著者「稲荷家房之介」の検索結果
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【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】
グレイル・ラドウィックの愛と忠誠を、この僕に!
ローレンシア王国の一粒種・エリュシオンは、蝶よ花よと育てられ、我が儘を我が儘だと思わず生きてきた。そんな王子に唯一靡かなかったのは、護衛騎士グレイル。エリュシオンは運命が変わるという魔法の水鏡に、グレイルのことを密かに願う。
その時、世界は一変した。偽王子の烙印を押され、凋落したエリュシオンはグレイルの下僕となる。シオンと呼び捨てられ、一から育てなおすかのように接せられるうちに、シオンの中で捨てられずにいた気持ちが溢れてくるが――!? -
クロスノベルス創刊15周年記念小冊子「クロほん」が、待望の電子書籍化!
「空の涙、獣の蜜」番外編
※こちらは2018年3月発行の応募者全員サービス「クロほん」に収録された作品です。 -
「せいぜい俺を愉しませるといい」 学生時代から恋情を抱く友人・ベノール王国の第一王子であるナイルスに請われ、王国に赴いた望。そこで頼まれたのは、離宮に囚われた第四王子・ムスタファの無聊を慰める仕事だった。鬱屈に荒んだムスタファは手負いの獣のようで、淫らな行為をも強いる。初めはナイルスの役に立ちたい一心だったが、ムスタファの優しさを垣間見るうちほだされていき――。 想う男と戯れを許す男――二人の王子の間で心は惑い…?
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「兄さんが、欲しくてたまらない」両親の離婚で離れ離れになった弟・達也と十年ぶりに再会した睦実。医療機器メーカー勤務の睦実は、父親が死に、身寄りをなくした学生の達也と同居することになった。睦実は兄弟の失った時間を取り戻そうとするが、その晩突然達也に荒々しく組み敷かれてしまう。それ以来夜ごと一方的に睦実を襲いながらも、翌朝は別人のように優しく接してくる達也。睦実は達也のその不安定さを放っておけなくなり……。
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疾風の国の王子・青嵐は、国の密命を受け、幻の国といわれる華蜜の国へと旅立った。辿り着いた華蜜の国で、青嵐は人目を避けるように幽閉されていた一人の佳人と出会う。イリスと名乗るその青年は他人と交わる事を禁じられていた。世間知らずで純真無垢なイリスを愛おしく思う青嵐。秘めた逢瀬を重ねるうちに、イリスもまた闊達な青嵐に惹かれていく。だが、疾風の国からの帰還命令やイリスに課せられた過酷な運命が二人の前に立ちはだかって――。壮大な世界で繰り広げられるデスティニーロマン!
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高校の音楽講師を務める元バイオリニストの和成。不慮の事故で弾けなくなった和成は教え子である真吾の類まれなる才能に惚れこんでしまう。ある日、和成は、父親からの虐待に苛立つ真吾を預かることになった。「先生の身体、触りたい」 教師として尊敬されているだけだと思っていた。突然無口な真吾に飢えた獣のように激しく求められて、和成は戸惑う。しかし愛を知ることによって、真吾の才能を更に伸ばせるからと偽りの愛情を与えてしまい…。
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神代から続く宸華の一族・レイゼン家に生まれ
二万の兵を率いる美しき指揮官、タキ・レイゼンと
彼に忠誠を誓う騎士であり気性の荒さから狂犬と呼ばれるクラウス。
主従の契りで結ばれているだけでなく思いを寄せあう二人だが、
すれ違う気持ちからクラウスは激情のままタキの身体を蹂躙してしまう。
しかしタキにはクラウスを受けいれる事が出来ない理由があって……。
新装版『百日の薔薇 Maiden Rose 1』全ページ加筆・修正&描き下ろしにて登場!
※こちらの作品は過去配信しておりました『百日の薔薇』に加筆・修正・描き下ろしを加えた新装版です。ご購入の重複にお気をつけください。 -
ある日、ひとりの僧が子供を助けた。それは雪の夜に生された呪縛──
獣の刻印を持つ下法師・蘆屋道満は右大臣・小野宮の依頼を受け三条天皇を呪う術者を始末したが、帝の容態は悪くなる一方だった。人のような獣のような怨霊の仕業という祈祷師の言葉に道満は安倍晴明の影に気づく。そんな折、高野の奥に隠された「玻璃の堂」に封じ込められている瑞慧阿闍梨は、残禍に苦しんでいた。獣の血を引く子・イツの命と引きかえに双子の兄、春宮・敦明にかかる一切の厄災をその身に受ける生きた人形[ヒトガタ]となっていたからだ。そのうえ、瑞慧はイツと暮らした幸せな日々も、イツの記憶すら失っていて──!? -
ここから攫ってしまいたい……七十年に一度の大祭。社の修復のため、島を訪れた宮大工の榊は、美少年・尊を取り巻く男たちの妖しい儀式を目撃して―――「なにしても、いい。好きにしていい、から」――七十年に一度の大祭。その社の修復のため碑継島を訪れた宮大工の榊は、宮司の息子の美少年・尊に出会う。高校にも通わず純粋培養されているような尊は、控え目ながらも真っ直ぐに榊を慕ってきた。しかしある夜、社に祀られている『へみ神』への供物として淫らな儀式を受け入れる尊の姿を目撃してしまう。島のことには深入りするなという師匠の言葉が頭を過るが、島を出る前の夜、尊が部屋を訪ねてきて……。
真崎 ひかる (著), 稲荷家 房之介 (イラスト) 出版社:二見書房
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