リスちゃんのメスお兄さん研究所|嗚呼素晴らしき、親戚のキレイなお兄さん……。
皆様こんにちは!前回は、「大人同士の初恋、まどろっこしくて切なくて最高だ……!」というコラムを書かせていただきました、メスお兄さん愛好家のリスちゃんと申します。
突然ですが、皆様はおわかりですか?
メスお兄さんがメスお兄さんたる所以である大事な属性。
攻めくんより小柄?いいえ、攻めくんより背の高いメスお兄さんもいます。
幸が薄くて命が儚い?いいえ、もりもりごはんを食べてたくさん長生きをするメスお兄さんもいます。
答えは簡単。
それは「顔面偏差値がべらぼうに高いこと」です。
人間、誰しも美男美女が好きなものです。
異性同性に関わらず、見た目が美しい人を見ると眼福です。美人はそこにいるだけで人を癒やす……。そして狂わせる…………。
メスお兄さんという属性が付与されている時点で「美人である」ことは最低条件だとは思いますが、美人といっても種類はさまざま。
毒っ気の強い魔性のメスお兄さん、自分が美人であることを利用してビジネスに活かすやり手のメスお兄さんもいれば、美人の自覚なしにふらふら危なっかしいメスお兄さんもいます。
メスお兄さん=美人。
空は青い、海は広い、日は昇る。
そんなごく当たり前のことと同じく認識されている大切な要素のひとつです。全世界801315億人のメスお兄さん愛好家の共通認識ですね!
話のスケールがかなり壮大になってしまいましたが、今回はそんな「キレイなお兄さん」に人生の歯車を狂わされてしまう青年が主人公のBLをおすすめさせていただきます!
ちょっとぼんやりした性格の、ミステリアスでキレイなお兄さん。
そんなお兄さんの家へ居候をすることになった、大柄で世話焼きで生真面目な従兄弟の攻め。
鉄板の組み合わせですね。鬼に金棒、キレイなお兄さんに生真面目年下攻め。
さてさて、皆様にご紹介させていただきたい肝心の作品はこちらです!
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そんなにキレイじゃなくていい
「順平の気持ちに見合うほど キレイな人間じゃないよ…」
顔だけが取り柄でモデルをしているアキトは、
年下の従兄弟・順平を居候させることになった。
7年ぶりに再会した順平は、アキトの好みど真ん中の
ハイスペック男子に育っていて…
「小学生の頃からずっと好きだ」と順平から告白されたアキトは
軽率にセックスになだれこもうとするも、真面目な順平に断固拒否される!
順平のピュアな恋心は、アキトにはハードルが高すぎて…!?
生まれながらの美貌を活かし、モデルとして活躍中のアキト。中性的で年齢不詳、独特の雰囲気が評判を呼び、仕事は上々。
そんな彼ですが、プライベートでは意外とだらしがなくてダメ人間。へらへらとしたゆるい性格で世の中をうまく渡っている様子。
そんなアキトが一人暮らしをしている家へ、従兄弟の順平が居候することになります。
幼いころは小さくてかわいくて、アキトによく懐いているいたいけな少年でしたが……。
7年ぶりの再会。成長した順平はスラリとした長身のイケメンになっていました。
思わずアキトも「正直、どタイプなんだよなあ」と内心ときめきを隠せません。
そんな彼らが幼いころにした会話。
アキトのことが大好きだった順平は昔、アキトに愛の告白をしていたのでした。しかし、アキトのほうは順平をまるっきり子供扱いであっさりと振ってしまいました。
それとなくアキトが話題をふりますが、当の本人の順平は「あの時は子供だったから」と、どこか素っ気ない態度。
まだ自分のことを好きでいてくれてるだろうかと淡い期待を抱いていたアキトは、ほんの少しだけ落胆します。
こうして従兄弟同士の同居生活が幕を開けました。
家事が得意な順平のおかげでアキトの生活の質は各段に向上します。
世話焼きで生真面目な年下の従兄弟に尽くされて、至れり尽くせりです。
ただひとつ問題があるとすれば、それは「アキトに接する際の順平の距離が異常に近い」ということでした。
声の低さ、手の大きさ、骨の太さなどに「男」を意識してしまい、アキトは毎日がドキドキです。
そんな悩みを、本人に言えるはずもありません。
では誰に愚痴るのか?実はアキトにはセフレがいます。元同級生で現在はアキトのマネージャーとして仕事を共にしている男性。そして、アキトの写真を誰よりも完璧に撮影することのできる彼の名前は向井。
アキトは不定期に向井に抱かれています。もちろん、真面目な順平には秘密です。
向井の助言で、アキトは順平のことを大きな犬だと思って生活をするようになりました。
作戦は大成功。無駄に意識をすることもなくなり、アキトは上機嫌です。
しかしある晩、アキトが順平に抱きついてよしよしなでなでをすることで、順平の中の何かがぷっつんと切れてしまいます。
息を荒げ、顔を紅潮させ、真剣な表情でアキトをその場に押し倒す順平。
そうです。順平はまだ、アキトのことが大好きで仕方がないのです。
この図、まるで「待て」ができないわんこのようでかわいいです。かわいすぎます!
