著者「有馬かつみ」の検索結果

4件

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  • 禽舎の贄

    成就しない恋なら、せめて思い出が欲しかった
    才能を認め手を差し伸べてくれる若きプロデューサーに惹かれながら、
    無体を強いる師のもとをそれでも去ることができない紗希は…

    表向きは日本画の大家・合田柳燕の内弟子、しかし指南を受ける一方で愛人のように抱かれる日々を送る紗希。愛されれば、自分も愛するべきなのだろうか――なにもかも初めてだった紗希は自分の気持ちがわからないまま、次第に強まる柳燕の束縛に息苦しさを覚えるようになっていた。そんなある日、柳燕のもとに空間プロデューサーの今村と名乗る人物が現れる。物怖じしない態度とさりげない気づかいで自分を屋敷から連れ出し、新しい刺激を与えてくれる彼に魅かれてゆく紗希だが…。
  • 憧憬の代償【イラスト入り】

    春日組組長の入院により、組の存続危機が蔓延する中勃発した後継者問題での内部抗争の最中に篠原冬真はいた。弱冠26歳で組長相談役の冬真は、組長が次期に望む堤という男を捜す決意をする。数年前突如姿を消した堤は、廃墟寸前のビルで悠然と気ままに過ごしていた。その堤の組に戻る条件は、冬真の白皙の躯───。組長の望みを叶えるため躯を差し出す冬真。愛撫に不慣れな躯は、乱されていく毎に疼いてゆく。次第に待ち望んでしまう快感。だがその代償は…。
  • 闇夜を歩く

    与党の大物代議士・猪飼の秘書を務める永島は、総裁選の根回しに奔走していた。闇のフィクサーと呼ばれる宇津井のお墨付きをもらうためには、彼が心酔している政財界のVIP御用達の占い師に未来を見てもらい、猪飼が間違いなく総裁の器であることを証明するのが条件だった。その露払いとして永島は件の占い師・子春のもとを訪れるが、彼は永島を占うことはできないと言う。前代未聞の言葉に、宇津井は子春を抱くよう永島に命じるが―。依頼者に抱かれることで未来を読む特異能力を権力者のために使うことを強いられ、自らの意志が存在しない世界に生きる子春と、秘書としての政治的成功を志す永島。二人の運命と愛が絡み合い、流転する―。全編書き下ろし、シリーズ第一弾。

    谷崎 泉 (著), 有馬 かつみ (イラスト)出版社:二見書房
  • 仇なす恋華

    その顔が、体が、この赤い血が、お前のすべてが俺を熱くする
    ヤクザを憎む白木蓮。しかし義兄である高岡組組長・立花竜麻に強い執着を向けられ、無理やり体を奪われてしまい――

    幼いころ、ヤクザの抗争で母親を亡くした白木蓮は、自身が組長の息子だと知らされた上、憎むべきヤクザのオンナとして飼われることに。その相手は義理の兄で高岡組組長・立花竜麻。
    「処女みたいに綺麗な尻のくせに淫乱な野郎だ」――
    何度も激しく最奥を貫き、すべてを奪い尽くそうとするかのような竜麻に翻弄されながらも、時折垣間見える優しさに戸惑いを覚える蓮。それは次第に背徳の愛へと形を変えていくのだが……。

    本庄 咲貴 (著), 有馬 かつみ (イラスト)
    出版社:二見書房