著者「伊郷ルウ」の検索結果
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華やかな街全体が、冷たく澄んだ空気に包まれる1月のパリ──。オートクチュール・コレクションを撮影していたフリーカメラマンの己邦は、着飾った招待客の中で異彩を放つ美丈夫に目を奪われる。薄茶色の肌に純白の民族衣装を纏うその男は、バジャール国の第三王子・ジャファル。数日後、とある事情でジャファルのパリの屋敷を訪ねた己邦は、いきなりバジャールへと招かれて……!? 冬のパリと灼熱の国を舞台に奏でられるゴージャスな求愛シンフォニーv※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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早逝した父親に代わり、22歳の若さでベルンハルト家の当主となった伶也。その傍らには、父の代から執事として仕えるヴォルフガングの姿がある。実は伶也は、幼い頃から彼に秘かな想いを寄せているのだが、ヴォルフは優しいだけでどこかよそよそしい。その態度に苛立ち、父との時のように自分にも親密に接して欲しいと願ったことから、彼の一面を知ることになり――!?
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汀国の第三皇子・青嵐は、国を救うための大事な書簡を父王より託され、友好国の享国を訪れていた。ところがその内容は、援助に対する見返りとして、自分を享国の皇帝・龍雪に差し出すという信じがたいものだった。男でありながら後宮入りを命じられた青嵐は抗うも、祖国のため涙をのんで従う。そうして囚れの身となっても決して皇帝に靡こうとしない青嵐に対し、宦官たちは妃になるための屈辱的な調教を始めて──!?
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日本人初のマタドールを取材するためスペインを訪れたカメラマンの祐也は、路地で迷っていたところを、日本語を話す派手な男に助けられる。そのままバルで一緒飲むことになり、実は闘牛は残酷に思えて苦手なのだと話すと、ムッとした様子の男から、闘牛を見て感動するかどうか『賭』をしようと持ちかけられる。負けたら相手の言うことをなんでもきくという条件をのんでしまった祐也が、翌日闘牛場に取材に訪れると――!?
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音楽雑誌記者の智嗣は、贅沢なスイートルームのソファで、ピアニストの聖志と向き合っていた。若干25歳にして〈皇帝〉と呼ばれる聖志は、確かな実力に加えて、その端麗な容姿と華やかさで絶対な人気を誇っている。2人きりで話せるめったにない機会を逃すわけにはいかないと、智嗣はだれも成功したことのない単独インタビューを頼み込んだ。すると、1週間のあいだ聖志を楽しませれば応じようと持ちかけられる。容易く思えた条件だったが、突然服を脱ぐよう命じられ――!?
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デパートの企画推進室に所属する彰広は、絵画などの個展を企画するのが仕事。今は、ミラノに住む新進気鋭の彫刻家・瀬島リュウを訪ねるところだ。実は、彰広は大学院生時代に瀬島とつきあっていた。けれど、瀬島に芸術家になるための留学のチャンスがやってきた時、惹かれ合いながらも別れたのだ。3年振りの瀬島との再会。不安と、…期待を抱いた彰広がマンションに着くと、そこには瀬島と仲睦まじげな青年の姿があってー!?
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舞台では聞いたことがない可愛い声だね
異例の主演に抜擢された新人俳優・桜澤朝陽。
だが裏には、劇場支配人・中條寺近衛と演出家・小早川志貴の
恋の鞘当てがあって……
桜澤朝陽は舞台オーディションで、異例のダブルキャストとして主演に抜擢される。夢にまで見た念願の主役決定の知らせに、喜ぶ桜澤。だが裏には、一途に桜澤を思う劇場支配人・中條寺近衛と、遊びだと言って憚らない演出家・小早川志貴の駆け引きがあった。二人はそれぞれの思惑を隠しながら、桜澤に急接近していく。「なんで僕なんだ?」小早川からは直情的にキスをされ、中條寺からは控えめながらも情熱的に思いを伝えられ…。初心な桜澤は心揺らすばかりだったが―― -
勤務先の会社が倒産し、ペットショップでアルバイトをしていた千裕の前に現れたのは、売れっ子の美形恋愛小説家・桐嶋玲音。大きな猫を10匹も飼っている玲音に見初められ、千裕は世話役として彼の屋敷に住み込むことになった。猫好きの飼い主と猫たちと、楽しく暮らしていたが、玲音の裏の顔は実は官能小説家!千裕は、立ち入り禁止の秘密の部屋に入ってしまったために、大量に置いてあるアダルトグッズでお仕置きされてしまって…!?
