皆様こんにちは！
前回のコラムではねっとりみっちり懇々と「私はショタ攻めくんがメスお兄さんとの初恋を経て甘酸っぱい青春のひとときを過ごし、少しずつ大人になっていくのがとにかく好きなんです！」ということを語らせていただきました、メスお兄さんに執拗な執着を見せるメスお兄さん愛好家のリスちゃんと申します。

思えば人生の半分以上をオタクとして過ごし、メスお兄さんという癖〜ヘキ〜を抱えたまま現在に至ります。 メスお兄さんという概念に名前をつけたのはここ7〜8年ほど前のことなのですが、それ以前からも中性的で綺麗めな受けという存在に心を掻き乱され、人生をハチャメチャにされております。これはもう魂の業といっても過言ではないでしょう。

さて、今回のテーマは「Dom/Subユニバース」です。
○○バース系って最近やけに増えたけど、何がどう違うの？
オメガバースは知ってるけど、ドム？サブ？なんのこっちゃ？
そんな方もいらっしゃることでしょう。私もそうです。

Dom/Subユニバース。
すご〜く平たく言うと「支配する側」と「支配される側」といったところでしょうか。
オメガバースと同じく、第2の性別として扱われるDom、またはSub。
Domは支配をする側。
Subは支配をされる側。
といっても、Domが一方的にSubを虐げたり乱暴をしたりというわけではありません。あくまでも関係は対等。互いに支配を望む場合に限りマッチングすることが多いようです。
Domは「コマンド」を用いてSubを服従させることができます。
しかし、SubにはDomからの扱いに不服を覚えた際の「セーフワード」なるものも存在します。このセーフワードを発動させることによって、Domによる不当な支配から逃れることができるというわけです。

大変ざっくりとした説明になりましたが「DomはSubを支配する」「両者合意のもとで行われる」これだけ理解できればおおむねOKです！

いいですよね、支配関係。
攻めがDom、受けがSubでちょっとMっ気のある受けが攻めに服従をして悦んでしまうのも、受けがDom、攻めがSubで女王様と飼い犬のような関係を築くのも、両方おいしいですよね……！
メスお兄さん、両方似合うと思います。
普段は余裕なさげな年下の攻めくんを小悪魔の如く振り回し翻弄するメスお兄さんがSubで、ベッドでは攻めくんに支配されている……。
おっとりほんわか優しげに見えるメスお兄さんがDomで、Subの攻めくんをかわいいわんことして飼いならしている……そして攻めくんもそれに仄暗い快楽を覚えている……。どちらも最高です。

というわけで、今回のコラムではおすすめのDom/SubユニバースBLを紹介させていただきます！

社長は僕のいいなりです 【電子コミック限定特典付き】
• 著者：ことぶき
【Dom／Subユニバース】　実はドSな新入社員×ポンコツ流され社長のエロとろオフィスラブ！　ベンチャー企業の社長・佐藤は、実は人見知りでビビりな性格。社内の飲み会で飲みすぎて、新入社員の相原に介抱されていたはずが・・・いつのまにか手コキされてる!?　「社長ってSubですよね？」　彼に命令されると、もっと欲しくなる自分に気がついて・・・。
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人見知りながら、若き社長として日々奮闘する主人公の佐藤さん。
スマートな身のこなし、おだやかな人柄もあり社員からの人望も厚い彼のもとに、新入社員として一人の青年が挨拶にやってきました。
青年の名前は相原くん。元気ではつらつとした良い子ですが、佐藤社長は彼と会話を交わす中で、例えようのない違和感を抱きます。
屈託なく懐いてくる相原くんに話しかけられたり、軽く触れられたりするたびに胸が高鳴り、まともに顔を合わせることもできなくなってしまう始末……。ガード風の男、敷かれる赤絨毯。まるで御神輿のように恭しく運ばれてくるひとりの少年。

飲み会の席で、緊張をやわらげるために下戸のくせに深酒をしてしまった社長。ぐでんぐでんに酔っぱらって一人で帰ることもままならない様子。相原くんはチャンスを見逃しません。
「俺の家、ここから近いんです。よかったら休んでいきませんか？」
そう、お持ち帰りです。
人の家では落ち着いて眠れないから……と断ろうとする社長でしたが、なざぜか相原くんには逆らえさからえません。結局、言いなりのまま彼の家に連れていかれてしまいます。

靴を脱ぎ散らかし、ベッドにたどり着くことすらできないまま、玄関先で二人は抱き合います。相原くんに押し倒され、されるがままの状態でキスを受け入れつつ、下半身を弄られる社長。自分が今どこで何をしているのかすらあやふやです。
「社長……いいですか？」という彼の問いにも素直に従ってしまいます。
脚を開いて秘部を見せるように言われ、すんなりと受け入れている状況に思考が追いつきません。
混乱する社長に、相原くんはうれしそうに言いました。

