小説一覧
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「俺を地獄へ連れていってくれ、九堂」 関西の武闘派集団・岩城組三代目組長の廉。廉の魂の伴侶は若頭の九堂了司――極悪非道なケダモノだ。友好協定下にある市ノ瀬組との合同出資で買い上げた池袋の物件視察のために上京した廉と九堂。市ノ瀬組組長を恋人に持つ唯一無二の友である颯太に、池袋のチャイナタウンを案内してもらうことに。しかしそこに警察関係者が乗りこんできて―――!? オール書きおろし新作で満を持して登場!
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祖父が経営する洋食店でシェフを務める川上晴佳は、ある男との再会に愕然とする。大手企業の御曹司である彼・西島紘明は、理由も告げず晴佳を捨てたかつての恋人。事業のため土地を譲ってほしいと店を訪れ、過去をないものとして振るまう紘明に憤った晴佳は理不尽な条件を出す。接待しだいでは考えてもいい、と。だが、過ぎた「接待」はやがて身体の関係に。そして再び紘明への恋情を募らせた晴佳は、身体を繋げても心は自分にないことを思うたび胸が痛み――。
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「この減らず口にキスしたの、どこのどいつだ」 かつて天才少年と呼ばれたフィギュアスケーターの隼。オリンピック最終選考会に敗れ失意の中、ひとりの男と出会う。「泣くんじゃない、次がある。あきらめるな」――ふいにかけられた慰めの言葉と、優しいキス。ダブルのスーツが似合う見惚れるほど精悍な顔だちの男は、隼のファンだと言い愛情のこもった眼差しで隼を見つめていた。極道にしか見えない彼・天城のことが心から離れず、隼は天城の後を追うが!? ――運命は、隼をオリンピックへと導く…!
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会社員の雅幸は結婚式直前に婚約者に失踪されてしまう。穏やかで真面目な雅幸は彼女を捜すため、彼女の弟・綱紀の元を訪れた。不本意ながらも捜索を手伝ってくれる綱紀に、雅幸はその旅先でからかわれて強引に抱かれてしまう。以来、どこか陰のある綱紀に惹かれていく雅幸。ねだられると拒めないのは恋なのか。いつの間にか雅幸の心は綱紀に傾き始めていた。ああ、この旅が終わらなければ――。
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「……鬼やな、俺は」「まだまだ可愛い鬼ですわ」 関西の狂犬集団・岩城組三代目組長の廉。伴侶は極悪非道な若頭の九堂だ。執着心の強い九堂に足を開き身体の奥まで突きあげられながら、日夜溶けあうような快感を味わっている。ある日、関東勢力の市ノ瀬組から抗争収束の切り札として献上された女が逃亡を謀ったことを知る。激怒した廉は、九堂と共に市ノ瀬組組長の次郎の元へ乗りこむが――? 龍一郎と竜城も参戦して過熱する東西バトル!!
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真面目なサラリーマンの柊哉は恋人にフラれ、傷心していたところゲイバーで緒方という男と出会う。鋭い視線で誰もが惹かれる美男の緒方と、遊び慣れない柊哉は戸惑いながらも溺れるように濃密なセックスをした。その帰り道、偶然にも狼のように大きな犬が人間に変化するのを見てしまう。 襲われかけたその時、助けてくれたのは緒方だったが、彼もまた人狼ということを知ってしまった柊哉。その日から人狼族の秘密を守るため監視されることになり…!?
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俺、谷本紅葉は官能小説家。なのに、どーしてもラブシーンがうまく書けない。それは経験がないから? 幼なじみで一番の読者・龍に相談すると、「じゃあ俺としようぜ?」って……! 「気持ちよくしてくれりゃ、だれでもいいんだろ?」なんて、ずっとずーっと大好きだった龍に言われてとってもショック。でもカンジちゃって……俺、どーしよう!?
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「てめえは家に来てもらう、俺の嫁としてな」 高校生の鈴本尚弥は、由緒正しい極道の御曹司。でも、運営難の鈴本組には逮捕された組長の保釈金が払えない…! 突如、保釈金の肩代わりを申し出たお隣のライバル極道・渡瀬伊織に攫われた尚弥。いやいやながらも鈴本組存続をかけて、伊織の豪邸で花嫁修業をすることに! 寝食のお世話や、いってらしゃいのキスに挑戦しても、ドキドキして失敗ばかり。なのに、夜のお勤めで身体だけ淫らになっちゃって…? ラブで純真☆極妻修行!!
