皆様こんにちは！
昔やっていた二次創作の推しカプの影響で長髪美人メスお兄さんについつい惹かれてしまう、リスちゃんと申します。
長髪美人メスお兄さん、なんと甘美な響きでしょうか……美人というだけでもう充分おいしいのに、長髪という要素が加わることによって中性的さがアップするのが最高だと思います。

いいですよね、長髪のメスお兄さん。
肩くらいまでのセミロングでも、背中にとどくようなロングヘアでもおいしいです。もちろんメスお兄さんはショートヘアでも大好きなのですが、男性にしてはやや長めの髪の持ち主だと大喜びしてしまいます。
地雷だよ～という方もいらっしゃるかもしれませんが、私は長髪メスお兄さんの断髪がとても好きです。といっても、自発的に散髪をするのではなく、追手や敵などに襲われた際に髪の毛を掴まれるなりなんなりして、懐に隠し持った小刀などで咄嗟に己の髪を切り落として切り抜けるようなシチュエーションだと最高です。
マニアックでしょうか？マニアックですね。とても限定的ですよね。しかし好きなんです……昔から、好きなんです……。

黒髪が好きですが、色素の薄い長髪メスお兄さんも大好きです！
前者は和装としっとり湿り気のある日本家屋が、後者は洋装と豪華絢爛な和洋折衷の洋館が似合うと思っております。

あまりにも長髪メスお兄さんへの癖―ヘキ―が重すぎてコラム全文を使って長髪メスお兄さんへの愛を無限に綴ってしまいそうなので、このあたりでフリートークは切り上げさせていただきます。
そして、おすすめの長髪美人受け作品をご紹介させていただきます！

鳶に蝙蝠 【電子コミック限定特典付き】
• 著者：私屋カヲル
私屋カヲルの新BLはノンケのガテン職人×開発済みの吸血鬼!?「血液じゃなくて 体液でもいいみたい…」とび職の青年・太陽のもとに迷い込んだコウモリは、なんと美しい吸血鬼だった！行き場のない吸血鬼・弓月に一目惚れした太陽と、うれし恥ずかしいイチャラブ同棲生活がスタート。しかし、人よりも長く生きる弓月にはつらい過去があり…？"昼"と"夜"が出会って始まる溺愛系人外ラブ！
★ラブラブなコミックス描き下ろしもたっぷり収録★
作品詳細へ 試し読み

飼い猫のひげ美が咥えて持ってきた一羽のコウモリ。
主人公の青年・太陽は成り行きからそのコウモリを介抱することになりました。
指で突っつくと、コウモリは小さな牙で彼の指に噛みつき、一生懸命血を吸い始めます。意外とかわいいなぁ……なんてのんきな感想を抱いた次の瞬間、なんとコウモリは美しい人間になったのです。

艶やかな黒髪に和服。中性的な顔立ち。
一心不乱に指から血を啜る様は艶めいていて、太陽は驚くよりも先にドキドキ（そしてムラムラ）してしまい、その光景に釘付けになります。

コウモリの正体は、吸血鬼でした。
彼の名前は弓月。どこかのお屋敷から脱走してきたはぐれ吸血鬼です。
しかし太陽はあまり動じません。それどころか「出るなら戸閉めて」と言い残し、仕事に出かけてしまいます。

吸血鬼は陽の光の下を歩けません。カーテンの隙間から差し込む日光に怯える弓月は「仕方ない……夜までここに居させてもらおう」と考えます。
部屋に飾られている写真から、彼の職業がとび職であることを察する弓月。
太陽の帰宅にあわせて夜ごはんを作り、部屋を掃除して、洗濯ものを干しました。

弓月の作ったごはんをうまいうまいと大喜びで食べる太陽。
「アテがないならうちに居ろよ」と、弓月が食事を作り、その対価として太陽が弓月に血を提供するという取引を持ちかけます。
そうしてふたりのちょっと不思議な同居生活が幕を開けました。

