、やがて淫らな狂気を孕み──・

    吉原一の花魁と評される『春夢楼』の華王の元へ、かつての想い人であり姉の元婚約者・日下部慎一が訪れる。七年ぶりの再会に今でも華王を弟として案じ、身請けを申し出る慎一。しかし、娼妓として男に抱かれることを過去への贖罪とする華王は慎一を拒絶する。そして慎一を諦めさせるため、華王は彼の目の前で書生・山村に抱かれるのだが…。いつしか三人はほの暗い欲望を滾らせ、淫らな狂気を共有していき…。 愛憎渦巻く遊郭絵巻!
  • 意地っ張りな唇

    俺にすがりついてこないか? 愁一

    設計事務所で働く沙倉耀司に依頼された洋館のリフォーム。その依頼主はかつての親友で、今や人気小説家となった設楽愁一だった。少年の頃から美しく気高い愁一に憧れ、念願叶い彼の一番近い存在となった沙倉。しかし、肉欲を伴った己の恋情が汚らわしいものに思え、大学時代に彼のもとを去り…それから十年。ますます美貌に磨きのかかった愁一に、一度は諦めた想いが再び疼き始める。「おまえが俺を捨てるから、何もかもうまくいかなくなったんだ」 離れていった過去の仕打ちをなじられ、後悔と期待を持て余した沙倉は、欲望を抑えきれずついに彼の唇を奪うのだが―。 書き下ろしは、沙倉と愁一の温泉旅行編。沙倉の挑発にのって愁一が自らあんなことを!?



    橘 かおる (著), 御園 えりい (イラスト)
    出版社:二見書房