順平は子供の頃から一途にアキトのことを想い続けていました。
告白のタイミングをずっと伺っていましたが、突然抱き付かれて動転して押し倒しながら想いを吐露してしまった……と語る順平に、満更でもなさそうなアキト。
「じゃあ……する?」と誘いますが、順平の答えはまさかのNO。
きちんと段階を踏んで清く正しい真面目な交際がしたいと曇りなき眼で語る若者を前に、爛れた性生活を送っている駄目な大人のアキトは「えっと……ちょっと考えさせて」と返事を保留にするのでした。
一方、一世一代の告白を保留させられてしまった側の順平はというと、「子供だと思われて相手にされていないのではないだろうか」と悩んではぐるぐるしています。
アキトが順平に対して「距離が近すぎる」と思っていたのと同時に、順平はアキトに対して「警戒心がなさすぎる」と思っていたのです。
ある日、順平はアキトが自宅に向井を招き入れている現場に遭遇します。
マネージャーというにはあまりにも濃密そうなふたりの関係を怪しむ順平。
どんな関係なのかと尋ねてもアキトは煙に巻くばかり。痺れを切らした彼は、もらった名刺で向井に連絡を取り、一対一で話をすることに。
順平は、アキトと向井がセフレ関係にあることを知ってしまいます。
「不誠実だ」とアキトを責める順平でしたが、アキトから「付き合ってるわけでもないのに、文句言われる筋合いない」と拒絶され、とうとう腹を立ててしまうのでした……。
その日以来、順平に距離を置かれるようになったアキトのコンディションは決して良いとは言えない状態になりました。
話しかけれも不愛想な順平にやきもきして、ぐでぐでになるまで泥酔してしまいます。
そんなアキトをやはり放っておけない順平。律儀に布団へ連れて行こうとしますが、酔っぱらってふにゃふにゃのアキトに誘われ、その色香にあえなく敗北。
我慢できず、なし崩し的に体を繋げてしまいました。
年上のキレイなお兄さんは、攻めくんの上に乗ってリードしてくれるものですよね!(個人差があります)
翌朝、テーブルの上に「一人で考えたい。しばらく帰らない」という書置きを残し、順平が家を出て行ってしまいました。
電話も通じず、行先もわからない。いつ帰るのかも不明。
アキトは落ち込みました。仕事に支障をきたすほどに。
自分の行いを反省し、一人で考え込むアキト。衝動的に順平の大学へ足を運びますが、せっかく見つけた順平と目が合った瞬間、怖くなって逃げてしまいました。
果たしてふたりは無事に結ばれるか?
潔癖すぎる順平と、ふらふらと自由気ままなアキトの恋愛観のすれ違いは、どう解決するのか?
経験豊富な年上のアキトに振り回されっぱなしだったはずの順平のかわいい反撃、どうしてこんな展開になったのか――……!?
この続きは、ぜひ本編で見届けていただきたいです!
順平の同級生の女の子たちに露骨なけん制をするアキトの意外な余裕のなさや……(ちなみにこのときの順平は「子供扱いされた」と思っています)
えっちなおにいさんによるスキンシップ……みんな大好きちょっとエッチなドキドキお風呂ハプニングを、本編で確かめてください!
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そんなにキレイじゃなくていい
「順平の気持ちに見合うほど キレイな人間じゃないよ…」
顔だけが取り柄でモデルをしているアキトは、
年下の従兄弟・順平を居候させることになった。
7年ぶりに再会した順平は、アキトの好みど真ん中の
ハイスペック男子に育っていて…
「小学生の頃からずっと好きだ」と順平から告白されたアキトは
軽率にセックスになだれこもうとするも、真面目な順平に断固拒否される!
順平のピュアな恋心は、アキトにはハードルが高すぎて…!?
いかがでしたか?
La Roseraieでは、実兄弟や従兄弟同士、義兄弟などいろいろな関係性のBLを多数取り揃えております。
血のつながった兄弟のBLが大好きな方も、血がつながっていなくても兄弟同然の育った二人のエモい関係性がお好きな方も、従兄弟同士や親戚、「近所のお兄さん」などの微妙な距離感が大好物の方も、皆様が大満足していただける豊富なラインナップです!
ぜひLa Roseraieで探してみてください!
それでは、次回のコラムでまたお会いしましょう。
筆者
リスちゃん
メスお兄さんと美少年と年下ワンコ攻めが性癖の、メスお兄さんをこよなく愛するBLオタク。メスお兄さんをすぐ座敷牢に入れる。創作BLも手掛け、X(旧Twitter)のフォロワーは1.5万を超えるメスお兄さんの伝道師。