美人で家庭的な弓月にでれでれの太陽。
弓月が家で待っていると思うと、仕事中もご機嫌です（ちゃっかり愛妻弁当まで持参して、現場の仲間たちに冷やかされたりもします！かわいいですね）

みんな大好きちょっとエッチなドキドキお風呂ハプニング、あります！
「女の子より華奢じゃん。肌も白くて滑らかで……抱いたら折れちまいそうだ」
「筋肉凄い、さすが肉体労働者。あの腕に抱かれたらきっと、熱くてきつくて……」
そんなことを考えながらお互い意識しまくり、ドキドキしまくりです。この甘酸っぱさがたまりません……。

太陽の職場に差し入れを持っていく弓月はさながら内縁の妻のようです。職場の人々にもたいへん気に入られ、晴れてカップルになるのも時間の問題と思われました。

しかし、ふたりの間には大きな障害がありました。
弓月の実年齢はなんと88歳。そして彼は、もともとは普通の人間だったというのです。
時は1945年。家族とはぐれ、戦火の中を必死に逃げ回っていた弓月は、一人の怪しげな男に命を救われます。
その男こそが弓月が逃げ出してきた屋敷の主人こと、津守という吸血鬼でした。弓月は津守に拾われ、育てられます。
弓月の18歳の誕生日。津守は弓月の首筋に噛みつき、彼を不老不死の吸血鬼にして、純潔を奪いました。
そんな経緯で、弓月は人ではなくなってしまったのです。
弓月はそれをずっと後悔し続け、孤独を抱えながら生きていました。老いて死ぬこともできない。僕だけがこんな体で……。
涙をこぼす弓月を、太陽は力強く抱きしめます。
「一緒にいよう。オレと所帯を持ってくれ！」

不慣れで初々しい太陽を弓月は優しくリードしてくれます。
おわかりいただけますか？この「キュン」に母性が溢れているところを……。
ほっそりとした背中を覆う黒髪もポイントです。
長髪受け、服を脱いだときに長髪の魅力の真価が発揮されると言っても過言ではありません。
白くやわらかな肌、黒くて長い髪、華奢な体躯。
ここにすべてが詰まっています。詰まっていますよ、すべてが。

そして大正義騎乗位。
年上美人受けって、騎乗位の確率が高くないですか？わたわたと余裕のない年下攻めの上に乗ってくれる受け、最高です。ありがとうございます。

無事に初夜を終えたふたりですが、弓月はここでとっても大切なことに気付きます。
それは「どうやら弓月が食事として摂取することのできる液体は、血液には限らないらしい」ということでした。……もうおわかりですよね？そう、精液です。

赤い血と白い血、どっちが飲みたい～？もうっバカ！と、見ているこちらが照れてしまうようなイチャイチャっぷりを見せつける太陽と弓月。

あっ……あざとい……！！
肩からずり落ちるエプロンの紐、ほんのりと熱っぽい視線、そしてポニーテール……。

当然、朝からワッショイワッショイ大盛り上がりの様子。

新婚夫婦のように幸せいっぱいの太陽と弓月ですが、そう簡単に平穏はやってきません。
どうしても寿命差を意識してしまい胸を痛める弓月。
弓月を連れ戻すためにやってきた津守。
津守の攻撃で大怪我を負ってしまう太陽。
駆け込んだ先の病院、そのこ医者はなにやらわけありのようで、弓月は彼自身と……そして津守にとっても重要な、あるモノを手渡されるのでした。

人間と人外カップルが必ず直面する問題を、どう乗り越えるのでしょうか？
弓月に異常なほど執着する津守の心境とは？

弓月は津守の束縛から逃れることはできるのか？
人間と吸血鬼、やはり恋をすることはできないのか？
弓月とともに生きることを望む太陽の決断はどうなるのか？

彼らの行く末を、ぜひ見届けてください！

初々しくてかわいいカップルかと思いきや、実はわりとドロドロしていて重たく、ほんのりとメリバっぽい空気があります！
お互いにクソデカ感情を抱いているところもまた魅力ですね。