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カメラマンの和隆が撮影旅行中に出会ったのは、古城の主・ルーファス。「絶対服従」を条件に城の撮影を許可されたが、彼が求めたのは和隆のカラダだった───!類まれなる美貌をもつルーファスは、和隆を押さえつけ、従属を強要する。執事の秋庭にまで拘束の手伝いをさせ、革ベルトで繋ぎ、地下牢に閉じ込めるのだ。そして和隆は、生理的な欲求に耐えられず、懇願の言葉を口に乗せてしまう。しかし、同じ時間を共有するうちに、純粋で真摯な一面も見せるルーファスに戸惑いを覚え…。
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古城の維持費に困窮した若き城主・テオドールの借金の肩代わりを申し出てくれたのは、常連客でアンティークショップの経営者・蜂須賀。不本意ながらも好意に甘えてしまったテオは、その夜、礼を言いに蜂須賀の部屋を訪れる。しかし、些細な言い合いから、「その身体で支払うとでも?」と融資と引き換えの条件を出された。憧れていた優しい彼が豹変し、ひどい言葉でテオを詰り身体を要求してきて…。取引に逆らえない自分を許せなく思うも、身体は快楽に溺れていく…切ない服従愛。
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「オーナーのために人間になる!」 のどかな田舎のペンションに、バイト募集でやって来たタロウは高校生ぐらいの男の子。その正体は、ペンションオーナーの北城が助けた子ダヌキだった! 人間界のことは何もわからず、掃除機の音にへっぴり腰になりながらも、恩返しをしたい一心でペンションの仕事を頑張っているタロウ。夜はひとり寝が恐いと北城のベッドに潜り込むが、ある夜、雷に驚いて耳としっぽが出てしまって!?
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仕事以外は一切だめだめな翻訳家・篠宮は、ずっと自分の世話を焼いてくれている鷹澤が大好き。格好よくて優しくて、仕事もできるイイ男。でも……両想いのはずなのに、どうして触ってくれないの? こっちはいつでも準備万端なのに――そんな中、篠宮が偶然手に入れたのは、即効性の媚薬入りお菓子! これでようやく鷹澤とHできる♪ 計画は成功し、待ち焦がれた初体験――想像を超える快感に、戸惑いと幸せを感じる篠宮だったが…!?
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「俺の下でどう啼くのか―――見てみたい」バーのオーナーをしている天海は、恋人を亡くしてから恋愛とは疎遠の日々を過ごしている。頻繁に店に訪れる探偵・杉崎に口説かれ続けても、酔った客の冗談だろうと笑顔であしらっていた。第一、彼と自分とではどうもなりようがない。――いくら魅力的な男だろうと。天海も杉崎も、相手を「抱きたい」側だからだ。それなのに「試してみればいいだろう?」と杉崎は強引に押し倒してきて……!?
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初対面は、最低最悪。有名グリーンコーディネーターのもとで働く見習いの悠吏は、仕事先のホテルの支配人・小笠原和磨が気に食わない! 横柄な態度につい噛み付いてしまうが、小笠原の自宅マンションをコーディネートすることになり……。しかし、小笠原は打ち合わせの最中、突然キスをしてきた! 押し倒され、イカされてしまった悠吏は、もう二度と小笠原に会わないと誓うけれど、何故か彼のことが頭から離れなくて――。気の強い猫のような悠吏と、傲慢な小笠原。「嫌い」は「好き」に変わるのか?
