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散りやすい花だからこそ守ってやりたい
画商の高須賀孝司郎は商用で訪れたイタリアで、美貌の少年・ルカを保護する。純粋培養されたかのようなルカの感性に惹かれていく孝司郎だが…
洋画を扱う美術商の高須賀孝司郎はとある絵の真贋を確かめるため、イタリアを訪れていた。手がかりはマフィアに近いと噂されるバルバート。協力を見込めない相手とのコネクションを模索する孝司郎の前に、天使のような美貌の少年・ルカが現われる。バルバートにつながる手札としてルカを保護した孝司郎だが、一途な信頼を寄せてくるルカの姿に、忘れかけていた美術への純粋な気持ちが戻り始める。その想いは次第にルカ自身への愛情へと変わっていくが、ルカにはある秘密が――
柊平 ハルモ (著), 陸裕 千景子 (イラスト)
出版社:二見書房
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