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「いいから、何も考えず抱かれてろ」快楽はいつでも淫らな熱で弱さを暴き、瑞生の身体を濡らし、穢していく。でも、『愛してる』という言葉はたった一人のため――。製薬会社に勤める瑞生は学生時代の友人・広也に恋をしていた。想いを秘めて十年以上、同性を好きなことに対する引け目は人肌を求める欲望となって瑞生を苛む。そんなとき広也の転勤が決まり、近場へ引っ越してくることに。何気ないやりとりにも気持ちが滲まないよう堪える瑞生だけど広也の体温はことのほか温かく、甘い疼きとなって……。
「永遠をつなぐとき」レビュー
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