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若くして天才パティシエとして名高く、しかもその美貌でも人気を集めている青葉。ある日、スイーツの甘い香り漂う青葉の店には似合わない客がやってきた。スーツをびしっと着こなす大男が一人。大企業の社長秘書だという彼・凜太郎は、なぜか青葉を気に入り、ことあるごとに口説いてくる。甘く愛の言葉をつむぐ凜太郎に、はじめは嫌悪感を抱いていたが、不思議とほだされかけてきてしまい……。でも急に押し倒してくる強引な凜太郎のアプローチに青葉は……!?
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新人アナウンサーの英俊は、料理番組のアシスタントに抜擢された。講師としてやってきたのは、料理学校に勤める花房亮一郎。華麗な身のこなしと少々気障な挨拶で奥様方を虜にする亮一郎だが、実はゲイ。過剰なスキンシップに眉をひそめつつ「俺に下心があるのか」と英俊が問うと、甘い言葉で口説いてくるのと同時に腰を抱かれ、唇を奪われた……! 新人アナウンサーは美形シェフに料理されてしまうのか?
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くまのエプロンが似合い、童顔で優しく、園児にも大人気の麻己先生。大好きな幼稚園での仕事に幸せを感じていたある日、幼稚園を経営する寺の次男で幼馴染みの伽正と再会し、迫られてしまい大困惑! 恋愛経験が乏しくHも未経験の麻己はアプローチに戸惑うものの、びっくりするほどいい男に成長した伽正にドキドキが止まらない!? 触れられても拒めず、気持ちよくなってしまい……年下男の本気に振り回される、純粋で天然な麻己先生の恋の行方は――?
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「俺のために朝食を作ってくれるか?」料理屋を営む那幹(なみき)は、昼にはオフィス街の出張弁当屋もやっている。客で偏食家の津多夏彦(つだなつひこ)が気になり、なんとか美味しいものを食べさせてあげたいと料理の工夫をしていたところ、いきなり告白され、同居を持ちかけられてしまった……! こんなに尽くそうと思うのは、自分も彼のことが好き――? 勢いで申し出を受け入れてしまった那幹。実直だけど突飛なところもある津多と、たどたどしくも同棲生活をスタートさせるけれど、熱い告白とはうらはらに、津多は一向に手を出してこなくて……?
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恋の百戦錬磨を自負する獣医の都築(つづき)は、ある日クリニックにやってきた16歳も年下の二宮大祐(にのみやだいすけ)に、突然告白されてしまった! 大人の余裕であしらっていたけれど、彼の情熱に引き込まれるようにカラダを開き、拙くも官能的なセックスに溺れそうになる。こんなに年の差のある相手に……と後悔し、大祐が自分にこれ以上近づかないよう酷い言葉を投げつけるが、それでも彼は素直に「好きだ」と口にしてくる。場数は踏んでいるのに本気で愛されたことのなかった都築は、年下の情熱に翻弄されて……。
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夜景を見ながら、幾度となく繰り返される情事――その行為に、愛はないはずだった。…「契約愛人」だから。ファッションブランドの社長・ジュリオの秘書をしている晃継は、昼間は実直な秘書、夜はジュリオとベッドをともにする愛人だ。しかし、他の男たちへの関心を隠そうとはしないジュリオの惚れっぽさに、なぜか晃継は不快感を覚えるようになり…。彼とは、金だけの関係。彼を愛してしまったらこの関係は終わってしまう――。嫉妬に焦がれる大人のかけひき――身体から始まるアダルトラブ。
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高級マンションでワインを飲み、ベッドへ――わかってる、彼とは「セフレ」…。モデルのマネージャーをしている遥佳は、別事務所社長・奈良橋漣と週末ごとに身体を重ねる仲。しかし、奈良橋は遥佳も憧れていた元トップモデルで交友関係も派手。セフレの領分を超えまいと、遥佳は好きな気持ちを打ち明けることができずにいる。――捨てられるのは怖い、でも捨てられるなら自分から離れてしまいたい。思い悩む遥佳は…。大人の恋のすれ違い――洗練された男たちの不器用なアダルトラブ。