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「おまえを俺の后にする」 男でありながら王女として暮らす苓鈴。他国への刺客となるべくその身を毒で満たし、接吻で殺められる“毒姫”に育てられた。だが国内で謀反が起こり、両親を喪った上に首謀者の神開という男に囚われ、結婚を強いられる。神開を屠ろうと初夜に臨んだ苓鈴だったが、なぜか彼に毒は効かず、男と知られてなお無垢な躰を拓かれた。毒ゆえ敬遠され、親の温もりすら知らない苓鈴は、初めての熱と快楽にただ喘ぐことしかできず――。 ※収録作「蠱蝶の殉情 前編」。
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「存分に種を注ぎ込んでやるから――孕め」 小さなバーに勤める和彦には秘密があった。それは人狼であること。そして、両性具有であること。それゆえ誰とも交わらず生きてきた。だが、雌を失い絶滅の危機に瀕する一族に秘密を知られ、囚われてしまう。純血種である真神家の兄弟――冷徹な敬二郎と気さくな紀三郎に無垢な体を拓かれ…。彼らは後孔までも犯し、雄の精を胎内に注がれる屈辱と過ぎた快楽は、和彦から理性と矜恃(プライド)を奪い…!?
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「せいぜい俺を愉しませるといい」 学生時代から恋情を抱く友人・ベノール王国の第一王子であるナイルスに請われ、王国に赴いた望。そこで頼まれたのは、離宮に囚われた第四王子・ムスタファの無聊を慰める仕事だった。鬱屈に荒んだムスタファは手負いの獣のようで、淫らな行為をも強いる。初めはナイルスの役に立ちたい一心だったが、ムスタファの優しさを垣間見るうちほだされていき――。 想う男と戯れを許す男――二人の王子の間で心は惑い…?
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女子顔負けの美貌を見染められブライダル会社のPVに花嫁役で出演する事になった便利屋の奏多。ところが何故だか現れた新郎役は、かつて奏多が振った同級生…桐丘博臣だった。しかも、いまや大企業の専務となった博臣に家政夫として雇われ、メイドエプロン着用や耳かきを強要される羽目に! これは昔の復讐か? と警戒する奏多だが、自分が作った料理を嬉しそうに食べ、些細な言葉に一喜一憂する博臣に次第に心が揺れてしまう。そんな折、奏多をつけ狙うストーカーが現れて…?
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アパレル会社の社長兼デザイナーの津田と、カメラマンの柏木、男前な二人が僕みたいな取り柄のない人間を好いてくれるなんて――。同僚の失敗を被ってリストラされた蓮。居酒屋のバイトもクビになったところを、客だった津田と柏木に拾われる。なんで、こんなに優しくしてくれるの? 疑問に思いながらも無気力だった蓮は導かれるまま、とある会員制の紳士倶楽部に足を踏み入れた。――津田と柏木、二人の愛人兼モデルとして、その無垢な身体を開発されるとも知らずに…。
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どうしてヨーロッパの王国で、魅惑的な二人の伯爵に押し倒されているんだろう? ――森と湖と古城の国シェーンヴァルト。覚えているのは映司という名前だけ。記憶を失って目覚めると、美しい男達が心配げに自分を見つめていた。金髪のアレクシスと赤毛のレオンハルト、二人の伯爵と映司は旅行先で親しくなったらしい。心細くて縋るものがない映司に、なぜか彼らは執着をみせる。愛していると言って、それぞれ快楽を教えこむのだ。…気付くと、映司は囚われていた。――美しい古城の寵姫の部屋に。
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探偵事務所の所員である根津千登世は、ある任務のためケーキ屋に潜入中。オーナー兼パティシエの九頭竜がヤクザの息子で、敵対する組の依頼で彼を調査しているのだ。九頭竜を筆頭に店員は極道ばりの強面ばかりで、戦々恐々の毎日。ある夜、九頭竜とふたりきりでの残業中、下戸なのにうっかりアルコールを摂取して酔っ払い、正体がバレてしまった! その上、いやらしい尋問をされ、身体の恥ずかしい秘密まで知られてしまい――!?