そう、相原くんはDom。
そして、社長はSubだったのです。

相原くんに対してだけおかしな態度を取ってしまうのも、彼に命じられると言うことを聞いてしまうのも、DomとSubの関係だったからなのです。

相原くんに「あなたを心まで支配したくてたまらない」と言われ、とうとう社長は陥落しました。
相原くんに命じられるまま、「君が欲しい……」と懇願してしまいます。

何も考えられなくなるほど激しく抱き潰され、そのまま相原くんの家で朝を迎えるのでした。

一夜明け、平謝りする相原くん。
昨夜自分が働いた狼藉を思い返しクビも覚悟するほど思いつめた様子の彼に、社長は慌てて「いや、俺が悪酔いしたのが原因だし！」と慰めます。
無事和解する二人。しかし、相原くんは「これからはDomとして社長のお役に立てるように頑張ります！」とキラキラの笑顔。
断るに断れず、相原くんの家をあとにする社長なのでした（押しに弱いところがかわいいですね！）

その後、会社で顔を合わせてもいつもどおりの相原くんに、昨夜のことはきっとただの事故だったんだ！と楽観的に構える社長でしたが、平静を保とうとすればするほど相原くんのことを意識してしまいます。

相原くんは社長が彼を意識して発情していることにしっかり気づいていました。
自分のことは自分でなんとかすると言い張る、頑固な社長へのもどかしさが頂点に達した相原くんは、俺を頼ってくれと詰め寄ります。
Subへのコマンドを使用してまで、社長が何を求めているのかを知ろうとするのでした。

よりにもよって社長室で相原くんにとろとろにされてしまいます。
タイミングよくノックされる扉、どうか早く行ってくれと居留守を決め込み焦る社長に、相原くんは「待てません」と挿入をしてしまいます。
声を殺しながら必死な様子の社長がいじらしく、また、そんな社長にほんのりSっ気のある責め方をする相原くんがとっ……てもいいです。必見です。

行為の最中はDomらしく相手を支配し、やや強引なプレイを好む相原くん。しかし、通常時は人懐っこい笑顔の素朴でかわいい年下男子というところも非常に得点が高いです。花丸満点です！

こういった経緯で、社長と相原くんは単なる上司と部下だけではなく、DomとSubとしてのどこか爛れた関係を持つことになるのでした。

そんなある日、社長は取引先の若い男性と商談をします。快活で人当たりの良い彼の名前は鮫島さん。商談もスムーズに終わり、無事終了――……かと思いきや、突然鮫島さんの目の色が変わりました。
彼は、社長がSubであることを一瞬で見抜いてしまったのです。コマンドを使われて絶体絶命のその時、偶然やってきた相原くんが助けてくれました。
なにやらあまり良くない類の因縁がありそうな二人。大学の同級生というわりには険悪なムードでした。

いつになく深刻な表情を浮かべる相原くんによって、半ば無理やり屋上へ連行される社長。困惑する彼に、相原くんは言います。
「脱いでください」
……驚くべきことに、まっ昼間の屋上、誰に見られるかわからない状況で「脱げ」という理不尽なコマンドを発動させたのです。
さすがに難色を示す社長ですが、相原くんは真剣です。
どうやら先ほど鮫島さんに（アクシデントのせいとはいえ）社長というSubの存在が奪われてしまいそうになったことが大分堪えている様子。
社長は相原くんの独占欲、嫉妬にどこか心地よさを覚えてしまうのでした。戸惑いながらも、彼の言うことを聞いてしまいます……。

恥じらいながら一枚一枚スーツを脱いでいく様は、さながらストリップのようで艶っぽいです。
個人的に、この屋上での合体シーンが一番好きです！背徳感が最高のスパイスになっています。

しかし、そんな二人の逢瀬を不穏な影が覗いています……。

後日、再びやってきた鮫島さんに突きつけられたスマホの画面。どうやらSNSの画面のようですが……わかる人にはわかるであろう、社長の際どい場面の写真と、意味深な投稿文。
「相原がこれを投稿していました」と証言する鮫島さん。

動揺してしまった社長は、これ以降、相原くんと距離を置くことを決めるのでした。

異様なほど社長……というよりも「相原くんのモノ」に固執する鮫島さん。
社長はこのまま彼の所有物になってしまうのでしょうか？
相原くんとの関係は、拗れたまま修復できないのでしょうか？

社長は相原くんとどうなりたいのでしょうか……？
ぜひ、単行本で結末をご覧いただきたいです……！！

社長は僕のいいなりです 【電子コミック限定特典付き】
• 著者：ことぶき
【Dom／Subユニバース】　実はドSな新入社員×ポンコツ流され社長のエロとろオフィスラブ！　ベンチャー企業の社長・佐藤は、実は人見知りでビビりな性格。社内の飲み会で飲みすぎて、新入社員の相原に介抱されていたはずが・・・いつのまにか手コキされてる!?　「社長ってSubですよね？」　彼に命令されると、もっと欲しくなる自分に気がついて・・・。
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