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田舎でペンションを営む佑也は、明るくて可愛らしい働き者。二十数年恋もせずに育ってきたが、都会からやってきた陶芸家・矢津川多門に心惹かれた。しかし矢津川は寡黙で気むずかしく、人を寄せ付けない。真っ白な飼い犬だけが彼の癒しだと思っていたら、パトロンだという人物には心を許しているようで…。田舎の青年は初めての恋に戸惑い、人嫌いの大人は純真な若者に戸惑う。アンバランスなアダルトラブ。
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食品会社の研究所に所属する伊吹は、トマトの品種改良のため、山間部にある農家を訪れた。農家の長男・大迫太陽は、明るく純朴な好青年。好意を持った太陽に真正面から迫られ、振り回されて疲れる伊吹だが、次第に惹かれてゆく…。
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祖父母を亡くし、ひとり古民家で暮らすファンタジーノベル作家の颯壱。寂しい日々を泣いて暮らしていたところ、村の祠に祀られている銀狐・月光が現れ、「寂しいのなら一緒にいてやろう」と言われる。しかしある夜、酒を飲んだ月光は颯壱にキスし、押し倒してきて…。
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恋はたくさんしてきた。なのにどうしてあんな男に…。アスアド航空国際線パーサーの瑞紀は、担当するファーストクラスの乗客で有名建築デザイナーの柄澤に口説かれ、その唇に溺れてしまう。彼の左手薬指の指輪に気がつきながら…。自分とのことは明らかな遊び。不誠実で、傲慢で、勝手な男のはずなのに、それでも瑞紀は彼に惹かれ、本気になってしまい――。ワインと甘い口説き文句に酔いしれる恋は、ファーストクラスではじまる。
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販売企画部の新入社員・深幸は、初仕事で出会った十歳年上のデザイナー・佐伯に一目惚れ。勢いでいきなり告白した深幸だったが、「自分にふさわしい大人の男になったら考えてやる」と告げられてしまう…。しかし、一心不乱に、佐伯に釣り合う大人の男を目指す深幸に、いつしか佐伯の見る目も変わってきて…。
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大手不動産会社に勤める志藤由希也は、駅前商業施設向けの新規飲食店テナントを探していた。由希也が目玉にと考えていたのは、人気のイタリアンレストラン。オーナーの結城敬一郎に、ぜひ出店を検討してもらおうと、由希也は店を訪れる。しかし客を装っての偵察がバレてしまい結城の態度が一転! 出店契約の条件に、由希也に身体を差し出せと言ってきて…。
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「勇豪とひとつになりたいんだ…」。偶然見かけた美しい陶器に魅入られた朝永勇豪は、自身が編集する雑誌でその陶器を紹介しようと、作者である桜坂龍遙を探し出す。しかし、龍遙は人間国宝級の陶芸家・龍迅の孫で、未だ作品発表を祖父から許されておらず、彼の生活はすべて祖父の管理下におかれていた。龍遙の美貌と才能に惚れ込んだ勇豪は祖父から独立させるため、彼を支援しはじめるが…。
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一夜限りの相手だったはずの広瀬誠一と、仕事で再会した真田路也は、身体だけでなく心を通わせ恋人同士になった。幸せな日々を送る路也だったが、ある日、他社からヘッドハンティングされている上司から、一緒に転職しないかと誘いを受ける。逡巡する路也に対し、上司は誠一との関係を持ち出し脅しをかけてきて…!?
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真田路也は、一夜限りの相手・広瀬誠一に職場で再会して狼狽える。誠一は、路也の会社が新たに手がける商品のデザイナーだった! 保身のため十歳も年下の誠一に「あれはただの遊びだった」と言い放つ路也だが、「また抱かれなければ会社にバラす」と逆に脅されてしまう。従うしかない路也だったが、いざ再び抱かれてみると我を忘れるほどの快感に思わず…。
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