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AV会社に所属し性器修正に従事するモザイク職人の創丙は、多忙で食にも睡眠にも無頓着。しかも勃たなくなって久しい。そんな折、友人の保証人になり借金取りに追われるハメになった青年・覚馬をなりゆきでかくまうことになる。覚馬はゲイ向けの元AV男優で、映像の中ではSキャラだったのに実は真面目な好青年。同居するうち創丙の面倒をあれこれ見てくれるようになるが、ある日「本当に勃たないか、俺と試してみます?」と下半身の世話までされ…!?
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大学生の颯太は、市ノ瀬組組長の高科次郎と30以上も年が離れてるけど、今では恋仲になり溺愛されてる。そんなある日、颯太の個展に訪れた着流しの青年・廉と意気投合し、期間限定で絵のモデルを頼みこんだ。しかしその実、廉は敵対組織の残党狩りで東京に乗りこんできた武闘派・岩城組の組長だった。そうと知らぬまま、次郎率いる市ノ瀬組は岩城組と一触即発の事態に陥り――!? 「龍と竜」シリーズの龍一郎や竜城も登場!
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オレ・椎葉和人の正体は狼人間。ホントは格好いい狼に変身できるはず! なんだけど、まだチビ狼にしかなれないんだ(ムム……)。そんなオレの恋人は高校の先輩・八尋智孝さん。“おもちゃ”とか“おしおき”とか、恥ずかしいコトいっぱいしてたりする。ある日、そんなオレたちの前に同じ狼人間のマーセルが現れた! マーセルに狙われたオレは、さらわれて閉じこめられちゃって……。助けて、八尋さん! 「調教シリーズ」第2弾!!
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この想いは許されない―それを知りつつも、冴紗は今日も自分の住む神殿から遠く離れた王宮へと向かう。王宮で待つのは冴紗の愛する人…羅剛王。男らしく猛々しい王は、自ら冴紗を神殿に追いやっておきながら、ことあるごとに呼びつけ、いつも辛くあたる。嫌われていてもずっとそばにいたかった…神官などになりたくなかったのに…。あるとき、羅剛王と他国の姫君との婚礼話を耳にし、冴紗の心は乱れる―。激しく切なくそして甘い、一途なロマンス。
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「おまえを迎えにきた――俺の花嫁!」アメリカ帰りの若手医師である片岡尊は、慕っていた祖父の死をきっかけに覇気のない日々を過ごしていた。そんなとき、怪我を負った大型犬を拾う。狼のようなその犬の看病をしているうちに、不思議と尊の気持ちは和らいでいった。しかしある満月の夜、突然その犬が青年に変化した!? 更にその青年は尊を押し倒し、凶暴な瞳とは裏腹に、甘さを孕んだ指先で身体を暴いてきて――!?
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「LIEGE(リージュ)へようこそ」如月(きさらぎ)の足許に跪き、男は艶めく笑みを浮かべて、恭しく手の甲にキスをした。―――人気俳優の如月柊士(じゅうじ)は、フェロモン過多なスキャンダラス帝王。偶然訪れた高級ホストクラブで、高校時代対極にあった男・不動師眞(ふどうかずま)と再会する。政治家の子息でクソ真面目な優等生だった不動。その彼が男の艶と自信に溢れたNO.1ホスト「カズマ」としてて艶然と微笑む。彼の挑発に対抗(ライバル)心を掻き立てられる如月だが、泥酔して目覚めたのは不動の腕の中。どういう訳か、不動との肉体(セフレ)関係が始まって…!?
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政財界のアドバイザーとして特別な使命を帯びた国の特殊機関・ヘプタゴンに所属する宗教学者の七生。その日、七生に捜査協力を依頼してきたのは、眼光の鋭い公安警察の鬼防だった。ある教団の背後に蠢く不穏な闇を明らかにしようと昼夜を問わず調査を進めるうちに、思いのほか情の厚い鬼防に惹かれていく。戸惑いを隠せない七生だが、ある朝鬼防に押し倒されキスされてしまう。そんな矢先、事件の核心に迫った七生は教団に狙われて――!?
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「おまえの身体を作り変えてやろう」 競馬好きの父親に大学入学資金を使いこまれた朝日は、バイトをしながら受験勉強に励んでいる。そんな折、父親の借金が発覚し、返済のため否応なく資産家で馬主の剛也に身を売ることに。豪奢な一室に囚われて意地悪な眼差しで性感帯を開発される。借りた金の分だけ抱かれたらこの部屋を出ていくと心に誓う朝日だったが、傲慢な剛也に玩具のように扱われながらも身体は次第に快楽に溺れてゆき──?
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病院で目を覚ました黒河は、事故の影響により記憶を失っていた。その時そばにいてくれたのは実業家の生田目という男。彼曰く自分たちは恋人同士だったという。黒河は生田目の目の前で車に轢かれており、そのトラウマゆえ生田目は激しい執着を見せる。記憶が戻らない以上頼る相手もおらず、黒河は生田目との甘苦しい軟禁生活に溺れていく。だが少しずつ戻る記憶で自分はチンピラ上がりのヤクザだったことを知り同時に生田目からの強烈な視線を思い出す。自分は一体何者なのか…そしてあの視線の意味は――?
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3年前、両親を殺され、穏やかな日常を奪われた悠一。事件後は、親の仇である男・浅倉の愛人に仕立てられた。大手有名グループ企業のナンバー2である浅倉とは弁護士だった父の仕事相手として知り合い、以前は恋心すら抱いていたのに…。心は凍え、憎い男の腕の中で快楽に溺れる刹那だけ渇いた現実を忘れる。そんな日常を繰り返しながら、復讐の絶好の機会を狙っているが――!?
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訳あって人目を避けて村外れの古民家に暮らす画家のハルヲ。そんなハルヲのオッドアイはこの世のものでないものを映しだす。ある雨の日、鬼憑きの男・白井と出会い好奇心で家に招き入れてしまう。極道と縁を切りこの地へ来たという白井と生活するうち、寡黙な男の孤独に触れて惹かれ始める。そして夜半、酔った白井に体を抱き寄せられ唇を重ねられた…。想いが通じあったと喜んだのも束の間、幸せな時間は長くは続かず──。
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美しく気の強いフリージャーナリストの早瀬紘也は、とある事件の調査をしていた。そこでラグジュアリーホテルを広く展開する『エンパイア・ホテル・グループ』の若き経営者・神樂龍一の黒い噂を耳にする。切れ者で、社長として手腕を発揮し瞬く間に事業を拡大させた男だ。紘也は神樂の裏の顔を暴こうとその美貌を利用して神樂に近づく。すると神樂に気に入られホテルのスイートルームに軟禁されてしまい、毎晩熱く口説かれるようになり…!?
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大好きで大好きで、ずっと一緒だと思ってた。5年前、嶺の前から大好きな彼が姿を消した。寂しくて哀しくて、次は絶対に離さないと決めていた――。両親を亡くした今、彼・勇大が再び現れる。優しい教育係だった勇大は、弁護士となり、冷淡なくらいの保護者顔で、嶺を「御曹司扱い」するのだ。昔よりもっと近くで体温を感じたいのに――。嶺は意を決して、勇大のベッドに潜りこむ。だが、勇大には誘惑に負けられない大人の事情があった。弁護士×御曹司のすれ違う恋の行方は…?
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美貌の青年実業家として成功していた祥。しかし自ら立ち上げたIT関連事業が倒産したため、日雇いの肉体労働をすることに。そんな折出会ったのは、この世で信じているのは金くらいという心の乾いた大城という男だった。経営コンサルタントを名乗り脱税専門の商売をする悪党だ。大城に過去の弱みを握られ嬲られる祥だったが、やがて「どん底から這い上がる気があるなら俺と手を組め」と仕事を持ちかけられて──?
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警視庁捜査一課の“エンペラーズ”――王子様と称される硬派で美しい東原帝と、俺様で軟派だが男らしく精悍な面差しの御門鋭司。二人は同期のライバル同士で、互いの実力を認め合っているものの顔を合わせては喧嘩ばかり。しかし、管内で起こったとある殺人事件をきっかけにコンビを組まされることに。すると御門はどういうつもりなのか、やたらと帝にかまってくる。強引に夕飯に連れていかれたり、熱っぽい視線を向けてきたり…。徐々に近づくその体温に、帝は戸惑いを隠せなくなってしまい――!
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